元農林水産事務次官

川崎殺傷犯、元農水次官長男、“低脳先生”……「就職氷河期世代」孤独と悲哀の事件簿|広野真嗣

川崎殺傷犯、元農水次官長男、“低脳先生”……「就職氷河期世代」孤独と悲哀の事件簿|広野真嗣

自尊心と敗北感の狭間で彼らは何を見たのかーー。ロスジェネ世代のノンフィクション作家が「同世代の事件」を追った。/広野真嗣(ノンフィクション作家) 約20年の“空白期間”  猛っていた。1年前の6月24日の夜、福岡の繁華街・天神近くにある建物内で待ち伏せしていた42歳の中年男は、トイレで有名ブロガーに襲いかかり、ナイフで十数か所も刺して殺害した。現場から自転車で逃げたが、約2時間後、ネット掲示板に書き込んだ。 〈おいネット弁慶卒業してきたぞ 改めて言おう これが(略)俺を

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元農林水産事務次官による長男殺害事件【実刑判決が指し示す家族の問題のこれから】

元農林水産事務次官による長男殺害事件【実刑判決が指し示す家族の問題のこれから】

今年6月、元農林水産事務次官・熊沢英昭被告(76)が長男(44)を刺殺した事件で、東京地裁(中山大行裁判長)は16日、懲役6年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。 長男殺害の元農水次官に懲役6年の実刑判決 東京地裁 親による子殺しは厳罰化の流れ 精神疾患や障害を一因とする長期ひきこもりに関して、なんら具体的な解決策が見いだせない昨今において、「執行猶予をつけるべき」という世論もあった。しかし私は、今回の事件で執行猶予などついてしまったら、「問題を抱える子供を親が殺す」と

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6月に多く読まれたコラムTOP3

6月に多く読まれたコラムTOP3

6月度もたくさんの方に武蔵野算命塾のコラムをお読みいただき、ご連絡やお問い合わせもたくさんいただきました。 6月に多く読まれたコラムの第3位はこちらです。 非常にショッキングな事件でした。 過去に、そういう共通の行動性を示す子供を持つ親に伝えたことがありますが、全員が「うちの子に限って・・」と言って、誰一人聞く耳を持たず、その結果、全員が、人を傷つけるか、DVに走るか、あるいは自殺という結末を迎えました。 みなさん「もっと強く言ってくれたら・・」と言い訳されますが、聞く

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潰すべし。官製ファンドの行く末

潰すべし。官製ファンドの行く末

6年前に出来た農林漁業成長産業化支援機構、通称A-Fiveの失敗がどうしようもないところに来ているようです。 初代社長の大多和巖さん(元農林中金副理事長)はきわめて慎重に抑制的に運営していました。 しかし、農業参入に意欲的だった新浪ローソン社長(当時)らがシブチンA-Fiveに苦言を呈し始め、自民党や官邸も投資を積極的にするようプレッシャーをかけていました。 農水省食料産業局長の櫻庭英悦氏が官邸や自民党の意向に沿ってA-Fiveが大口案件に直接出資するよう根回ししたり、

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「ひきこもり」が、何よりも必要としているもの

「ひきこもり」が、何よりも必要としているもの

厚生労働省による「ひきこもり」の定義は以下の通り。これによれば、私はばりばりの現役「ひきこもり」である。自慢にもならないが。 仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態。 今回は当事者の視点から、「ひきこもり」が何よりも必要としているものについて書いてみたい。 先日もこんなnoteをあげたが、「ひきこもり」や「精神障害者」といった社会的弱者はとかく誤解されやすい。ここ数年はそれでも、事件などにより特定の弱者グ

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一人で死ね、の成れの果て

一人で死ね、の成れの果て

2019年5月28日、川崎市登戸で、50代の男が、通学バスを待っていた小学生とその保護者を次々殺傷し、自殺した。 https://www.buzzfeed.com/jp/keiyoshikawa/caritas これに対して「死にたいなら一人で死ね」という声が上がった。 気持ちはわかる。生きたい、傷つけられたくない、という本能をもって生きている人ならば、見知らぬ人の自殺に巻き込まれたくはない。例えば、ビルから飛び降り自殺をした人が落下してきた、その体に直撃されてたまたま通

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「ひきこもり」は自分に厳しい人たちです

「ひきこもり」は自分に厳しい人たちです

「川崎の事件が頭をよぎり・・・」 引きこもりの長男を殺害した元事務次官・熊沢英昭容疑者はそんなことを口にしていたようです。 この事をきっかけとして、「ひきこもり」に焦点が当たったわけですが、今回の件を通して当事者であった私が思う事は 「人は知らない世界の事はとにかく怖い」 ということです。「ひきこもり」の当事者と言うのは私が知っている限りごくごく普通の人です。さらに性格的傾向としては「真面目で責任感が強い」人が多いかと思います。 引きこもる「きっかけ」となる出来事は

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ひきこもりに関する報道について③

ひきこもりに関する報道について③

「ひきこもりに関する報道について①」では、5月28日におきた川崎児童殺傷事件と、6月1日におきた元農林水産事務次官による長男刺殺事件報道でみられた問題点を提起した。 「ひきこもりに関する報道について②」では、①で挙げた問題点について、以前から異議を唱え続けているひきこもり専門家、精神科医の斎藤環氏のツイートを中心に、2つの悲劇を通じての報道姿勢、世間の反応、斎藤氏の危惧、当事者団体の声などを紹介した。 「ひきこもりに関する報道について③」では、「ひきこもりとメディア」問題

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元官僚の長男殺害事件

元官僚の長男殺害事件

6月1日午後、元農水省政務次官の熊澤英昭さんが、練馬区の自宅で長男の英一郎氏を刺して殺害するというショッキングな事件が起きました。 元エリート官僚の事件だけに、マスコミがこぞって報道しておりましたが、占い的な見地から、この事件を観察してみたいと思います。 なお、この内容は勉強のためであり、決して興味本位のためではありません。その点に異論のある方は、これ以降は読まないでください。 父親 熊澤英昭 1943年4月21日    三碧木星    寅卯天中殺    陰占    己

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ひきこもりに関する報道について②

ひきこもりに関する報道について②

前回のnoteで紹介した、ひきこもりスペシャリストの精神科医の斎藤環氏は、「ひきこもり」の存在が今回のように世間からの注目を浴びる事態になるたびに、以下の2点を訴え続けてきた。 1.犯罪とひきこもりを過度に結び付けることのない抑制的な報道を 2.ひきこもりビジネス業者(自称支援団体)に関しての報道は慎重に 今回の悲劇、川崎児童殺傷事件、続く練馬長男刺殺事件にもいち早く反応し、警鐘を鳴らした彼の発言を追ってみた(他にもシェアしたい有益ツイートはいくつもあるのだが、このno

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