初バックパッカー旅が南米縦断だった話#1〜始まり編〜
先日某番組で放送された南米の秘境「ギアナ高地」の特集を見て、再び海外旅行に行きたいと言う欲が僕の中で高まりを見せている。
とはいえオミクロン株の流行で再びまん延防止等重点措置が全国で発令され、海外旅行は当然のこと、国内旅行も自粛ムードが高まっているので、一旦気持ちを落ち着かせるためにも、山あり谷ありだった初バックパッカーでの1ヶ月の南米縦断旅行を振り返ってみる。
発端は何てことはない飲み会の席での会話。すでに何カ国もバックパッカーとして旅をしてきた友人が、ふと、「南米に行こうかなと思ってて。。。」とこぼしたのを聞いたことである。
すぐに、同行をお願いし、とんとん拍子に話が進んでいく中で大事な点に気がついた。
「あれ、バックパッカー旅って何を準備すればいいんだ???」
俄然焦り出す僕。それもそのはず、そもそも前年まで日本国外に出たことがなく、初めての出国は安全度の高い国での大学のプログラムでの留学。
出国ゲートを通過し制限区域に入った時に、同行した友人から「初めての海外おめでとう笑」とからかわれたくらいである。
基本的に日本語が通じない環境でのタフな状況の旅なんて想像したことがなかった。加えて、それなりに危険度の高い南米に、、、となると恐らくは自分の人生史上最も命の危険がある状況となることは自明なので、さらに焦燥感が増していく。
しかしながら、である。
イグアスの滝、ウユニ塩湖、ナスカの地上絵、マチュピチュ…etc
諦めるには、あまりにも幼い頃からの憧れが強すぎ、その地に降り立ち自分の目で、耳で、五感で体験できると言う魅力に抗うことはできなかった(良い意味で)。
こうして、出発半年前から準備を開始したのであった。
今回のコースは、
サンパウロ⇨イグアス⇨サンチャゴ⇨アタカマ⇨ラパス⇨ウユニ⇨クスコ⇨マチュピチュ⇨レインボーマウンテン⇨リマ⇨ワカチナ⇨ナスカ⇨パラカス⇨リマ
の5カ国、計30日間の旅だった。
しかも、最初のブラジルは同行する友人と一緒ではないため、バックパッカー旅の最初から、危険度がそれなりに高いブラジルに一人で降り立って一週間過ごすという、今振り返ったとしてもかなり無謀な計画だった。
実際、この旅の中で3回命の危険を感じたし、うち2回は「殺されるかも」と認識するような出来事だったので、事前にしっかりと準備をすることの重要性をこの旅を通じて痛感したわけなのだけれど(最も、どちらも準備をしていたとしても回避することはできなかったが)。
そんなこんなで次回は準備編!
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