391.稼ぐのは何のため?誰のため?
「道徳なき経済は罪悪、経済なき道徳は寝言」
このような名言があります。
経営者、稲盛和夫氏の言葉かと思ってましたが、調べてみると二宮尊徳の言葉でした。
二宮金次郎といって、あちこちの小学校に像がある本を持っているあの人です。
どうやら江戸時代、経世家、農政家、思想家として活躍されていたそうです。
誰なのかあまり調べたことがなかったのですが、多分野で活躍されていたようです。
経世とは「世を治める」という意で、「経世済民』=「世を経て民を済ます」、つまりうまく世を治めて民を救うという言葉を略して、「経済」という言葉が生まれているそうです。
経世家と称する人は、僕は初めて知りました。
経済活動を説く人の先駆けのような存在だったのかもしれません。
さて、度々YouTubeで聴いている西野亮廣氏の話でも、その名言が取り上げられていました。
踊るハロウィンナイトというイベントを黒字にするぞということも話されていました。
西野氏はいつも、稼いだお金を次のエンタメやより大きな物事に再投資されています。
己のために稼ぐステージはとうに過ぎていて、他にもたくさんいらっしゃる世の中に影響を与える人は格好いいなと思います。
自分自身に置き換えて考えてみました。
まだ再投資するようなお金も稼ぎもない。
少しずつ少しずつ、ステージを上げている最中です。
とはいっても、新卒の頃の給与に比べると、年内に二倍の収入は達成する見込みになりました。
個人事業主から法人へ早く転換して、より収入やキャッシュフローをより良くしていく予定ですが。
では一体僕は何のために稼いでいるのだろう。
誰のために、収入を増やそうとしているのだろう。
未来の自分のため、だけではないはず。
そんなことを少し、考えてみました。
①未来の自分のため
自分の将来をより良くしていくために稼ぐ。
これはまず最初に上がる一番の理由でしょう。
今よりも良いところに住んだり、良いものを食べたり、良い仕事をより拡張していったり、贅沢したいというより、一生このままでいいとは思っていませんから、少しでも良くしたいという思いは必ず秘めています。
これはどこまで大きく望むかどうかの問題。
つまり人によっては、無限大。
②将来の家族のため
子どもが生まれる、家族を養う、親や祖父母の力になる。
そのためにはお金が必要です。
こればかりは、あり過ぎて困るなんてことは絶対にないです。
将来必ず必要となる時が来る。
そんなわかりきった未来に今から備えることは、得てして不思議なことでも何でもありません。
これは必須。
備えを考えていない方がやばいと思う。
③可能性の証明のため
稼ぎたいと思ったこともなかった新卒の頃からすると、随分考え方も変わってきました。
月収20万円を切る普通の会社員でも、ここまで変われる可能性はあるんだという証明を、エゴかもしれませんが見せつけたいのかもしれません。
どこまでいけるか、本当に自分自身次第なのだと信じることができるのなら。
人生は少なからず彩りの増えるものになるだろうと思っています。
④生きる選択肢を増やすため
稼ぐのと同じぐらい、起業なんて選択肢は全くありませんでした。
できるとも思ってなかったし、やる意味もないと感じていました。
しかし今、個人事業主として仕事に取り組み、法人化を目指しているではありませんか。
不思議なものです。
それで自分の人生の選択肢が広がっているのですから、またこれも面白い。
働き方の自由度が上がることは、人生の選択肢が増えることと同義だと思っています。
そんな選択肢を、日本中とは言い過ぎかもしれませんが、周りの人にぐらい提供できたら。
これもまた、人生の豊かな彩りの一つになると確信しています。
稼ぐことに対する意識の改革も必要です。
一言でいうと、世の中への貢献なのです。
どうやって稼いでいるかわからないから怪しい、そんなに稼げるなんておかしい、そんな先入観と偏見に塗れた世界を少しでも変えたい。
本当に悪いことをして稼いでいる人には気をつけないといけませんが。
「稼ぐ=悪」という前時代的な考え方は一刻も早く捨て去った方が良くて。
稼ぐことではなく、やっていることが善悪を決めますから、見誤らないように。
僕は収入をあと1.5倍にした時に、法人を設立しようと考えています。
昨年の見込みよりは少し遅れましたが、あと半年ほど。
日々仕事に精進あるのみです。
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