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否応なしに動き出す3人の時間

ひとときのありふれた日常、愛おしく輝き

短い時間の長い瞬間 (最終話)

日常の片隅にある、迷いの世界で

進む時間と停滞する時間の交差点

さまよう手、春の終わりに。

愛のかけらもない、逃避行

うわべだけのパラドクス

散ると知りながら咲くことを恐れない

失われた世界への悲しみがとまらない

曇天の空の下、きっとここが分かれ道

あふれんばかりの奇妙でわがままな願望

再会の合図は不確かな事情により

失われた世界について止まらない悲しみ

忍従せざるを得ない不機嫌な人生

頭の中を占拠する悪たちの夜のはじまり

わずかな絶望に、わずかな狂気を

それは恐るべき時間の始まりにほかならぬ

またひとつ別の時空が動き始める

確信に基づくささやかな堕落