![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/39614236/rectangle_large_type_2_5fb82ce08b2b53dd6c7070b1c28e5c29.jpeg?width=800)
ベートーヴェンを毎日聴く91(2020年3月31日)
『ベートーヴェン/二重奏曲 op.64』を聴いた。
ベートーヴェンを毎日聴く91
— Harayan (Herbert von) (@HarayanV) March 31, 2020
op.64 二重奏曲。
op.3を他者が編曲しベートーヴェンが校訂した後出版。チェロ・ソナタの形式。原曲と比較するとチェロが圧倒的な主役。幅広い音域のピアノは表情豊かに厚みを持って支える。若い溌剌さが広がる。
演奏:クリーゲル&ティシュマン。(by YouTube)
これも作品63同様、ベートーヴェンが作った作品を他者が編曲したもの。元は作品3「弦楽三重奏曲第1番」。これをチェロとピアノの「二重奏曲」に変えている。
ベートーヴェンはチェロ・ソナタを5曲作ったが、第3番はちょうどこの作品が出版された頃、作曲に取り掛かっている。すでに作られた第1番と第2番を作ったのは10年も前のことで、思い出したようにチェロ・ソナタをひとつ作ったことになる。
まさか、他者が編曲したこの作品がきっかけになって、第3番に取り掛かった、ということではないと思うが、そう思わせるタイミングでもある。
(記:2020年11月26日)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?