神人の血を守る、と言うラインで、笹宮兄妹のインセストタブー問題になだれ込むのかと思ったのだが、衆道に行った。最後はもやっとするが、文体が嫌いではないので楽しめた。これ、映画(かドラマ)にしたら面白そう。キャスト考えて楽しむ。次、どの作品を読むか考え中。
奥泉光雪の階読了。全体としては『春の雪』三島感。終盤の笹宮兄の手紙は漱石『こころ』(の先生の手紙)へのオマージュか。惟佐子、千代子の造型は魅力的で対比も面白い。1936.2.24の日付あたりから、くるぞくるぞ(二・二六)みたいなどきどき後、意外とあっさり終了。笹宮弟どうなった??