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【詩】自己完結

はいはい
脳内の会話で
はいを2回言う


上手く生きられないのは
ずっと前から

あのときああしておけば
何であんなこと言って
どうせ無理なくせに


歩き始めると
否定する自分が
シャツの裾を引っ張る


勝手にさせてと
シャツを引っ張る
その手をつかむ


はいはい


悟ったような
無理だと言うような
はいが 2回


そのあとから
どうせと言われているよう


刷り込まれた思考に
待てと言っても


はいはいと
後ろから罪悪感を
投げつけられる



ちがう



罪悪感を投げつけてるのも
悟ったような
はいはいも
自分の中の自分


出来ることは出来る
出来ないことは出来ない


無理もさせないし
勝手にがっかりもさせない


罪悪感ばかり与える自分は
ここにいらない


鶴だって折れるし
あの坂を走って登ることも出来る
おばあさんの荷物だって
持ってあげられる


たとえ小さくとも


小さい出来るは


大事な誇り














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