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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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2022年8月の記事一覧

一本

 先週の #お花の定期便 を休んで、じっくり考えていた。胸の中に、一本の柱が立ったのが、見…

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今しか書けない文章がつなぐ未来

あの日、あの時しか書けない文章があると思っている。同じ出来事でも、当日に書くのと一ヶ月後…

Mica
1年前
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あの朝ピンクの女の子と

久しぶりに手にしたバッグから懐かしいものが出てきた。3年は使っていなかっただろうか。A4書…

suzuco
1年前
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【山の素人が、一度は不可能と思った富士山に登る(山エッセイ)】

初めて山に登ったのは十年前、ふたりの友人に誘われて神奈川県の大山に登った。 私は山登りの…

わたしはそうは思わない

「このローテーブルはみんなの机でしょ? ちゃんと片付けないとだめでしょ?」 夫が娘を叱っ…

坂 るいす
1年前
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育ててるようで、育てられてる。

最近は、仕事もセーブして、9歳になる息子のソウと二人時間をエンジョイしてます。 この日は…

透明人間だった僕が霊長類最弱の黒帯になるまで

突然だけど、ハッキリ言って僕は弱い。絵に描いたような「弱そうなおじさん」である。小太りでメガネなんかもかけちゃうし、垂れ目でどことなく内股でもある。超弱そうだ。僕でも勝てそうだ。 その昔“おやじ狩り”なんて物騒な行為が流行っていたらしいが、今じゃなくて本当に良かったと思う。僕なんて確実に狩られる。多い日なんかは一日に二回は狩られる。帰りの電車賃だけでも靴下に忍ばせてないと家にも帰れない日々が続いただろう。危ないところだった。 そんな僕なので 「実は僕、こう見えて空手の有段者

海底へ、錨を結んだボトルメールを

深海の底に横たわったときの感触、それを知っているひとは案外多い。口を閉ざしているだけで、…

伊藤チタ
1年前
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ニンドスハッカッカ、マー!ヒジリキホッキョッキョ。

窓から入ってくる光が、頬の輪廓を形取っている。金色の生毛は、先に行くほど白っぽくなって光…

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地下室の猫を拾う

マザー・グースの中に、猫殺しの詩がある。Ding, Dong, Bellってタイトルで、悪ガキが子猫を井…

伊藤チタ
1年前
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