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ワークショップの非日常性でポテンシャルを引き出す SMD第4回

 これからの時代の「ソーシャルデザイン」を考える講座、Social Mirai Design、第4回はCULTIBASE編集長(やミミクリデザインCEOなど)の安斎勇樹氏でした。

ソーシャルデザインとは?

 普段ワークショップデザインの分野でご活躍されている安斎氏。ソーシャルデザインとはなんぞや?!を掘り下げてみたその軌跡から共有をしてもらえてとても面白かったです。
 ソーシャルの語源は「分かち合う」や「つながる」など。大人ってどうやってつながるんだっけ?というところから、一人で解決できないからつながる、ということから、
①問いをつくる
②問いと人をつなげる
③人と人をつなげる
④問いと問いをつなげていく

 こうして、「自分ごと」の問いを編み、「探求」のムーブメントをつくっていくことでは?というところにたどり着いたそうです。

ワークショップの力

 安斎氏のツボは、「本当はこんなことがしたい」「こんなことができる」のに、その衝動にフタがされて眠っているポテンシャルを引き出すことワークショップの非日常性の力がその衝動を引き出させられるということかと思いました。
 そして、特定の分野や解決したい課題があるというわけではなく、むしろ特定課題の沼にはまってしまっている人・組織からそのポテンシャルを引き出すことが好きとのことでした。

自分が考えていきたいこと 

 今回の講座を受けてこれから考えていきたいことや問いは次の通りです。

▶︎ワークショップの自己目的化
 「手段を自己目的化することが好きです」との話で(研究者としてのバックグラウンドがあるので当然なのかもしれないですが)、ワークショップが好きだけど目的じゃなく手段のはずだからなあ…と悩んでいた私には目から鱗でした。
 となると、私の中でのワークショップが好き!は他者との対話の中で気づきがあるという点なのですが、そこをもっと掘り下げてみたいなと思いました。(先日一旦まとめたもの→  なんでこんなにワークショップが好きなのか?を考えてみた

▶︎個と個をつなげること
 今回のコロナ禍を受けて主語の個人化が進むのではという話も興味深かったです。とすると、これからのファシリテーションは、個と個をつないでいくという側面が強くなるというのは意識したい視点だと思いました。

▶︎説得力をつけること
 企業や自治体などを相手に「遊び(あるいは異化の要素、非日常)」のあるワークショップを提案することはハードルが高いという話も出ていました。
 そこへの答えは、なぜそれが必要なのかの説明が大事とのこと。そのためには、ストーリーで腹落ちしてもらう視点と、権威をうまく使いながら自分の内側の納得解が重要だということを話すということで、少しでも行動に移したい点でした。

当日のメモはこちら

SMD4なかみ

Social Mirai Design講座受講記事一覧
▶︎ソーシャルデザインを考える・行動する Social Mirai Design スタート 第1回
▶︎「デザイン」の力を知る SMD第2回 山崎亮氏
▶︎楽しく続けることで地域経済を回す SMD第3回 矢口真紀氏

※以前書いた安斎氏の本を読んでの感想はこちら→  <問い>の持つ力とファシリテーションの真髄を学ぶ 「問いのデザイン」

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