私は娘をちゃんと見ていなかった
この前の日曜日、娘が習っているダンススタジオのプチ発表会があった。
場所は、マクドナルドやジュンク堂などが入った建物のフリースペースだ。
前回の発表会とは違って、関係者以外も頻繁に行き交う。
***
特設ステージの脇に集合して約15分。娘が「ママ、気分悪い……」と言い出した。
明らかに顔色がよくない。外の空気を吸うために、いったん外に出る。話を聞いてみると、どうやら大きな音や人混み、熱気にやられてしまったようだ。
でも、しばらく風にあたったら落ち着いてきて、自ら建物の中に戻ると言った。それでも、顔は固まっている。
そのとき、娘のKpopクラスの先生が会場に到着した。先生の姿を見つけた瞬間、娘の表情がふわっとやわらかくなる。
「○○ちゃん、思っていたより音が大きいけれど、大丈夫ですか?」と声をかけてくれる。
そして「無理せんと、しんどかったら言いや」と、娘にも直接話してくれた。
前回の発表会のとき、聴覚が敏感であることを伝えていて、今回も気にかけてくれていたのだ。
きっと、娘も感じていたと思う。少しずつ顔がしっかりしてきて、無事に2曲踊りきれたのだ。
***
終わったあと先生から「○○ちゃんの表情、初めてレッスンに来てくれたときにより、すごく柔らかくなっていて、泣きそうでした」という感想をもらった。目の奥がじんわり熱くなる。
娘の成長に気づいて一緒に喜んでくれる人がいることが、すごくすごく嬉しかった。
同時に私は反省した。
最近は娘のマイナスなところしか見ていなかった。彼女は彼女のペースで、確実に前進しているのに。
周りがどうとか関係なく、一人の人間としてちゃんと娘を見よう。
そのためには、やっぱり自分の体と心が元気でないといけない。
今私がすべきは「これ」だ。
▼毎日投稿チャレンジ中!昨日のnoteはこちら。
▼娘の不登校について、親である私が思うことを素直に綴ったエッセイです。
#毎日更新 #毎日note #毎日投稿挑戦中 #不登校 #不登校の親 #エッセイ #エッセイスト #最近の学び #子どもの成長記録
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?