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汚いヒレと胡散臭い笑顔

挨拶も済んで、まずは何から話そうかな。
ルール把握がまだ完璧ではないので
初回にパンチの強すぎる話は避けようと思います。

まず最初に……

➦おことわり

「お涙頂戴」「辛い闘病記」「切ない恋愛」
これらを、きんぎょに求めるのは
間違いである事を先に断っておきます。

この物語は生々しい人間模様です。
そして、惚気と天真爛漫な闘病記でもあります。

➦第1話

このきんぎょは汚い。
綺麗な金魚は、夏の屋台にしか居ないのだ。

あろう事か、そんなきんぎょに2週間前
旦那様が出来た。
この物語できんぎょの次に
多く登場するであろう主要人物である。

出会いは、きんぎょの職場だった。
現旦那様はお客として現れた。

ひょろひょろしていて、白くて。
顔は若いのに、髪が薄い。胡散臭い笑顔の男だった。

ミステリー小説なら犯人に違いない風貌の
その男は、きんぎょを一目で気に入って
自分の鉢で飼う事を決めた。

だが、そんな勝手がまかり通る訳がなく
きんぎょは住み慣れた鉢との板挟みに時々泣いた。

男は諦めず通い続け、1年と少しの時間を経た頃
仲間の群れに別れを告げた。

2019年11月1日
家賃5万の古い鉢に、汚いヒレのきんぎょと
胡散臭い笑顔の男が住み始めた。

あっという間に冬が終わって
きんぎょの春が来る。

➦あとがきϵ( 'Θ' )϶

読んで頂きありがとうございます。
旦那様の甘酸っぱい出会い編でした⸝⸝⸝♡
「何処がや!?」と突っ込まれそうですが
我が家はとってもラブラブで
この出会いの頃から、年甲斐もなく熱々です(ニヤリ)
きんぎょのぐちゃぐちゃ生い立ち
旦那様の性癖やドクズ話などなど
「ちょっと、大丈夫?」って言いたくなる話を
これからnote運営さんに怒られないように
短編で小出しにしていきます。

➦お知らせ

挨拶を固定してみました。
note初心者ですが、なるべく見やすくを心掛けて
使いこなせるように頑張ります!!!
【♡スキ】は【みたよ!】的なアレかな……?
押して頂けると、調子に乗って喜びます。
短編とは別で、がん闘病記を含めた
日常の話も並行して書いていきます。
よろしくお願いします!!!!ϵ( 'Θ' )϶

ε( ε^o^)э頂いたサポートはちょっと良い餌と、金魚鉢の維持費に遣わせて頂きます。