神山典士

社員の幸せを創る経営

昨日に引き続き、長府工産の社長である 伊奈紀道氏の「奇跡のストーリー」を 追ったノンフィクションを紹介する。 ポイントが二つあると感じており、 一つ目として昨日挙げたのが、 長府工産を従前の「営業」体質から 「マーケティング」体質へと見事に 転換された点であった。 今日は二つ目のポイン…

長府工産という無名の一流企業

「CHOFU」というロゴが、 家の裏手などに設置されている ボイラーの類に書かれているのを 見たことがある人も多いと思う。 これは、長府製作所のロゴ。 東証一部上場、下関市に本社を置く、 給湯機器や空調機器など、住宅設備 機器の製造販売メーカーだ。 その長府製作所の元社員が起こした 長府工産…

自立した上で、自律した人材になる

小杉俊哉さんと神山典士さんの共著 『組織に頼らず生きる』を、 先日のエントリーで紹介した。 紹介した時点では全部読み切って いなかったのだが、その後読み終えたのと、 小杉さんの別の著書を昨日読んだので、 まとめて備忘録的にメモを残しておきたい。 上記のエントリーでは、 「ワーク・ライフ…

生まれと育ちが一生をかなりの程度左右する

これは、正月に飲んだワインのラベル。 オーストラリアの、比較的有名な ブランド、Jacob’s Creek である。 シラーズというブドウ品種が最近の お気に入りで、いきおいオーストラリア ワインを頂くことが多くなる。 ワインには様々な個性がある。 どんな土地で採れたブドウか? ブドウの品種は何か?…

ワーク・ライフ・インテグレーション

「ワーク・ライフ・バランス」の コンセプトが叫ばれて久しい。 今更その中身について説明する必要も ない位、誰もが内容を理解していると 思える。 調べてみたら、 2007年の「骨太の方針」に盛り込まれ、 同年に「憲章」の制定へと至っている。 その頃には既に、一般的な用語に なっていたということ…

“元ゴーストライター”作曲家・新垣隆さんがコロナ禍で「オンライン音楽大学」を設立し…

インタビュー&文・神山典士(ノンフィクション作家) 新垣さんが「学長」の音大って? 作曲家でピアニスト。老舗音楽大学の非常勤講師として教壇に立つ傍ら、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音がプロデュースする人気ポップバンド「ジェニーハイ」のメンバーとしてステージにも立つ――。 新垣隆(49…

アーティストとして認められる社会環境について

いよいよ3番目の自立の条件についてお話します。 1番目と2番目を可能にさせる社会環境についてです。 江戸も中期を過ぎると町人たちの経済活動が盛んになり、 100万人の人口を抱える世界でも屈指の大都市になりました。 信長や秀吉による経済的インフラの改革が、 徳川の時代に実を結び鎖国によって熟…

アーティストと認められる前、絵師はかつてイラストレーターだった。 #リスクと版元

今日は、北斎という絵師が「職人ではなく、アーティストとして認められる2つ目の条件」についてお話ししたいと思います。 前回、アーティストとして認められるには3つの自立に関する条件についてお話ししました。 1.作品の表現つまり画題と画法を自身で決められる「自立」 2.生活のための収入が自足…

アーティストとして認められるための1つ目の条件とは?

今日は、アーティストについてお話ししたいと思います。 近現代の資本主義社会において、 アーティストとして認められるには3つの自立に関する条件があります。 1.作品の表現つまり画題と画法を自身で決められる「自立」 2.生活のための収入が自足していて制作を続けられる「自立」 3.以上の2つの…