hara akane

UI / UXデザイナー | グラフィックデザイナー | 元ITメガベンチャー営業 | 趣味はアート、旅、勉強。コレクションとスクラップブッキングが好きです。 日々の学び・インプットを書いていこうと思います。 Twitter→@harakane

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マガジン

  • art log by HARA akane

    HARA akane が書いた、美術館ログ・展覧会ログをまとめたマガジン。

  • design study by HARA akane

    HARA akane が書いた、デザインに関する学び・インプットをまとめたマガジン。

最近の記事

いつの時代も変わらない生活「ポンペイ」| art-017

こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は、2022年4月3日(日)まで東京国立博物館にて開催されていた、特別展「ポンペイ」の感想まとめです。 この展覧会は現在京都市京セラ美術館にて開催中で、その後宮城県美術館、九州国立博物館と巡回展示されます。 ポンペイって?ポンペイは、イタリア南部のナポリ近郊にあった古代都市です。 紀元79年、ヴェスヴィオ山の噴火により一瞬にして街ごと火砕流に埋もれ消滅しました。 18世紀から発掘が始まったポンペイの遺跡は、ユネスコ世

    • 世界が違って見える、愛おしくなる「un(real) utopia」| art-016

      こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は、2022年5月15日(日)まで東京都写真美術館にて開催されていた「本城直季 (un)real utopia」の感想まとめです。 本城直季さんのこと本城さんは、1978年東京都生まれの写真家です。 大判カメラのアオリを利用して、ピントが合っている範囲を狭くボケている範囲を広くすることで、リアルな世界をミニチュアの世界のように映す作風で知られています。 私は展覧会にいくまで本城さんのことを知りませんでしたが、チラシの

      • ‘私’の中へ「RED 堀清英 写真展」| art-015

        こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は、2022年2月20日(日)までシャネル・ネクサス・ホールにて開催していた「RED 堀清英 写真展」の感想まとめです。 堀清英さんのこと堀さんは、自身の写真作品はサイコロの目のように偶発的に導かれたピクチャーポエムである、と語っているそうです。 この展覧会は、「『自分』とは何者か?」という問いへの答えを追求している今回初公開となった表題作「RED」を含む三部構成の写真展でした。 展覧会サマリー基本データー ー感

        • 匂いまで鮮やか「パリ 色とりどり」| art-014

          こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は、2022年3月27日(日)まで目黒区美術館にて開催されていた「木村伊兵衛と画家たちの見たパリ 色とりどり」についての感想まとめです。 木村伊兵衛さんのこと日本を代表する著名な写真家の木村伊兵衛さん(1901~74年)。 私は詳しくなかったので、木村伊兵衛さんについてもまとめておきます。 木村さんは、報道・宣伝写真やポートレート、そしてスナップ・ショットなどで幅広く活躍した方です。 スナップ・ショットとは、入念な準

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          彫刻のような絵画「モディリアーニ展」| art-013

          こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は、2022年7月18日(月・祝)まで大阪中之島美術館にて開催中の「開館記念特別展 モディリアーニ -愛と創作に捧げた35年-」にいってきたので感想のまとめです。 モディリアーニのことアメデオ・モディリアーニはイタリア出身で、エコール・ド・パリの画家です。病弱かつ退廃的な生活をしていたため、35歳という若さででこの世を去りました。 モディリアーニの作品はほとんどが人物画で、長い顔や首・なで肩・アーモンド型の瞳のない目・

          彫刻のような絵画「モディリアーニ展」| art-013

          独創的で自由な世界「ミロ展」| art-012

          こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は「ミロ展-日本を夢みて」の感想まとめです。 私は2022年4月17日(日)まで開催されていた、東京のBunkamura ザ・ミュージアムに行きましたが、現在は愛知県美術館で開催中で2022年7月3日(日)までの会期です。 ミロのことミロは、1893年スペイン・バルセロナ出身の芸術家です。 ピカソと並んで現代スペインの巨匠とされています。 ミロは生涯を通して幅広く創作活動を行っていますが、シュルレアリスムの文脈で紹介

          独創的で自由な世界「ミロ展」| art-012

          2人の対比で印象派を深く知る「シダネルとマルタン展」| art-011

          こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は、2022年6月26日(日)までSOMPO美術館にて開催中の「シダネルとマルタン展 -最後の印象派、二大巨匠-」にいってきたので感想のまとめです。 シダネルとマルタンのことフランスで活躍した画家、アンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタン。 あまり聞きなじみがなかったので、2人が生きた当時のフランスについて調べてみました。 19世紀末から第一次世界大戦勃発までの25年間をベル・エポック(美しき時代)と呼びます。 普仏戦

          2人の対比で印象派を深く知る「シダネルとマルタン展」| art-011

          年賀状から考えるいい企画のつくりかた | design-001

          こんにちは! 今日は、2022年2月28日(月)まで竹尾見本帖にて開催されていた「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.17 を訪れて感じた、いい企画のつくりかたをまとめてみようと思います。 展示を観てからかなり時間が経ってしまいましたが、 来年からは私もこだわって年賀状を作ろうと思っているのと、年賀状以外でも活かせる場面がありそうなので言語化しておきます。 展覧会サマリまずは展覧会のご紹介から。 クリエイターからの年賀状がたくさん観れるなんて、とても勉強になり

