私がゲーム会社からプランナー職の内定を貰うまで【新卒就活/25卒】
こんにちは、晴るちゃと申します。
私は現在大学四年生で、今年とあるゲーム会社のプランナー職で内定を貰い、そこに就職する予定です。
私の会社のプランナーはゲームの企画やシナリオ制作、売り上げ等のデータ分析、マーケティングなどの業務を行います。
内定式でお話しした私の一個上の先輩は既にシナリオディレクターに就かれており、どうやら自分をプランナーと呼べる期間は少ないのかもしれません。
「こんなキャラクターをゲームに登場させたい」「こんな世界観のゲームを作ってみたい」
このような夢を実現させられる仕事がゲームプランナーなのですが、こんな仕事に就きたいと思っている方向けに少しでも参考になればと思い、私の就活体験についてお話ししたいと思います。
ES/志望動機・学生時代に力を入れたこと
志望動機は「物語で人を感動させたい」みたいな感じです。私は趣味で漫画を描いており、それをよく漫画雑誌の月例賞に応募していました。そこでたまたま得た賞を元に志望動機を作成しました。
こんな感じ!
「私は物語で人を感動させたい」→「私は◯ヶ月かけて読み切り漫画を制作し漫画雑誌の賞に応募することを◯年続けている」→「ある時こんな壁にぶち当たった(具体的に!)」→「(具体的に!!)こんな対応をしてそれを乗り越え、受賞することができた」→「この経験をもとに貴社でこんな仕事(具体的に!!!)をしたい」
志望動機は自分のクリエイティブさをアピールした一方、力を入れたことや挫折経験では、所属していた軽音サークルでのライブを成功させたことやコールセンターでのバイト経験など、等身大で協調性がアピールできるものにしました。
漫画は一人でも描けますが、ゲーム会社に所属するとなるとチームなので、コミュニケーション能力も必要ですしね。
面接/求められるのは、クリエイティブな能力?協調性?論理的思考?
こんなエントリーシートを元に一次、二次面接を受けたのですが、私の漫画についてはさらっとしか触れられず、サークルやバイトのことばかり深掘りされました。
深掘り以外での質問だと、「このアレルギーを持つ人って日本で何人くらいいると思いますか?理由も一緒に教えてください」とか「仕事A、B、Cがあったら、どれを一番やりたくないか、理由と共に教えてください」みたいな質問もよくありました。
なので、「やっぱり協調性とコミュニケーション能力があって論理的な人が欲しいのだな」と思っていました。
しかし、内定式の際に話したプランナー職の同期も漫画を描いており、他の職種の同期も普通の人と違うクリエイティブな活動を行っていたので、「やっぱりそういう人が欲しいのか、、?」と思い直しました。
結論。学生時代にゲーム制作をしていて、コミュ力と論理的思考力が抜群な人なら一瞬で内定が決まるのではないか。
余談/学歴は必要なのか?理系が有利?
ネットでゲームプランナーを目指すのに良い学部を調べると工学部と出てきましたが、私は文学部です。同期も文学部でした。ただ、学部まで採用実績を書いているゲーム会社のサイトを調べてみると高学歴な大学の理系ばかりのところもありますね。
私の就職する会社はシナリオ重視なので、こういう結果になったのかもしれません。ゲーム性重視の会社であれば理系が求められるということもあると思うので、行きたい会社の新卒採用サイトを調べたり、実際に社員訪問など(安全なサイト経由で、オンラインのみでしてくださいね。)したりして学部を決めてもいいかもしれませんね。
それで、上記のことは大学にしか当てはまりません。もし、あなたが中高生で、大学に行くか、専門学校に行くか迷われているのなら大学に行くことをオススメします。企業の採用サイトの実績を見ればプランナーはほぼ大学出身。面接でも一般受験で入ったのかどうか聞かれたり、出身高校についても深掘りされたりしたので、それなりに学歴や頭脳があるのか気にしているのだと思います。デザイナーやプログラマーは専門学校出身の方が結構いらっしゃると思います。
あと、マイナビのような有名な就活サイトに情報を乗せられるくらいそれなりに社員もお金もあるような会社のプランナーは倍率100倍くらいあります。有名なところは1000倍以上はざらです。受かる確率が少ないのであれば、保険となる他の道がよりある大卒の方がいいと思います。
最終面接/生い立ちばかり深掘りする質問
最終面接は社長と副社長が登場してきました。副社長は一般的な質問が多かったのですが、社長からは自分の幼稚園時代から聞かれました!!!!
家族構成や両親との関係性などパーソナルなところも聞いてきてびっくりしましたが、よくよくお話を伺ってみると、生い立ちがその人の考え方を構成していて、それが創作活動にも影響してくるから、よく知りたいという感じでした。
最終面接はこの一社だけだったため他の会社がどうかは知りません。あくまでこんなことを聞かれる場合もある、という一例です。どんな質問が来ても堂々と受け答えしましょうね!
就活全体のこと/おわりに
如何だったでしょうか。ちょっとビジョンが見えたという人もいれば、参考にならない!やる気なくなった!という人もいたかもしれません。(ごめんなさい)
結局のところ就活はご縁だと思います。色々偉そうに今まで書いてきたのですが、私は元々出版社のコミック編集志望でした。しかし挫折し、色々と自分に合う仕事を探していました。そこで、中学生の頃やり込んでいたアプリゲームの会社を目にし、何となく応募。実はゲームに詳しいわけでもなかったのですが、内定を貰ってしまいました。今は少しでもゲームに詳しくなろうと実況動画の視聴や中古でハード機をいくつか購入し、様々なソフトに触れたり、アプリゲームをインストールしたりしています。noteでも色々感想をこれから書いていきたいです。
私は「絶対エンタメ業界に入って、人の心を動かす作り手になりたい!」という信念を持って就活してきました。なので、就職先は第一志望ではありませんが、結果は大満足です。
皆さんの中にもこのような信念や希望があると思います。なければ小さいもの、「将来は家族を持って一家団欒の時間を大切にしたい」とか「社会人になっても趣味のバンド活動を続けたい」とか「服装も髪も自由にして働きたい」とか何でもいいです。
自分の譲れない軸を持ちながら、広く視野をとってみると、意外にも自分の周りには思いがけず面白い道が広がっています。それは良い会社に就職することだけではないと思います。
結果はどうであれ、皆さんが振り返ってみて「それなりに良かった!」と思える人生になりますように。たくさんたくさん挑戦してください!私も頑張りますよ!
それでは、また!