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なんでこんなにワークショップが好きなのか?を考えてみた

 大学時代ワークショップに出会い、社会人一年目から現場にでて10数年、細々とワークショップを続けてます。今回は内発的動機と向き合い、ただツラツラと、なぜハマったのか?なぜ好きなのか?を掘り下げてみたいと思います。

出会いは無難にKJ法

 ワークショップに出会ったのは、大学の地域づくり系の授業で、フセンを使ったいわゆるKJ法を使っていたことでした。
 また、社会教育系の授業では、フィールドワークや振り返りも行われていて、ぼんやりと、意見が可視化されたり、人と一緒に意見を出して何かやっていくのが楽しいなあくらいに思ってました。

社会人になって現場へ、、、

 ありがたいことに、一年目からワークショップの現場に出られる環境で、地域の人たちと触れ合い、話しながら形にしていくことが楽しいなと思いました。
 年間3〜4本(単発や、シリーズものなど形態は様々)ほどやっていき、どうやったら上手く伝えられるのか?どうやればたくさん話してくれるのか?どうまとめたらいいのな?などを考えるように。

ワールドカフェとの出会い

 2010年、ワールドカフェが日本で盛り上がってきた頃、ワールド・カフェ・ウィークというイベントに参加しました。
 ここで、ワールドカフェにめちゃめちゃハマります 笑。 ワールドカフェの、前のテーブルで話してことを他花受粉していく特性や、話すことがメインで楽しい雰囲気などが、とても斬新に映りました。
 当時は、公私共に色々なところでワールドカフェをやらせてもらい、とても楽しかったです。本格的にワークショップが好きだなと思い始めたのはこの頃でした。

ワークショップデザイナーへ

 2011年、知り合いが見つけてくれて、青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラムを受講しました。
 ここでは、今まで体験値だけでやってきたワークショップについて理論を学ぶと共に、参加者と一緒に実践を行うこともあり、新たな発見や今後に活かせることが沢山ありました。
 ワークショップデザイナーを受講してのアレコレはこちら→WSD(ワークショップデザイナー育成プログラム)を受けてよかったこと

絵が描けなくてもOKなグラレコを知る

 2017年に、ワークショップデザイナー繋がりで絵が描けなくても描けるグラレコを習い、意見の取りまとめの新しい方法を手に入れて、また面白みが増しました。いかに意見を可視化し、構造化していくかという楽しさがこの辺りから加わってきました。
 グラレコ についてはこちら→整理のためのグラレコ術

オンライン化の波の中で

 ワークショップデザイナーの講座で得た知識をもとに公私共にワークショップに触れながら早数年。
 この度のコロナ禍のおかげで、どっぷりオンラインワークショップにハマりました。リアルと何が違うのか?どういうことができるのか?改めてワークショップの本質を考える良い機会にも。また、リアルに比べ気軽に開催できる利点も実感してます。
 オンラインワークショップの留意点はこちら→オンラインワークショップ・場づくりのコツ一覧

なぜ好きなのか?

 ここまでの経緯を書いてみた通り、「楽しい!」とハマるきっかけ・転換点はいくつかありました。出発点は、参加してても実施してても「楽しい!」と思ったところですが、何が楽しかったんだろう?何が好きなんだろう?を掘り下げてみました。

▶︎気づきがあること
 自分一人で考えていたら思いもよらなかったような気づき・発見が得られることがワークショップの醍醐味であり、好きな点です。

▶︎でも、何故ワークショップ?
 気づきを与えるのであれば読書でもいいし一方通行の講座を受けるだけでも良い。では何故ワークショップが好きなのか?それは、自分の思考をまず初めに外在化し、他の人の意見を聞き、話し合いながら自分の意見も変容していく=気づきがあるというプロセスをたどるからかもしれません。
 一人では完結せず、他の人とのコミュニケーションの中でそれが生まれていくということが好きなようです。

▶︎単純に話すことが好き
 あとは、単純に他の人と話すこと、コミュニケーションをとることが好きなんだなと、振り返っていて思いました。

▶︎一対一ではダメなのか?
 
コミュニケーションで気づきを促すという意味では、カウンセラーのような一対一のものでも良いはず。でもなんでワークショップ?
 一対一で直接気づきを与える方法だと、先生と生徒、カウンセラーとクライアントのように、縦の関係になってしまいそう。また、一人がもたらせる考え方やアイデアには限界がある。
 一方ワークショップを設定する場合、多様な背景を持つ参加者同士の化学反応で気づきが生まれてくるので、それをどう生まれるように設計するか?が面白いのかもしれません。

▶︎説明することと構造化も楽しい
 プロセスとして好きなのは、参加してくれた人が理解しやすいように説明することと、出てきた意見を構造化して取りまとめていくことです。
 いわゆるファシリテーションのイメージの、進行、話を促すことは苦手意識が強いです…(致命的…)

書き出してみて思ったこと

 ワークショップが「好き」というのは、内発的動機であり理由はいらないと思っていたのですが、その内発的動機が生まれた経験は外的環境であり、どうして大事だと思ったか?大事にしようと思ったきっかけは?といったことを掘り下げると、理解も深まりやすいと聞いたのでグダグダと書いてみました。
 これを機に、これからも深め続けていきたいと思います。長々とお付き合いいただ方がいらっしゃれば、どうもありがとうございました。

#自己紹介 #ワークショップ #ワークショップデザイナー #WSD #ファシリテーション

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