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ポテトが理由で外に出た

そろそろマックのポテトが食べたいね。

言い出したのは私だったか、娘だったか。

そのへんはあまり覚えていないのだけれど、昨日のお昼にマクドナルドへ行ってきた。


偉大なるポテト様

じゃあ、明日のお昼に食べに行こうか。

寝る直前、布団をまくって入りながら思い付きで提案してみると、目の前に「行く!!」と目をキラキラさせた娘がいた。

娘が外に出るのは、この前の日曜日ぶり。何度か散歩に誘ってみたけれど、平日は学校があるためか、出かける気分にならないようだ。

そんな彼女をあっさり行動させるのだから、マックのポテトはすごい。なんなら「ポテト様」と敬称をつけてもいいくらいである。

平日のマクドナルド

すっきりした青空のもと、マクドナルドを目指して、二人で歩く。

「天気はいいけど、風が冷たいね」
「夏って何月からなの?」
「今年こそは海に行こうね。それまでにママ、お腹と太もも引き締めとかなきゃね」

家にいるときより、心なしか饒舌な娘。数日前までのトゲトゲした空気が嘘のようだった。ただ「お腹と太もも」のくだりは余計なお世話だが。

考えてみたら、平日の昼間にマクドナルドへ来るのって、なかなかレアである。

土日祝の「The ファストフード店」な空気とは真逆の、ゆるい雰囲気に嬉しくなった。

二階席には空きがたくさんあり、一人または二人で四人掛けのテーブルを使っている人もちらほらいる。

いつもは他のお客さんに気を遣い、四人掛けのテーブルを離して娘と使用するのだが、今日はそんな必要もなさそうだ。

娘はチーズバーガーのハッピーセットを。私はチキンタツタのセットを。広いテーブルでスマホから注文した。贅沢!

至福のポテトタイム

私のスマホでハッピーセットのおもちゃ動画を見る娘をボーッと眺めていたら、頼んだ品が運ばれてきた。

さっそく二人ともポテトを口にする。

これこれ、これだよね

とうなずき合いながら夢中になる私たち。

そうだ、今日はシャカシャカポテトのパウダーも注文したんだ

紙袋に私のポテトとパウダーを入れて、上下に振る。

シャッカシャッカシャッカ

落ち着いた店内にシャカシャカポテトの音が響き渡る。

思ったよりも音が大きかったので、周りに気を遣い、ちょっと振り方を控えめにした。

今回は「焼きとうもろこし」味とのこと。何事もあまり冒険したがらない娘は、パウダーなしの自分のポテトばかり食べている。

あ、これさ、うまい棒のコンポタ味っぽいよ

私の感想を聞いて、うまい棒はコンポタ推しの娘も手を伸ばした。

ほんまや!

すっかり気に入ったらしく、娘がポテトを食べるスピードが1.5倍速になった。

じゃあさ、◯◯のポテトも一緒に入れてシャカシャカする?

娘は食いぎみに私の提案にうなずいた。

紙袋には二人分のポテト。

ジャッカジャッカジャッカジャッカ

さっきよりも、ずっしり重みがあり、音に軽快さはない。でも、何だか楽しげに聞こえるのは気のせいだろうか。


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