先日はグレ🐈の記事を沢山読んでくださりありがとうございます。 私はYouTubeの耳活をきっかけに今日はプチ大掃除しております。 これでもかと捨てまくり拭きまくってます。 子どもたちが冬休みに入る前には終わらせたい=休みに入ると何もできないので頑張ります。私は今週も峠です。
【感想】追憶の烏 空白の20年に何があったか。冷酷な雪哉になぜなったのかがここで分かる。 この物語は壮大な歴史書を行ったり来たりして紡いでゆくんだと分かってきた。 どの時代でも主人公は魅力的で過去の行動が読みながら理解できる。それも楽しみのひとつだ。
【感想】牡丹灯篭 ゼミでこれを元にしたシナリオを書いてきた人がいた。幽霊ではなくバーチャル空間の彼女に骨抜きにされ、現実世界で餓死する話し。なるほど。バーチャルかと創作意欲に火がついた。 そういやインプットの為にオーディブルを聴きまくっていたがアウトプットしろと尻を叩き始めたよ。
【感想】烏の緑羽 八咫烏シリーズ11作目。 若い路近とのやり取りは全て禅問答だった。人の道理を教え諭す長々と続くその問答はこちらまで訳が分からなくなる。 大人が子供を育てるのは確かに身を削る事だ。清賢の愛は深かった。 何よりこの問答を創作した作者は若かった筈。畏れ慄いてしまった。
【感想】殿様を襲った「明治」の大事件 維新で職を無くした侍の紹介。目次に相馬藩と伊達藩があり興味を持った。祖母宅は相馬中村藩の城下町。さてどんな殿様かと読めば、まるでワイドショー。統合失調症とは当時はさぞ生きづらかったろう。伊達藩は分家の亘理。こんな凄い人物がいたなんて感動した!
【感想】弥栄の烏 これは前巻「玉依姫」の金烏側の物語。 なのになのにラスト、「雪哉ぁぁぁ!お前どうしちまったんだ!」と叫びたくなった。雪哉目線の物語(本)は後のどれかにあるだろう。しっかりそこで雪哉の心を知りたい。だって、雪哉は最後に涙を流したんだもん。雪哉の葛藤を読みたくなった
【感想】偉大なる、しゅららぼん 鹿男に次ぐこちら。万城目氏の世界にハマりそうだ。 想像以上のファンタジーはどうやって思い付くのだろう。ナレータが発声する「しゅらら…ぼん!」がとにかく好きだ。あと源爺の船を漕ぐ声も。 とてつもない方向へ物語は進み、ラストはトキメキが止まらなかった。
【感想】光圀伝・上 平安時代の物語(冲方丁)が面白いと話したら、ゼミ仲間に勧められ読み始めた。 で、光圀のイメージはすっかり変わる。自分的には素戔嗚尊みたいだ。 荒ぶる青年時代を過ごし、失敗を経て学問と出会う。人生をかけて問うものもある。 コレを題材に習作としてシナリオ書こうかな
【感想】玉依姫 空棺の烏から続く八咫烏物語第5巻。神道の神話がベースで、古事記好きにはたまらなく、のめり込んだ。神話の神々は人間臭く、それが魅力のひとつだ。光には影がある様に荒御魂と和御魂(ニギミタマ)についても描かれている。分霊とか天狗と人間の違いとか、作者の知識に舌を巻いた。
【感想】光圀伝・下 紋太夫の殺害理由がラスト明らかに。水戸藩の運命と絡めるのは流石だが、水戸学の基礎を作る時点で何となく分かっちゃった。 今なら皆が知る大政奉還だが、その「皆が知る」という現代の教養を当時の光圀が知ったらさぞ歓喜したかも。何よりラスト「稽古しよう!」がジンときた
【感想】烏百花・蛍の章 2本目のスピンオフ小説。怪我をしたスミオと真赭の薄のその後にキュンとくる。 ラスト一節「諦めましたよ どう諦めた 諦め切れぬと諦めた」(初代都々逸坊扇歌)が胸に刺さり、扇歌の都々逸をググって読んだ。 この本は私に都々逸の面白さを教えてくれた本になった。
