見出し画像

‘私’の中へ「RED 堀清英 写真展」| art-015

こんにちは!
私は週1で展覧会に足を運んでいます。
今日は、2022年2月20日(日)までシャネル・ネクサス・ホールにて開催していた「RED 堀清英 写真展」の感想まとめです。

堀清英さんのこと

フォトグラファー。愛知県出身。1991年よりNYのICP(国際写真センター)にて学び'97年帰国。現在は自身の作品制作を基盤に、雑誌・広告・アーティスト撮影など。

HPより( https://www.kiyohidehori.com/ )

堀さんは、自身の写真作品はサイコロの目のように偶発的に導かれたピクチャーポエムである、と語っているそうです。

作品の脇に添えられたサイコロの目

この展覧会は、「『自分』とは何者か?」という問いへの答えを追求している今回初公開となった表題作「RED」を含む三部構成の写真展でした。

展覧会サマリ

ー基本データー

展覧会名 
RED 堀清英 写真展
会期   
2022年1月19日(水)~2022年2月20日(日)
開館時間 
11:00~19:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日  
なし
会場   
シャネル・ネクサス・ホール
各線「銀座駅」 徒歩1分
〒104-0061 東京都中央区銀座3-5-3
シャネル銀座ビルディング4階
観覧料  
無料

HPより( https://nexushall.chanel.com/program/2022/red/ )

ー感想ー


・興味深度 ★★
・感動度  ★★★
・影響度  ★
・コスパ度 ★★★


①内側へ、迷い込む

通常入口から出口まで一方通行になっていることが多いと思います。
ただこちらの写真展は、中央に向かって回覧するようになっていて、REDゾーンを進んだ奥に、WHITEゾーンがあり、その奥にGRAYゾーンがあり行き止まりになっていて、きた道を戻っていきます。

作品の森に迷い込むように歩いていく感じとか、行きと帰りで景色が違って見える感じがとてもおもしろかったです。

②自分を、みつめる

REDは、赤いワンピースを着て手鏡をみている顔の見えない女性が、さまざまな場所にいる写真たちでした。

ここどこだろう?と思うような景色の中にいても、ずっと手鏡で自分の顔だけを見ている様子がとても不思議で、でも人間がしていることってどこにいても何をしていても常に自分との対話なのかもな、と思いました。

ワンピースが黒だったら怖い印象が勝っていたかもしれませんが、赤だったので上手く周囲から浮いていて抽象化されている感じがして、全体的に明るくポップな画面になっている気がしました。

まとめ

作品自体と展示会場のつくりも相まって、どんどん深く内側へ入り込んでいく感覚があって興味深かったです。
写真展にも積極的に足を運ぼうと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?