昨日と変わらない今日を積み重ねることが人生なのかもしれない
気が付けば、出産からはや3か月がたとうとしている。
妊娠中や妊婦の期間も未知の体験ばかりだなあと思っていたけど、産後の育児もなかなかにミステリー。
今のフレッシュな気持ちを正直に記録しておきたい。
身体はどう変化したのか。
妊娠中は特に後期は体が重たすぎて、長時間立っているのがとてもつらかった。足もむくむし、トイレが近くなって、横向きで抱き枕がないと寝られなかった(抱き枕はその後、授乳クッションに進化!)
産後初めて歩くのは、おそらくトイレにいくときだと思う。
よく、腰がグラグラして歩くのが大変だったと聞いていたけど、私の場合はそこまでグラグラではなかった。(産後半日以上経過していたからかも?)
会陰の痛みも辛く、円座クッションに助けられた(大体産後2週間もすれば落ち着いたかな?)
退院してしばらくしても、体重はマイナス5kgくらいで停滞。お腹周りにぶよっとした肉が付き、これが浮き輪肉…!いまだにまだ消えていない。
体重もまだ戻っていないこともあるけど、骨盤が開いたからなのか、これまではいていたズボンが軒並み入らない。(ゴムのやつはギリいける)。
自分のボディイメージが変わるのって結構ショックなもんだね…。
出産によってこれまで積み重ねてきた筋力が全部持っていかれた感じ。
産後2か月から少しずつ、ヨガも再開しているが、ブリッジが全くできなくなっていた。筋肉の在りかというか、どこに力いれていいのかわからない感じ。多分、筋肉痛になったら逆にうれしくあると思う。笑
産後、育児が始まって、1~2か月ごろになると子の体重も順調に重くなり、抱っこしたり中腰でおむつ変えたりするからか、手首が痛くなったり、膝が痛くなったり、肩こりがでたりしてくる。ストレッチしても足首が固くなっていたりと、節々に疲労がたまっているなぁという感じ。
本当はしっかり寝て、バランスの良い食生活をしたらいいのだろうけど、あいにくしっかり寝るのは夢のまた夢だし、食生活も乱れがち。。。(早食いスキル爆上がり)
妊娠中も産後もどちらも大変だけど、子供を体の中で育てていた妊娠中のほうが、気も使うし、大変さは大きかったかなと個人的には思う。
心について
これは産後1か月をどんな環境で過ごすのか、ということでだいぶ左右されるように思う。
私の場合は、母親が2か月来てくれて、一緒に育児を手伝ってくれたり、家事をしてくれた。
単純に人手がいることで、家事がはかどったりすることも大きいが、何より、自分一人でなくほかの大人が子供をみてくれるという安心感と、ちょっとした不安や感情を話すことができる相手がいることが大きかった。
授乳は母乳だと誰とも変われないので、夜中に起きないといけないことは変わらないけど、一人で夜中に黙々と授乳しているのと、寝ぼけながらも、起きてくれる人がいるのでは、気持ちの安心感も違った。
こういう環境があったので、幸いにもマタニティブルーズや産後うつなどにはならなかった。
とはいえ、感情は揺れ動きやすいので、なぜか寝かしつけで歌ってみたあんぱんまんの歌の歌詞で泣けてきたり…笑
そういったよくわからない場面で泣いてしまうことはあった。
実は、2週間ほどワンオペで育児をしていた期間があり、日中(ほぼ夜中も)ずっと一人でお家で赤ちゃんの面倒をみていたときは、本当につらかった。気が抜けないし、家事もままならないし、寝不足を日中少しでも回復したくて昼寝したくても、10分~30分で起きてくるし、とにかく不安で毎日、夜が、あるいは朝がくるのがこわかった。脳がフル回転しすぎててこのままいくとぽっきり折れちゃうような気がして、(ウルトラマンの3分タイマーみたいな)エマージェンシーが頭の中で鳴り響くので、この状況に腹が立つとかそういったことはできずにただただ横になれる滝民具で、横になって身体の回復をはかっていた。これを日常的に、しかも子供2人とか3人の面倒をみている人がいるのかと思う、正直どうやっているんだろう?と思う。
