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臆病だけどワクワクしたい夏


最近、よく思うことがある。

それは「大人になるに連れて、怖いものが増えたなぁ」ということ。

子どもから大人になりできることが増えたし、身体も大きくなった。

それなのに子どもの時の方がずっと無敵で怖いもの知らずだったのは、たぶん「知識が増えた分怖さを想像するようになった」から。
 
 
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ここ3年でわたしは仕事がフリーランスになり、自宅にいる時間が格段に増えたこともあって、以前より外に出ることへのハードルが高くなった気がします。

買い物だったり誰かとの約束だったり、何かきっかけがあれば外に出るけれど…

元々ごろごろしたり日記を書いたり本を読んだりとインドアな習性を持つわたしは、1人でいると基本的に外に出たがりません。(外に出たら出たで楽しいのはわかっていつつも…!)

だから1日外に出ないなんてことも往々にあるわけで…。

でもそんな生活をしていると、少しだけ外に出ることが怖いと感じることがあります。

「今外に出て事故に巻き込まれたりしたら…?」

「たまたま熊に出くわしたりしたら…?」
(札幌では最近、市内でも目撃情報があったりします。もちろん日常茶飯事というわけではないので、確実に心配しすぎです。笑)

これらの悲しい出来事は誰もがしょっちゅうあることではないものの、絶対に有り得ない出来事ではありません。

現にそんなこと起こるなんて1ミリも思っていなかったのに、突然日常を壊されてしまう方もいらっしゃって。

私たちは日々、ニュースなどの報道で胸を痛めたり、怖いなと思わされる日々です。

 
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…でも平凡な日々も危険と隣り合わせという条件は、子どもの頃と今で変わったわけではないはず。

むしろ幼い頃の方が、危険な目に遭う確率は高かったような気もする。

それにもかかわらず当時のわたしは、外に出ることを怖いだなんて思ったことがありませんでした。

時間が許す限り家の外に出てお友達と遊びたかったし、少し大人になった大学生の頃も危険なんて考えず千鳥足で深夜の繁華街を歩いてました。(真似しないでください…!)

もう少し大人になった今なら、小さな子も大学生の女の子も心配で心配で、あの頃が疎ましく思っていた門限を作るのも、よーくわかる気がします。

この気持ちの変化はきっと、「世の中には危険な人も悲しい事故もたくさんある。」そして「いつ刹那に奪われてしまうかわからない。」という悲しい事実を知ってしまったからだと思います。
 
 
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そうそう。
最近行った沖縄で乗ったバナナボートも、「知識が増えた分怖く感じてしまうもの」の1つだと思っています。

バナナ型のボートにまたがって、水上スキー?(なんていうのか、海上をそりのように滑るあれのことです。  )に引っ張られながら進むあの乗り物…

たぶん多くの人は楽しいレジャーだと思うのですが、わたしはどちらかというと怖い気持ちの方が勝ってしまいました。

だって落ちないよう固定してくれるシートベルトはないし、身体を支えるのは手すりに掴まる自分の手だけ。手が滑ったり手すりが外れたりしたら(さすがに心配性。笑)  、海に落ちてしまうかもしれない。

わたしは泳げないので、(正確に言うと息継ぎなしのオリジナル泳ぎならできますが、絶対長く持ちません。笑)
救命ベストを着ているとはいえ、海に投げ出されるのが怖くて怖くて仕方なかったのです。

むしろこういう海のレジャーはそれが醍醐味とも言えると思うのですが…悲しい海の事故を大人になってからいくつも知ったわたしは、完全に悪い想像しかできなくなってしまいました。

隣に座っていた幼稚園くらいの子はとっても楽しそうに笑っていたというのに…わたしは目を瞑って気を紛らわすため、NiziUの歌を歌うことに必死だったという…。(おかげで少し明るい気持ちになりました、NiziUありがとう…!)

(ちなみに水上スキーを運転してくれたお兄さんはとっても優しくてゆっくり進んでくれたし、安全にもしっかり配慮して下さいました。完全にわたしが怖がりなだけです!笑)
 
 
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でも、きっと20年くらい前のわたしなら、泳げなかろうがなんだろうが楽しくはしゃいでいたんだろうなって思います。

海の上を風を切って進むのはとても爽快だし、日差しで熱くなった身体に水しぶきが当たるのは気持ちいい。
余計な心配をしなければ最高の体験で、きっと一生の思い出に残るんだろうな。

外で遊ぶことはこんなにも楽しいのに…わたしは大人になるに連れ悲しい事故や事件、起こりうる可能性を知ったことで、不安な要素にばかりフォーカスしてしまうようになったのです。
 
 
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でもだからといって現実問題、外に出ず生きていくことはできません。
できたとしても、いくらインドアなわたしといえど…さすがに退屈で耐えられないです。

外で見たい景色がたくさんあるし、旅行にも行きたいし、行ってみたいカフェがあるし、友達とショッピングも楽しみたいし、夫とたまにはデートもしたい。
 
一緒に旅行に行った仲間が皆海のレジャーを楽しむなら一緒に楽しみたいし、
いつか自分に子どもが生まれた時、自分が怖いからという理由で我慢させたくもない。

だから怖いという感覚を持ちながらも、ちゃんと色んなことを楽しみたいなって思うのです。

子どもの頃に持っていたはずの、キラキラした好奇心と行動力、すべて忘れたくはないから。

ここまで心配してしまうのはきっとわたしの性格も関係していて、大人の中にも子どもの頃と同じように手放しで楽しめる人もたくさんいるんだろうな~。

そういう人が羨ましいと思いつつ、簡単に変われることではないと思っているので…心配性な分できる対策をしつつ、考えすぎないように外で楽しいことを増やしていけたらいいなと思っているところです。

「知る」っていいことばかりだと思っていたけど、臆病になってしまうという点では少しだけ足枷になっているのかな。

その足枷をただの制限にしてしまうのではなく、正しい注意力と慎重さに変えられるよう考えるのもまた、大人だからこそできることだと思うので。

上手く活用していきたいな。
 
 
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今日から8月に突入し、夏も後半戦。
学生のみんなはいよいよ夏休み本番ですね!

危険があることを理解して正しい注意をしつつ、安全に今年の夏を楽しみましょう🐬🍨☀️

(校長先生みたいな締め方になってしまった。)
 
 
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最後にわたしが撮ったとびっきりの夏ショットを置いておきます。

小樽で見たあじさいとあじさいソーダ
沖縄で見たビーチ
沖縄で見た南国なお花
影の場所を試行錯誤してなんとか撮影した砂浜ショット!


最後まで見ていただき、ありがとうございました。

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