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教師を目指す学生さんの現実;実際にであった学生事例から(4)現場を半年でやめちゃった、子の話

こんにちはー。昨晩凄い雨・・・でした😢
E×Wのトラです。

…前回、「教師を途中でやめちゃった」卒業生さんの話をしました。
結論からいくと、「環境への不適応」「パニック障害もどきになり」やめたとのこと。
残念…。非常に優秀ではあったので。
でも、私は一抹の不安を抱えてました、当時…。


「コミュニケーションがいまいち」

…だった。

私のゼミではなかったもので…

・物静か(だけとめちゃくちゃ足速い)
・PC、システム、マクロ等のプログラムめちゃ得意
・こつこつ一人で頑張れるタイプ+超優秀
・コミュニケーションいまいち…(難しそう)
・双方向でのやりとりはいつもうなずくのみ(笑顔はある)

みたいな感じ。
特性(結構強めに)あるよな、きっと…とおもいながら見守る程度でした。

大勢の一斉授業ではできるだけレポートで支援をしてきましたが、、、
あんまり範疇外のことするとね、、、
(本来の指導教官さんに怒られますから…って感じのところにいた=余計なことしないでくれって1回どころか3回位いわれたことある)

あんまり立ち入ったことはしない…でいました。
なんかあれば相談してね、って感じでした。スタンス的に。

ま、勉強はとーーーーーーーってもできる子だったので、
きっと教採も難なくクリア、面談も笑顔ではいはい、っていってたんだろなーって。
受かったんです、現役で。すごいなーって。

ところが…です。
保護者対応やらPTAとのからみやら、他の先生とのやりとりが…
うまくいかずいかずで…いかずでいかずで…はい…

半年でやめちゃったんですって😢

ここで、少し振返ってみたんです。
もうちょっとこの視点に立つべきだったんでは?周囲の大人も、
周りの子たちも。私ももう少しおせっかいでもよかったかもって。



相談者のNG by りょーさん
相談者のモヤモヤに寄り添ってちゃんと聴こうとしなかった
一方的に正解を伝え、「一緒に考える」ことをしなかった。
③選択肢を与えなかった。

相談される側、とか相談される立場の人たちが、
一旦振返ってみないといけない大事な視点を表してくれていました。

その辞めたこと、仲が良かった女子学生さんに
少し時間が経過してから、、、、伺ってみたんです。
背景理由を。


・最後のほうは相当なパニック状態になっていたよう…周囲は気づいていなかったのか?ほんとに?と…
③一人で考えないといけない選択肢しか残されていなかった可能性…

・相談しても、「自分で考えるのが教師の仕事だ」といって
よりそってもらえなかった…みたいな出来事がいくつか…
①一方的命令+②一緒に考えてもらえなかった

・保護者から毎日のように電話で追いつめられると…対応法がわからない
先輩に相談しても、うまく解決できず…②の可能性高い

これ、、、

現場の忙しさを私もわかってますので😿
(昨年まで荒れている中学校にいたから)わかります…_(._.)_
すごく…


…新人君の世話する暇もなく、自分のことでみんな精一杯…
優秀だときかされていたら…なおさらだ。わからんでもない。
でもなーあまりにも…うむ。

①、②、③がすべて重なった

        …そりゃきついよね…

もともと相談があんまり上手ではないので、、、
結局指導している人たちが、
先回りして支援をしすぎていた。
ここにきて最大限に露呈した可能性がある…

つまりは。

…学生時代に、
訓練が必要だったんではないか?と私は感じたのだ。

手取り足取りも大事な時期は…当然あります。
でもそれだけじゃNGでは?
私は少し厳しい目線でいましたが、できるだけ、

「一人立ちしてもらいたい」
「結局自分できめないといけない、という人生を歩んでほしい」


を大事に
していました。
だから、手取り足取り、は途中できらないといけないと 思っている一人です。

・自分の頭で考えてもできない場合は、相談し、委ねる。

☞自分でも整理する。何に今、一番、困ってるのか?を。

・相談された側は、相談内容をまずはきちっと整理
☞論点をずらさない+相談者へわかりやすいメッセージを伝え

・困りごとへの対応が時間かかる場合は、とにかく寄り添いはするけど…
答えを一気には出さない
☞これは、最大の訓練のひとつ、自分でどうしたらいか、考えてもらうための時間を設ける


ここに私は常に着眼するようにしていました。
勿論ですが、失敗もありました。
でもなんとか…ここをしっかりつなぐ努力はしました。

彼に、この時間帯が学生時代に欠けていたとしたら…???


得意なことを賞賛するのは結構なんですが、、、
そこだけでは、社会では生きていけない。


特性と向き合うこと、できることはなんなのかを明確にすること、


特性でその現場に適応困難の場合は、

事前に相談をして
相談者がNGだったら、第三者機関へ相談する

こと、
(第三者の、もおさえておくんです!)

他の人間に相談する術、を学ぶこと…
相談できなかったら書面でお願い、をすること…


学生時代のコアな指導を批判をしたいわけではなく、
現場の忙しさだけをなげきたいわけじゃありません。
率直に向き合うと 以下、もっと考えるべき視点ではなかったのか?
と・・・


・相談しやすい雰囲気づくり・環境設定
・相談を無下に扱わない 人格形成に日々努めること!!!

 ここ大事!
・相談者は勇気を振り絞っている!、という視点に立つべし!
・一緒に歩む姿勢は必ずみせないと、、、病みます、彼らは…
・「これだったらできそうか?ここなら大丈夫か?…」
 こういった複数の選択肢を用意するよう日々考えを巡らせる!
 

このあたりは、                        それこそ相談者側は一人で抱えないこと!



…どこでもここは大事な視点なんです、教員に限った事じゃなくって。
だから、私は伝えたい。

特性がある程度把握できているのであれば
大学生からでも遅くないんです。
きちんと現場を想定し、環境設定を想定し、
相談する訓練しないと…

訓練は大事。
社会でいきていくための一つの手段ですから。
厳しくやる、んじゃないんです。
かれらが何に困っているか?をきちんと把握するためです。そのあと、どう生きていくか??が大事なんだから!!!


ずっと指導教官がいるわけではない、
ずっとほめてくれる友人がつきそうわけじゃない・・・
ここ、大事にしていかないと!!!

厳しい視点も持って教育していく覚悟がないひとは
教員やっちゃためです、特に教師養成教師輩出の立場にいるのであれば…

こういう人が意外と一定数いますよ、現実課題かなと。
論文だけかけてりゃOKという視点の人間がいかにおおいか
ご存じですか?
研究と+教育と、を両方できないといけないのが大学教員。
ここ、ちゃんとしてー!って!!!

せくはら、適当なことばがけ、パワハラ、適当ななまやさしいその場しのぎの支援メッセージ、やめてくれ、といいたい。
あ、ずれました。


また次回~👋

御一読いただきありがとうございます_(._.)_😊


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