ADHDと診断された
どうも、自閉症の大学生の春野です。
ボクは21歳までASDと、視覚障害の診断で生きていきたんですが、
22歳になって、不注意ADHDの診断を受けました。
今回はその経緯を書いていこうと思います。
ADHDを軸に書いていくので、診断されることに迷っている方など読んでいただけると嬉しいです。
筆者の過去
・忘れ物がとにかく多い
・筆箱のものを全部無くす
・置き勉ではないが、シンプルに教科書を全て学校に忘れ、先生に机と椅子を取り上げられる
・授業中常に上の空。
・注意散漫と過集中で板書用のノートを全部落書きで費やす。
・提出物なんて一個も出さない
みたいな感じでした。いざ振り返るとひどいもんですね。なんで生きてこられたんでしょうか。不思議なものです。
頭がイカれているんでしょう。
過去にADHDの本を読んだ自分は、なんでか分からないんですが、「ADHDではなさそうだなぁ」とそこで完結させてしまったのです。
でもASDはすごく当てはまっていたのと、ストレスで参っていたので、16歳の時に精神科に行くことにしました。
そこでの診断はASDのみだった。
後から主治医から話を聞くと、ADHDもあるんだろうなと思っていたけど、ASDの方がはるかに特性が強かったから、混乱させないようにASDとだけ伝えていたのだそう。
大学進学へ
大学に進学すると複雑な作業が求められます。レポートなんてそうです。提出日の管理なんかもそうですね。それで大学生活を送るうちに、色々と困難が出て来るようになりました。
大学での困りごとを主治医に相談している内に、
先生が前のめりで「春野くんさ、ADHDの検査してみない?」と言われたのです!
「え?ボクADHDなんですか?」
「うん。話聞いてる限り、やっぱりADHDに当てはまっていると思うんだよね」
「でもそんなに当てはまっていなかったよ?忘れ物もしないし」
(無自覚なだけで結構しています。)(ぼくが気づいていないだけで、完全に当てはまっています。)
「でも春野くんさ、受験勉強の時、スケジュール立てられないでしょ」
「ボーッとして気が逸れてることあるでしょ?だから板書が難しいんだよ」
「昔から書類とかすぐ無くすでしょ?」
「財布とか鍵とかどこに置いたかすぐ忘れるでしょ?」
占い師のようにズバズバとぼくの過去を当てていく主治医。正直怖かったです。まあでも、これで困難が無くなるならと思って、その検査を受けることにしました。
いざ検査へ
検査は過去にASDの検査を受けていたので慣れていました。無機質な心理室に向かい、心理士さんと向かい合います。
「今日やっていただくテストはAーADHD検査というものです」
「これらの質問に、(あまりない)(ときどき)(しばしば)(いつも)という4段階の度合いで答えていただきます。テストというよりアンケートに近いので、落ち着いて回答してくださいね」
時間は10分くらいで終わるテストでした。ちなみに検査では(いつも)が多かった。
あっけなく終わったので、これでADHDかどうかわかるのかーと不思議に思いましたね。
結果(1ヶ月後)
「やっぱりADHDの診断も増やした方がいいね」
不注意ADHDでした。あとは衝動性も強い。
多動性はそんな強くないという結果でした。まあそうなるか。
その後の対応
「どうする?診断もでたし、ADHDの薬も出たし、飲んでみない?」
「それでなんか変わるの?」
「それは飲んでみないと」
「わかった。飲むよ。」
あとは合理的配慮の申請なども手伝ってくれましたよ。
まとめ
正直ADHDがわかったからと言って、何かが変わるかと言われるとよくわかりません。
でも対処法は明確になり、何が苦手なのかを分析することが可能になりました。
それだけでも、意味があったと今では感じています。
診断に迷っている方、ぜひ気楽に検査しに言ってみてくださいね。
こちらはASDver
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