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287.【渋谷区キャッシュレス決済アプリ】デジタル地域通貨「ハチペイ」に注目!
渋谷の駅を降りて地下を歩いていると、こんな広告を見つけました。
「ハチペイ」という新しいキャッシュレス決済アプリが始まったようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1669202018900-RcfDlFqKAF.jpg?width=800)
「デジタル地域通貨」の今とこれから
PayPayやLINE PayなどQRコード決済を始め、キャッシュレス決済はもはや当たり前の世の中になってきています。
今では現金を持って歩かない、という人も少なくないのではないでしょうか。
今まではどこか民間の会社が事業として行っているのが通常だったのですが、ハチペイは渋谷区という行政からの施策です。
独自のデジタル地域通貨の開始と、渋谷区のホームページで8月に展開されていました。
これまでも渋谷区では区内の事業者や商店街の支援のため、特別融資をはじめ、消費活性化事業、感染対策グッズの配布など様々な支援を行ってきましたが、消費活性化事業については、還元されたポイントが区外でも利用できることや、区民への優遇が困難などの課題もありました。またこうしたポイントをインセンティブとした消費喚起施策は持続的な支援にならないという課題も残りました。
こうした課題に対して、渋谷区ではコロナ禍において、区民や来街者、企業、行政など多様なステークホルダーを巻き込みながら、渋谷区らしい持続的な産業振興を行っていくため、区独自のデジタル地域通貨事業の実施が決定しました。
区の商業を盛り上げるための施策で、他の区でもまだ例が少ないです。
東京23区では、世田谷区が先陣を切り、渋谷区に続いて板橋区も開始したようです。
「せたがやPay」は2021年2月に提供開始しています。早い。
このように、事業者の導入金額も不要の「デジタル地域通貨」として、まだまだ他の地域に広がっていく可能性を秘めています。
これらは他のキャッシュレス決済ツールが競合というよりは、区外のお金の流出を防ぎ区内で回っていくような仕組みの一つだと考えられます。
もちろん利益が発生するに越したことはないかもしれませんが、行政ならではの施策の一つではあるでしょう。
個人的な推測ですが、この「デジタル地域通貨」の普及はどこでどんな属性の人がどれぐらいお金を使っているかを可視化できる、データ収集にも利用できそうです。
そういったどこの企業もやっているようなことを行政がやり始めると、より効果的な地域活性化がもたらされていくかもしれません。
これからの発展に期待ですね。港区も導入してくれないかなぁ。
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こういったものは普及するとなかなか開催しづらいので、今のうちがいいかもしれません。
加盟店は今でも1,000店舗を超えていますが、これからも増える見込みだそうです。(導入無料、中小事業者・個人事業主の方は決済手数料ゼロ。これも行政ならではかもしれません。)
後日どこかの飲食店で利用してみようかなと思います。
こうした取り組みは非常に面白いと思います。
個人として利用できるものはどんどん利用していきたいものですね。
利用者のお得と、地域活性化と、データ収集。
掛け算の施策になるように、応援しています。
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