          年賀状から考えるいい企画のつくりかた | design-001

          美しさの最果て「奇想のモード」| art-010

          こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は、2022年4月10日まで東京都庭園美術館で開催されていた「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」について感想をまとめてみます。 シュルレアリスムとは?シュルレアリスムは、夢・欲求・偶然など無意識を描き出すことを目指した流派です。有名な画家は、ジョルジョ・デ・キリコ、サルバドール・ダリ、ルネ・マグリット、ジョアン・ミロなど。 現実ではありえない組み合わせのものが、現実かのように写実的に描かれるのが

          美しさの最果て「奇想のモード」| art-010

          儚く強く、抽象的で具体的「ダミアン・ハースト 桜」| art-009

          こんにちは! 私は週1で展覧会に足を運んでいます。 今日は、2022年5月23日(月)まで国立新美術館にて開催中の「ダミアン・ハースト 桜」にいってきたので感想をまとめてみます。 ダミアン・ハーストのことダミアン・ハーストはイギリスを代表する現代アーティストで、「生と死」を主要テーマにさまざまな作品を世に送り出しています。 死んだ動物をホルマリン漬けにした「Natural History」シリーズが有名で、ほかにも、異なる色のドットが描かれた「スポット・ペインティング」シリ

          儚く強く、抽象的で具体的「ダミアン・ハースト 桜」| art-009

          浮世絵を体感「浮世絵劇場 from Paris」| art-008

          こんにちは!私は週1ペースで展覧会にいっています。 今日は、角川武蔵野美術館で2022年5月8日(日)まで開催されている「浮世絵劇場 from Paris」についての感想まとめです。 浮世絵劇場とは?パリをベースに活動するアーティスト集団、ダニーローズ・スタジオが手がけたインスタレーションで、フランス国内では計200万人が体感したそうです。 浮世絵をコラージュし、360°の映像に仕立てています。 展覧会サマリー基本データー 角川武蔵野ミュージアムは、ところざわサクラタウ

          浮世絵を体感「浮世絵劇場 from Paris」| art-008

          こだわり抜かれた美しさ「はじまりから、いま。」| art-007

          こんにちは!私は週1ペースで展覧会にいっています。 今日は、アーティゾン美術館の展覧会「はじまりから、いま。」についての感想まとめです。 本日までの会期ですので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください。 アーティゾン美術館のこと1952年開館のブリヂストン美術館が、約5年の休館を経て2020年に新館名でオープンしたのがアーティゾン美術館です。「創造の体感」をコンセプトに、古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、そして現代美術まで幅広く収蔵しています。

          こだわり抜かれた美しさ「はじまりから、いま。」| art-007

          ずっと試して作りつづける「ソール・スタインバーグ」| art-006

          こんにちは!私は週1ペースで展覧会にいっています。 今日は、ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて3/12(土)まで開催されていた「ソール・スタイン・バーグ  シニカルな現実世界の変換の試み」について感想をまとめます。 About ソール・スタインバーグソール・スタインバーグは、領域を飛び越えて活躍した人ですが 肩書きをつけるなら漫画家・イラストレーターとなるのでしょうか。 ルーマニアでユダヤ人の家庭に生まれ、イタリアで建築を学びながら諷刺雑誌に一コマ漫画を寄稿し人気を得る

          ずっと試して作りつづける「ソール・スタインバーグ」| art-006

          IT営業からデザイナーになった話、そしてこれから

          こんにちは! 私は、新卒でIT企業に入社し営業のプレイヤー・マネージャーを経験したのち、現在個人事業主としてデザイナーをしています。 今日は自己紹介として、これまでの経緯とこれからやりたいことについて書いていこうと思います。 私のこと私は現在29歳です。(有名人だとさっしー、まいやん、霜降り明星の2人などと同学年) 性格的にはよく考える慎重派で、真面目にコツコツタイプです。心配性で周りを気にするところがあります。 好きなことは、アート・旅・勉強など。 好奇心旺盛でみたこ

          IT営業からデザイナーになった話、そしてこれから

          おしゃれ = 遊び心 ってことかな「ポール・コックス展」| art-005

          こんにちは! 今日は、すでに会期終了済みではありますが、1月上旬に訪れた「つくる・つながる・ポール・コックス展」をレビューします。こちらは2022年、私が最初に訪れた展覧会でした。 ポール・コックスさんのことポール・コックスさんは、フランス・パリ生まれのアーティストです。絵画・グラフィックデザイン・絵本・舞台美術などでフランスを中心に幅広く活躍しています。 私は展覧会にいくまで知らなかったのですが、絵本が邦訳されたり、ルミネやキリンビールの広告のイラストを手がけたりと、日

          おしゃれ = 遊び心 ってことかな「ポール・コックス展」| art-005

          ささやかな幸せを慈しむ「グランマ・モーゼス展」| art-004

          こんにちは! 今日は、世田谷美術館で現在開催中の「生誕160年記念 グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生」についてレポートします。こちらは2022年、私が8個目に訪れた展覧会です。 グランマ・モーゼスのこと私は展覧会にいくまで、グランマ・モーゼスを知りませんでした。ですがポール・コックス展の会場でポスターを見つけて一目惚れ。あまりの可愛さに絶対観にいこう!と思いました。 グランマ・モーゼスはアメリカの国民的画家です。75歳から本格的に絵を描き始め、80歳ではじめての個

          ささやかな幸せを慈しむ「グランマ・モーゼス展」| art-004