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昔話をするなら笑い話がよい

飲み会の帰り道、「今日の自分、武勇伝を語っちゃってたかな?」と反省することがあります。 当然、社会人歴の差があれば、新入社員とはそれなりの実力差があるはずです。単なる経験量の違いでしかないのに、後輩がヨイショしてくれると調子乗ったことを言ってしまう自分の弱さが恥ずかしいです。 特に仕事の相談をしてもらっているタイミングで、自分の武勇伝を語るのは最悪です。 後輩が「今の自分、全然ダメだな」と不必要な自己否定に陥ってしまう。先輩の昔の武勇伝が、後輩の今の自分を否定することに

    • 解釈の余地を残す

      解釈の余地がない、明確な分かりやすい説明が絶対に正しいと思って生きてきましたが、実はそうではなかったのかもしれません。 解釈の余地が残されているが故に、好きになってしまうものもあります。 例えば、クリストファー・ノーランの映画『インセプション』は「最後のコマは回り続けたのか否か」を議論したくなります。 考えれば考えるほど、そのことが脳内を占める割合が大きくなり、いつの間にか自分の文脈に組み込まれて、自分のものになっている気がします。 そもそも、自分の言葉は自分を離れた

      • 「英雄か暴君になれ」

        一面的な在り方新卒で入社してすぐの頃、最初の上司に「お前は英雄か暴君になれ」と言われたことがあります。 当時は何を言われているのか分からず、言葉の通り「英雄になるか」「暴君になるか」の2つの選択肢があり、どちらかになるべきだという話だと考えていました。 自分自身、”器”や”人徳”、”人格”という言葉を好んで使う傾向にあり、新卒・出田としては「そりゃ当然、英雄になるしかないな」としばらく思い込んでいました。 理想が呪いになるしかしながら、「英雄になる」との考え方が、自分の

        • 「ほんで、なんぼ儲けるの?」

          関西でデジタルマーケティングのコンサルティング営業をしていると、お客様から「出田くん、そんな細かい話はどうでもええから。ほんで、なんぼ儲けるの?」と仰っていただくことがありました。 新卒時代の僕は、「『ほんで、なんぼ儲けるの?』と言われましても…」と困り果てていましたが、今振り返ると、そのお気持ちに応えることが信頼を勝ち取るために最重要だと思います。 お客様が何に対してご予算をお預けしてくださっているのかを考えると、弊社のナレッジでも、ましてや手を動かす時間でもなく、”成

        昔話をするなら笑い話がよい

          できる方法を考える

          仕事において、「期待値コントロール」が絶対視されているように思える。「期待値コントロール」が正しいケースもあれば、そうではないケースもあるはず。 下記の3つの観点から「”できる”のか、”できない”のか」を考える。 「制約条件としてのリソース」 「作業プロセス」 「アウトプット」 時間も有限だし、能力も突然向上するわけではない。「制約条件としてのリソース」と「作業プロセス」が固定されているとしたら、「アウトプット」を下げるのも論理的には正しいかもしれない。 そもそも

          できる方法を考える

          お客様の言葉を立体的に捉える

          「抽象的な内容を具体的に落とし込もう」という①「抽象→具体」の軸、「曖昧な内容を明確な内容に落とし込もう」という②「曖昧→明確」の軸。 営業において、それら2軸でお客様のお話を理解しようという話はよく聞くが、個人的にはもう1軸あるように思える。 それが「なぜお客様はその発言をしたのか考える」という③「アウトプット→スループット→インプット」の軸。 ①と②はできる人が多いが、③に意識が及んでいる人が少ないかもしれない。(自分も苦手なので、棚上げ) 無から何かを発言してい

          お客様の言葉を立体的に捉える

          問いのない解

          詰め込み教育からの転換として「”解のない問い”に挑め」的な主張があります。 ”解のある問い”に慣れ親しんでいると、”解のない問い”に挑めないのかもしれないです。 個人としては、”解のある問い”に挑めることは悪くないです。 もっというと、”問いのある解”を出せる人は優秀だと思います。 実は、”問いがない解”を出してしまい、仕事がうまくいかないケースが多いのではないでしょうか? 特に、デジタルマーケティングの業界だと、手法が多いがゆえに、”問い”を立てる前に”解”を先に決め

          問いのない解

          悩みの構造と対処法 -考え方を変えてみる-

          30歳になり、管理職にもなると、以前よりもメンバーや後輩から悩みの相談を受ける機会が増えました。 ビジネスにおいては「事業か理念か」や「自社か顧客か」などが、キャリアにおいては「組織か自分か」や「お金か経験か」などが、よくある悩みになりがちです。 自分自身も同様に、これまでの社会人人生で、上司・先輩に悩みの相談をし、多くのアドバイスをいただきました。 メンバー・後輩の悩み相談に乗っているうちに、これまで自分が上司・先輩からいただいたアドバイスが点と点でつながったので、仕

          悩みの構造と対処法 -考え方を変えてみる-

          リアクションの繰り返しでは意思は変わらない

          出田(@haruideta)と申します。関西のデジタルマーケティングの会社で営業をしています。2020年も半分終わったので、自分自身の働き方を振り返ります。 結論、自分を変えようとして変われなかった半年でした。理由は2つで、①”考え方”を先に変えようとしていたこと、②リアクションの多さを行動量だと勘違いしていたこと、です。 認知的不協和を起こしていた夢や志、目標の高さが、良い結果を生む。自分が営業としてイマイチなのは「トップ営業を目指していないからだ」と思っていました。な

          リアクションの繰り返しでは意思は変わらない

          【#武家の女】おばあちゃんが教えてくれたビジネススタンス

          はじめまして、出田(@haruideta)です。熊本出身、大阪在住でデジタルマーケティングの会社で営業をしています。今回が初noteです。 はじめに皆さん既にお気づきかとは思いますが(?)、僕は生粋の”おばあちゃん子”です。巷では、”おばあちゃん子”界で、のび太と双璧を成す男として噂されています。俺か、のび太か。 …ごめんなさい、いきなりぶっ飛ばしすぎました。自己紹介として、自分のコアの考え方を書きたいと思った際に、僕の祖母の説明は避けて通れません。なぜならば、僕の根本の

          【#武家の女】おばあちゃんが教えてくれたビジネススタンス