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ほしい未来は自分たちでつくっていく  SMD第7回

 これからの時代の「ソーシャルデザイン」を考える連続講座、Social Mirai Design、第7回は、ビジネスプロデューサーの小野裕之氏でした。

ソーシャルデザインとは?

ほしい未来は、つくろう

 ここまでの講座の中で一番しっくりきた言葉でした。
 家族、職場、地域、単位は人それぞれだけど、それぞれの立場から社会に関わっていくこと。
 困っている人がいるのに解決されていないこと、その狭間を解決していくことが、ソーシャルデザインということでした。

 ソーシャルデザインをテーマにしたウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げ直後に関わっていたそうで、その当初約15年前は、ソーシャルデザインの認知度は低く「それで食ってけるの?」という反応だったそうです。
 それが、東日本大震災を経て市民権を得て、良いことという認識が広がってきているということでした。

 小野氏の特徴的なことは、ソーシャルデザインも、ボランタリー精神ではなく、対価としてのお金は(大小あれど)必要であるというところ。
 今回はかなり「お金」の話が聞けたのもとても興味深かったです。

ソーシャルデザインでお金もちゃんともらうには

 解決したい社会課題を、ある程度の規模でインパクトを出すためには企業や行政からの出資を得ながら、自分たちも商売をすることで尖った部分を出していくという、組み合わせでやるスタイルで、お金とやりたい事のバランスを取っているそうです。

 具体例としては、小伝馬町の昔ながらのビル一棟を借りてやっているANDONや、下北沢のみんなで育てていく”まち”のBONUS TRACKをこれまで手がけてきたとのこと。

自分が考えていきたいこと 

 今回の講座を受けてこれから考えていきたいことや問いは次の通りです。

▶︎とにかく実践あるのみ
 小野氏は、失敗を気にせず常に実践あるのみ!ということが話の節々からよく伝わってきました。
 「考えていきたい」なんて悠長なことを言ってないで、動かないといけないなと、、、この講座を受ける中でやってみようと思ったことをまずはやり始めようと思います。

▶︎世のためじゃない
 「世のため人のためだから!」と正義を振りかざすのではなく、「私が気になるからやる!」じゃないとうまく回らないそうです。
 「社会課題解決」というと、世のため!じゃないといけないんと思い込んでいたので、かなり新しい視点でした。

▶︎スモールステップから
 まずは、やりたいことを赤字にしない(利益は出なくてもいい)ようにやってみるということが、今別所でやっていることとリンクして、それでいいんだなと思えました。
 引き続きこのスモールステップは続けていきたいと思います。

▶︎社会課題ってなんだろう?
 今回は、巡り巡って「社会」課題って何なんだろう?ということが、突き詰めて考えると分からなくなってしまった回でした。
 残りあと数回で考えていきたいと思います。

当日のメモはこちら

SMD7なかみ

Social Mirai Design講座受講記事一覧
▶︎ソーシャルデザインを考える・行動する Social Mirai Design スタート 第1回
▶︎「デザイン」の力を知る SMD第2回 山崎亮氏
▶︎楽しく続けることで地域経済を回す SMD第3回 矢口真紀氏
▶︎ワークショップの非日常性でポテンシャルを引き出す SMD第4回 安斎勇樹氏
▶︎アソシエーションデザインでひたすら周りを整えるまちづくり  SMD第5回 寺井元一氏
▶︎答えのない問いに向き合う SMD第6回 中間ワークショップ

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