ハリー・ヲーデン

バレンタインのパーティを開いてはいけない

ハリー・ヲーデン

バレンタインのパーティを開いてはいけない

最近の記事

【雑記】悩ましいCD収納問題

 「CDは時代遅れ」と言われるようになってから、どれくらい年月が経ったでしょうか。我が家では未だに現役バリバリです。サブスク主流の現代において「なぜわざわざCDを買うのか」と問われれば、最たる理由は「物理的に所有することで安心感が得られるから」。サブスクは予告なく配信停止される可能性がありますし、そもそも最初からサブスクに存在しない音楽なんて、この世にごまんとあります。無論、ほかの物理メディアであるレコードやカセットも好きですが、聴きやすさと名前通りのコンパクトさでCDは優

    • 【ゲーム感想】夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle- (2009)

      はじめに 『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は、オーガストから2009年に発売されたたPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)。2005年発売の『夜明け前より瑠璃色な』(以下前作PC版)及び、そのコンシューマ移植版となる2006年発売の『夜明け前より瑠璃色な-Brighter than dawning blue-』(以下前作PS2版)の直接的続編にあたる。 ・公式サイト(R-18) ・コンプリートパック公式サイト(R-18) 作品

      • 【映画紹介】『血のバレンタイン』(1981)はスラッシャー映画の最高傑作である

         2月です。今年もバレンタインの時期がやってきました。というわけで今回紹介する映画は、カナダ産ホラー『血のバレンタイン』(1981)です。 あらすじ  そもそもなんでこんな記事を書いたかと言いますと、もちろん時期的にちょうどいいのもありますが、何より自分がこの作品を愛してやまないからです。タイトルに書いた通り、ガチでスラッシャー映画の最高傑作だと思います。誰が何と言おうとこれだけは譲れません。  好きが高じてnoteのアカウント名を殺人鬼のもじりにしたり、アイコンもそれ

        • 【ゲーム感想】夜明け前より瑠璃色な PC/Brighter than dawning blue (2005/2006)

          はじめに 『夜明け前より瑠璃色な』は、オーガストから2005年に発売されたPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)。2006年、18禁描写を省き攻略可能ヒロイン・新規シナリオが追加されたPS2移植版が、『夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue-』の題でオーガストの別ブランドARIAから発売された。  本稿では、無印PC版並びに『Brighter than dawning blue』のPC逆移植版(内容はPS2版とほぼ同一

        【雑記】悩ましいCD収納問題

          【雑記】2023年を振り返って/ハマったものとか

           2023年も残すところあと僅かとなりました。せっかくだからこの一年を振り返って、印象深い出来事を日記的に書いていこうかと。 1月~3月  SNS上で話題沸騰中のソシャゲ、『ブルーアーカイブ』(ブルアカ)を2月の2周年記念キャンペーン中にはじめました。もともとソシャゲはあんまりやってなくて、今も継続してプレイ中なのは『アリス・ギア・アイギス』くらい。『ウマ娘』はログボ勢。んで『ブルアカ』はどうかと言うと、2022年にリリースされたサントラVol.1, 2がかなり良かったの

          【雑記】2023年を振り返って/ハマったものとか

          【ライヴ感想】VEKTOR JAPAN TOUR 2023 @ SPACE ODD 11/2・11/3

           2023年11月2日(木)・11月3日(金・祝)、VEKTORのライヴに行ってきました。その感想を書きます。 はじめに VEKTORは、アメリカのプログレッシヴ・SF・スラッシュメタル・バンド。SFはそのまんまサイエンス・フィクションの意味で、そういった世界観が楽曲のコンセプトになってます。'04に結成され、現在に至るまで以下の3枚のフルレングスアルバムをリリース。 ・Black Future ('09) ・Outer Isolation ('11) ・Terminal

          【ライヴ感想】VEKTOR JAPAN TOUR 2023 @ SPACE ODD 11/2・11/3

          【ゲーム感想】真昼の暗黒 (2018)

          はじめに 『真昼の暗黒 / Darkness at Noon』は、隷蔵庫氏が運営する個人サークルSummertimeが2018年に公開した、フリーのノベルゲーム。ティラノゲームフェス2018グランプリ受賞作品。公式サイトには「このゲームには残虐な表現・性的な表現が含まれています。15歳以下の方はプレイをお控えください。」という注意喚起が記載されている。 ・公式サイト 総評 (※ネタバレ無) フリーゲームとは思えないほど凝った作りのノベルゲーム。ゲームを起動すると、まず初め

          【ゲーム感想】真昼の暗黒 (2018)

          【ゲーム感想】FORTUNE ARTERIAL (2008)

          はじめに 『FORTUNE ARTERIAL』は、オーガストが2008年に発売したPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)。2010年、『FORTUNE ARTERIAL 赤い約束』の題でTVアニメ版が放映された。 ・総合公式サイト(R-18)  『穢翼のユースティア』に情緒を破壊されるほど感銘を受けた(感想はこちら)ので、ほかのオーガスト作品もプレイしてみよう企画第1弾。  2008年発売のノベルゲーとなると、さすがに隔世の感があるが(主に画面解像度で)

          【ゲーム感想】FORTUNE ARTERIAL (2008)

          【ゲーム感想】イハナシの魔女 (2022)

          はじめに 『イハナシの魔女』は、同人ゲーム制作サークル、Fragaria(フラガリア)が2022年に発売したPC用ビジュアルノベルゲーム。2023年現在、PS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Seriesの家庭用移植版も発売されている。本稿で扱うのはPC版である。 ・PC版公式サイト ・家庭用移植版公式サイト 総評 (※ネタバレ無) ボーイミーツガールって良いものですね。そういえば王道シナリオの作品は随分久しぶりな気がする。友人に強く

          【ゲーム感想】イハナシの魔女 (2022)

          【ゲーム感想】穢翼のユースティア (2011)

          はじめに 『穢翼のユースティア』は、オーガストが2011年に発売したPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)である。2023年現在、R-18描写がカットされたPS Vita版、PS4版、Nintendo Switch版も発売されている。本稿で扱うのは、最初に発売されたPC版である。 ・PC新装版公式サイト (R-18) ・Switch/PS4版公式サイト (全年齢)  十数年前のゲームについて今更語るのは気が引けるが、自分はつい先日このゲームをプレイしてエ

          【ゲーム感想】穢翼のユースティア (2011)