それが大半だから、といわれれば何も言えないけど、少なくともその過酷な状況を作り出している原因(夫が育休をとりづらいなど)を社会が変えていくためにアクションをとることは絶対必要だと思う。でないと、また次の世代も同じように驚き、絶望することの繰り返しになるはず。
なんにせよ、この2週間の経験があったから、大抵のことは、あのときよりはマシ。と思えるようになった。
こどもについて
私はもともと子供好きというわけじゃなかったので、実は、出産前は、自分の子供がかわいいと思えなかったらどうしよう?という不安を密かに抱いていた。
幸い、産後はじめて対面した生まれたてのシワシワ赤ちゃんの状態でも
「わぁ~~~~、よかった!かわいい!かわいい!!」という感情になって、そのことに内心ほっとした。
育児はとても大変だけど、ひとえに子供のかわいらしさと愛情によって、なんとか気力を奮い立たせてやれてるといっても過言ではない。
「こんなん可愛くなかったらやってられん。」と何度思ったかわからない。笑
新生児の一か月は、まだ宇宙の未知の生き物みたいに、おっかなびっくり、捉えどころのない存在だったが、生後3か月に差し掛かろうかという現在、少しずつこちらの顔を認識し、話しかけると笑ったり、表情も豊かになってきて、どんどん可愛さが増している。
この子が将来大きくなったらどうなるのかな?とか、まだまだ遠い未来のことを想像してみたり、大きくなったら一緒にこんなことをしたいな、という想像をするのも楽しい。
それに大人には考えられないスピードで、毎日毎日めざましく成長していくわが子をみて、驚くことがたくさんある。
昨日はやっていなかったけど、今日は手をじっと見つめている、とか、この前までは首がグラングランだったけど、気が付いたら首をしっかりあげて、世界をみていたり。
小さなことで不安になったり、一喜一憂したりするけど、おおむね順調に育ってくれていることに本当に感謝したい。
元気が一番。
夫との関係性
実はここが一番書きたかったことかもしれない。笑
産後、夫との関係性は確実にかわります!
子供が生まれて激変する生活のなかで、夫婦は愛し合う男女から、家庭をまわしていくひとつのチームという側面が加わります。
そうなったときに、これまで大人同士なら余裕があって許せていたことも、母として父親の側面をみたときに、どうしても不満や違和感が出てきます。
そうなったときに、どれくらいならお互いに許容できるのか、どうしたら不満を貯めずにすむのか、どうしたら健全にすごしていけるのかを、その都度都度模索しながら、話し合わないといけない。でも、こんだけ疲れてると、話し合いも雑になります。笑
同じような毎日を積み重ねていく先にある人生
正直、ここは私たちもまだ発展途上で、こうしたらよかった!という解がまだいまのところみつかっていないのですが、割と仲の良かった私たちでさえも、こんな風に乖離が発生するんだなぁというのは、やはり経験してみないとわからなかったことかなと思います。
でも、そうやってぶつかったり、違う生き物である自分たちを認識しながら、赤ちゃんを必死に育てて、猫も子供も、自分たちも元気にすくすく生きていけるように、同じような毎日を、生活を生きていくこの積み重ねが、多分かけがえのない日々なんだろうなぁとうっすらおもう。今は渦中すぎてうまく言語化できないけど。
親になるってことは、ほんとうの意味で大人になること、ならざるをえないことかもなあと思っています。親じゃない人は大人じゃないという意味ではないので、悪しからず。ただ、子育てって、自分の要望とは違う次元で、いきなり放りこまれた精神と時の部屋みたいな時間だなと思っているだけです。
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