三十路〜盆と正月〜
苗字が変わるぐらいなんて事無い
久しぶりの帰省は親への挨拶
だったのかも知れない
今度の彼氏もまた君を泣かせるような人
かも知れない
でもどうでもいい
そういう夜を何度も乗り越えて来た
どうでもいいと思える所まで
一人で舟を漕いできた
もういいやとまぁいっかの波に揺られて
お月様はずっと出てるけど、この海は
果てしなく暗くて黒くて静かだ
涙は年に数える程しか流れないし
盆正月と同じぐらいの頻度だけれど
野菜を馬に例えたり
お餅の上にみかんを置いたりすること
何で今年も忘れていないのだろう
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