20歳になってバイセクシャルだと気がついたはなし①はじめてセクマイの世界を意識したはなし


こんにちは、こんばんは

はるかぜです。


この記事に辿り着いた方はきっと1つ前の記事を読んでくださっているのではないかと信じているので(まだの方は読んでいただけるとニコニコします、わたしが)詳しい説明は省きますが、わたしはバイセクシャルです。


といっても、セクマイとしての自覚を持ったのは数年前、20歳になるかならないかくらいのときです。それ以前はありとあらゆるジャンルのオタクに囲まれながらも、大学生になったらきっとすてきな彼氏が出来るに違いないと信じて疑わない、夢見るそのへんの中高生でした。(お察しの通り女子校です)バイセクシャルという概念もいまいちピンときてないレベルです。あらびっくり。


今回はそんなセクシャルマイノリティの世界にほぼ全くと言っていいほど興味関心のなかったわたし(19歳)が、お??と思い始めたきっかけについてお話したいと思います。よかったらのぞいてみてください。


1.映画と本との出会い


いきなりど素人のエモエモエッセイみたいな見出しをつけてごめんなさい。語彙力とセンスは書いてるうちにつくって先生言ってた。がんばる。

話をもどします。

GWを明けた頃にとある小説の映画化のニュースを目にします。吉田修一さんの『怒り』です。当時圧倒的なエンタメ情弱だった私の目に入ったくらいなので、結構話題になったんじゃないかなと思います。

その映画では、妻夫木聡さんと綾野剛さんがゲイカップルを演じていました。

もともと吉田修一さんの他の本が好きで興味があったのと、この2人がカップルの役するのかぁそれはちょっと見てみたいなぁという完全なミーハー心を胸に、わたしは模試が終わったタイミングでこっそり映画館に観に行きました。

ご存知の方はわかると思うのですが、映画自体はめっっっっちゃくちゃに重たいテーマで、決して後味良いタイプの話ではなかったので、まあまあテンションを下げて映画館を後にしたのですが(自業自得)

そこには私にとってほぼ初めての、BLではない、等身大のセクシャルマイノリティの姿との出会いがありました。もっと正確にいうと、この映画と原作本を通じて初めて、今身近に、実際に生活しているゲイの人の姿をちらりと垣間見たとも言えると思います。

中高時代まわりにそこそこの数の腐女子がいたので、BLの存在はなんとなく知っていたのですが、個人的にそれはファンタジーや二次創作の域を超えていませんでした。どちらかと言うときゃあきゃあ言う友人を一歩引いた目で見ていました。

そんなわたしに1人の人間としての生身のセクシャルマイノリティの姿を提示してくれたのがこの作品でした。(少なくとも何も知らない状態だったわたしにはそう見えてました)

この時はまだ自分の事として捉えていた訳ではなかったのですが、なんとなく興味をもってセクシャルマイノリティの登場人物が出てくる他の作品をのぞきつつも、正直それどころではなかったので(絶賛受験生)、気になる程度でそれらの作品リストを実際に手に取るのはもう少し後でした。


2.バイセクシャルという概念に出会う


晴れて無事に受験が終了した私は、気になっていた映画や本を漁りました。

中山可穂さんや千早茜さんの本を読んだり、『キャロル』『ブロークバックマウンテン』などLGBTが題材になった映画を観たりしました。

結論からいうと、どれも面白かったですが、登場人物を自分に置き換えて共感した、と言うわけではありませんでした。が、ちょっとずつこれまでの人生でスルーしてきた自分に対しての違和感が表面化してきたのもこの頃でした。

そんな頃に読んだのが柴田よしきさんの『聖なる黒夜』でした。

この作品はストーリーも登場人物の設定もかなりハード系の方向にぶっ飛んでたのですが、

わたしにとってはバイセクシャルという概念をガーンとぶつけられて目が覚めた作品でもあります。

ちょっと長くなってきたので、詳しい内容は次の記事にかくことにします。よろしければぜひお付き合いください。

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