【詩】Silver and Gold

青い血が血管を
流れる夢を見たよ

きっと僕のことだと
思ったけど
気のせいだね

暗い森のなかで
光のない夢を見たよ

きっとそれは夢幻だね

目を開けると
僕を呼ぶ
君の声が聞こえる

僕は君の指先から出る
ヒカリを追って
その向こうに行く

運命　降雨　絶望

決定された事項に
追いかけまわされる

ヒカリ　使命　希望

ただ君を見つけて
僕は細いヒカリに
導かれる

じゃらじゃらとした
妖しい空気に
椅子を見つけて
そこに僕を置いた

逃げ場所でもない
流れ着いた緩い色

幾千幾万の星を
背負って君は空を指さす

ボーダーラインはいらない
どこまでも自由に行ける
世界が欲しい

君と一緒に
金色と銀色が
僕を包む
ヒカリの世界へ行くよ