【感想】大学教授こそこそ日記 また日記シリーズに戻る。コレやっぱり好きだ。気付くと少しづつ増えている。今回の大学教授も日記シリーズを読み奮起したそう。教授の仕事も大変だった。楽な仕事など世の中にはない。几帳面に仕事に向き合う姿に勇気も貰う。奥方を亡くした辺りはこちらも辛くなった。
【感想】五瓣の椿 通俗小説と云う言葉を知った。これが通俗なら芸術的とはどんな作品を指すのだろう。 本作は何度もドラマ化されたらしい。ついつい通俗は悪い意味に聞こえてしまうがこれは面白かった。時代劇に良くある、誠の心を貫く話しだ。現代では、復讐で人を殺すのは流行らない。そこが通俗か
【感想】私が先生を殺した 避難訓練を軸に複数の人物目線で語られ真実を炙り出す。映画「怪物」と同じ手法だが、誰にでもある人間臭さや苦悩があれば共感できるのだけど、この作品には自己中な人物によって真面目な主人公が苦しむので、読了してモヤッとした。残念で悔しくなったのは作品の罠なのかな
【感想】わたしに会いたい 人生で一大事が起きた時人はどうなるか。受け入れるには時間がかかり、誰かを恨み攻撃し自分も傷つけたりするだろう。シナリオを学ぶ様になって苦しい時ほどネタにしてやると思う様になった。そうすれば客観視し冷静になれる。作者の乳がんもきっとそれなんだなと思えた。
【感想】むらさきのスカートの女 不思議な不思議な物語だった。始め、変なのは紫だと思ったが黄色の方が変だった。というか、紫を取り巻く皆が変。黄色目線の語りなので、黄色の欲目が入り交じっている。ラストに全て分かるコレは ラジオドラマ向けではないか? 物語にはこういう手法もアリなんだな
【感想】殺した夫が帰ってきました 複雑で巧みに謎を仕込んだ物語だが、主人公の設定は社会問題を都合良く当てはめた様に感じた。軽々しく創作のネタにするなよと不快感が湧く。 とは言え後半から謎が解かれる気持ち良さはある。主人公の真実は想定外で、巧妙に物語を成立させる作家の力技を感じた。
【感想】月と日の后・下 一気に読んだ。史実に忠実だからか後半は歴史の教科書とも思えたが、あの幼く心を閉ざしていた彰子が国母となり、彰子を中心に政が動くのは清々しかった。彰子は実は努力家だったのだ。 とはいえ近親婚を繰り返し、王子女がいないだけで権勢が左右されるのは、ため息が出る。
【感想】望月の烏 うう、全巻読み終えてしまった。なのにまだ続く。源氏物語や三国志の様に壮大な物語なのだ。 山内が滅ぶのは山神が弱っただけではない。身分格差が不満や疑問となる。その歪みに外界の知識や常識が染み込んでくる。革命は怒りが爆発するから起きる。次が楽しみだ。早く次が読みたい
【感想】烏は主を選ばない 以前「烏に単は似合わない」 とこれの2冊を読み感動した。で、本屋でまた新しいシリーズを見つけた。いつの間にか何冊も出ており子供らは皆知っていて説明され、負けたと思った。オーディブルでシリーズ第2部4巻まで出ていたのでとりま最初から聞き直す。制覇するぞぃ!
【感想】黄金の烏 人気の八咫烏シリーズ。3巻目のここまでがアニメになっている。アマプラで観れると子どもから教わり、イッキ見してしまった。フラフラだ。ほぼ徹夜よ。ますますハマり次へ進む。
【感想】言葉の園のお菓子番 連句の話し、祖母の話し、仕事の話しと物語の軸はどこにあるのか良く分からなかった。長セリフも気になる。全て説明セリフなのだ。読み手が心情を想像し消化する隙もない。書き手の押し売りで、シナリオではご法度だ。 とはいえ連句の良さは伝わる。皆優しい人達だった。