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新規アイデアは知と知の融合でしか生まれない

こんにちは、GIRONの長谷川 @haseryooo です。

僕はGIRONでマーケティングや事業企画を中心に担当し、最近は起業ストーリーや経営・新規事業に関わる書籍を主に読んでいます。また普段からホワイトボードを活用し、事業企画をやビジネスモデルの構築を行っております。

そうした中、先日聞き役として登壇したウェビナーの内容が、今後の新規事業の立ち上げに 大変参考になる内容だったので、さらに深堀りして共有してみたいと思います。

Youtube Liveで投稿されているので、もし気になる方はこちら


新規事業を考える上で陥りやすいケース

ある日、上司から、

「〇〇さん、会社全体で新規事業を考えているんだけど、全く新しい新規サービスを考えくれない?」

と言われた時、あなたは何を考え、どんなアクションを取りますか?

正直何から初めればいいのか分からないですよね...

新しいアイデアを考える時に陥りやすいのは、
・このアイデアなら売れるかも
・ターゲットは40代なので、今は流行しているこのアイデアでいこう
・このアイデア、市場になさそうだからやってみよう

など、「〜だろう」や「〜なら売れるかも」のような憶測で議論し新規事業として動き出そうと思っている方も多いなと思います。
※もちろん間違っているわけではないです。

しかし、そこから見つかることは稀だと思っています。

では、どうやったらアイデアが見つかり、新規事業をはじめられるのか?

それは以下の手順を意識することで、新規事業のアイデアを考えるスピードがぐんっとあがります。


ゼロから考える新規事業の3つの方法

まず新規事業を考える上で以下の流れが重要である。

①自分のアイデアの引き出しをつくる
②現在起きている課題は何かを考える
③既存のモノを融合する

それでは、詳しく見ていきましょう。


アイデアの引き出しをつくる

アイデアとは、自分の引き出しのことである。
この引き出しこそ、アイデアの源である。

それでは、引き出しはどうやって増やせばいいのか?

それは、普段の生活の中でしか得られないのです。

・書籍や動画、映画を読みまくる
・旅行や音楽、スポーツなどの趣味
・仕事や自主学習、授業など・・・

しかも過去の経験の中でしか見つからないので、普段から視点を変えて生活し、面白いと思ったことをメモで残しておくことが重要です。

課題は何かを考える

「今、あなたは何を課題として持っていますか?」

そう聞かれた時、あなたはなんて答えますか?

例えば、
・会社で〇〇がなくて困っている...
・サービスのページ内の〇〇の機能が使いづらい...
・海外の方とのコミュニケーションの際に〇〇があったらいいな...

など、ふとした瞬間で感じる "課題"この課題こそが新規事業を考える際の最大のヒントであり、新規事業の始まりでもあります。

そして、その感じた課題を 「どうすれば解決することができるのか?」の視点を持ち、自分の中で3回唱えてみましょう。


有名な言葉の1つに、「何に怒りを覚えるか」があります。
CAMPFIRE 家入一真さんの言葉で自分もとても参考にしていますが、結局は

「課題=怒り」

なんです。

"僕はベンチャー企業に投資をするときに「なぜあなたがこれをやる必要があるんですか?」とよく聞くんです。今あなたが起業しなくても、日本はつぶれないし、地球は明日も回り続けますよね? それなのにどうして? と。"

自分の感じている怒りがどれだけ強いかの大きさが強い人ほど、それを心から本気で取り組みたいと思うはず。


むしろ、今後事業を進めていくにあたり、この課題の深さや描きたいビジョンがしっかり根幹にないとスタートアップとして活動していけないと思っています。まさにGIRONがそうなのです。

詳しくはこちらをご覧ください。


③既存のモノを融合する

まず前提として、全く新しいビジネスは  "この世にはありません"
実は今あるビジネスは全て既にあるモノやサービスを、視点を変えて、組み合わせているだけなんです。

例えば、オンラインでフードデリバリーができるサービス「Uber Eats」

新型コロナウイルスの影響でフードデリバリーサービスの需要が高まり、デリバリーに対応する飲食店が増え、消費者にとっても食の新たな選択肢として、注目を集めているのは言うまでもないでしょう。

今でこそ生活のインフラとなりつつあるサービスだが、実はこのサービスは以前より存在していましたよね?

中華料理店や、ピザーラ・ドミノピザなど電話で注文し店員が自宅まで持ってくることはよくあることかと思います。

User Eatsは、
・消費者が携帯で料理を注文
・飲食店がオーダーの入ったメニューをつくる
・自転車やバイクなどで飲食店のスタッフが運ぶ
・注文した消費者のもとに届き購入成立

のビジネスモデルだが、

つまり

「携帯」「自転車」「ヒト」「店舗」

の組み合わせですよね。

ちなみに皆さんは「破壊的イノベーション」という言葉をご存知でしょうか?イノベーションはあるけど、あまり聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか。

破壊的イノベーションとは、

既存の市場で求められる価値を低下させて、新しい価値基準を市場にもたらすイノベーションのことです。全く新しい顧客に対して向けられるイノベーションです。

この破壊的イノベーションこそ、まさにUber Eatsなのです。

すでにある出前を、消費者と店舗をつなぎ、誰でも自由に好きな時間に注文できることで一斉に認知されていきました。
細かいところはまたの機会に記事を書きたいと思います。


おわりに

いかがでしたでしょうか?

日々新しいビジネスは生まれては消えの繰り返し。
普段の生活の中で視点を変えて引き出しを溜めておくことで、ある日突然アイデアが生まれてくるかもしれません。

これから新規事業を行っていく方、起業を検討されている方の参考になれば幸いです。

ちなみに、今回ウェビナーで使用したホワイトボードがこちらです。

GIRONはテキストコミュニケーションが主流のため、

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(※ホワイトボードに記載した順番とは多少違います)

またウェビナー内でご紹介された新規事業を考える上でのオススメ本はです。是非読んでみてください。

以上になります。
この分野で「これも読んどけ!」等のお勧めがありましたらTwitterで教えていただけると嬉しいです。


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