子産

故事に学ぶ日本学術会議問題

 ご訪問ありがとうございます。

 前回,日本学術会議の会員任命拒否について,法的側面からの雑感を述べさせていただきました。他方,適法不適法とは別に,当不当の問題は別にあり得るであろうことも指摘させていただいておりました。
 今回は,この,当不当という問題について,少しだけ私見を示させていただきます。

 このブログでは,はばかりながら,中国の古代政治家である公孫僑こと子産のお名前を借りております

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新進気鋭

 子産が政治を開始した一年目(前543年~前542年)に、人民はこう歌った。
「我の衣冠(税)を奪って、これを蓄え、我等の田地を奪って、伍(五人組)に替えやがった!子産を殺害する者がいれば、私もそれに協力しよう!!!」
 しかし、三年後(前540年)、人民はこう歌うようになった。
「我等には子弟がおり、子産が教導して下さる。我等には田地があり、子産が増産させて下さる。もし子産が亡くなったら、誰が跡

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「楽則能久」と「好きなことで、生きていく」

「座右の銘は何ですか?」と聞かれたら、私は「楽則能久」と答えます。

「楽しければ永続きできる」という意味ですが、それだけだと遊びほうけているキリギリスが得をするような印象を受けてしまいそうですので、長めに説明してみます。

この「楽則能久」という言葉は、古代中国春秋時代を記録した「春秋左氏伝」に出てきます。「春秋左氏伝」という書物は、「春秋」(作者は孔子とされています)という歴史書に、後で左丘明

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・子産(上下巻:完結)

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古代中国で大火事その意外な消火方法とは?

 身近な災害で人命を奪う事もある火事、その歴史は人類発祥より古く、
また、人口が密集するようになると被害も大きくなりました。
春秋戦国時代の中国は、すでに周囲を土壁で囲んだ城塞都市であり、
ひとたび火事となれば、甚大な被害が出ました。
そんな火事に、古代中国人はどう対応したのか?
実は、消火活動の一文が春秋左氏伝襄公九年に記されていました。

紀元前564年宋で大火事が発生する

紀元前564年、

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