お米からゴミは出ません。その4
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お米からゴミは出ません。その4

前回からの続きです。

このシリーズでは、お米が如何に「ゴミゼロエミッション」を実現しているのかについてご紹介しています。

前回は「籾殻」について触れてみました。

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そして今回はその「籾殻」の意外な使い方についてご紹介しますが…。

実は…飛行機の洗浄に使用されているのです。

具体的にはジェットエンジンのすすを取るために、籾殻を噴射して当てているそうです。前回記したように籾殻はケイ酸(つまりガラス成分)がメインの成分のため非常に硬く、そういった使い方もむべなるかな、です。

最終的にはエンジンを点火すれば燃えてしまうので整備上・安全上、問題ない、とのこと。

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この話は、最初は「噂」レベルだったのですが、たまたま親戚に航空会社の人がいたので聞いてみたところ本当だったのです。

さて籾殻と来れば、稲わらもあります。

稲わらは以前noteに記載したように、普通は手に入る代物ではありません。

この記事にあるように、驚くほど多面的に使用されていることがお分かりになると思います。これこそゴミになりようがない資材なのです。

さて、このようにお米自体、ゴミが全くでないことが分かると思います。そうもし仮に出るとしたら

①虫が湧いてしまったお米

②給食やレストレランでの食べ残し

くらいなものです。

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①については、せっかく購入したお米を保管状態を気にせずに放置していた場合。②についてはせっかく注文して料理人さんが作ったのに残してしまう場合。

いずれも個人の「気づき」「注意」で防げる話です。

この二つはフードロスの問題にもつながります。

話は少しそれますが、コロナ禍においてお米は余っています。それは飲食店に行く人が減ったからなのですが…。

しかしよくよく考えればおかしな話です。

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そういった業務用のお米が減った分、一般家庭の消費量が増えるはずです。人間の口数が減ったわけではないのですから。普通に考えれば「行って来い」の話です。

ところがそうはなっていない。

そう考えると実はお米は知らず知らずに「無駄」が多い食糧になっていたかもしれません。

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さて最後に…。

皆さん、お米が入っている袋、ご存知ですよね。

これで30㎏あります。この袋も実は簡単には捨てられません。

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紙ですから古紙回収もありますが、例えば

①バックの材料

②生産者さんが自分達で食べる分のお米の保管

③建築現場での廃材入れ

④幼稚園でのお遊戯

で使われます。

①の事例はこちらですね。農閑期の間、副収入を得るために生産者さんは工夫をこらしているのです。

②については、地方のホームセンターに行くと販売されています。
この袋、実は二重になっていて丈夫に出来ています。その丈夫さも公的機関で検査された裏付けがあります。少しくらい水に濡れても全く影響ないのです。
そのため値段が高いのです。
商品として生産者がお米を販売する場合はこの袋に入れないと難しいのですが、自分達で食べる分や親戚に配る分には立派な袋に入れなくても…ということで再利用されているのです。

③・④は小池精米店の事例です。

③は近所の建築業者さんが買っていきます。この袋は軽くて丈夫なので、多少角ばった廃材でも問題なく入れることが出来るのです。

④についてはこちら。

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ぱっと見は分からないかもしれませんが、これ、お面です。
風船を膨らせ、その周りに米袋を破ったものを貼り付け、絵の具をぬって、糊で固め、最後に風船を割ると…こんなお遊戯に使うお面になるわけです。

弊社の近所の保育園が時々使っています。

いかがでしたでしょうか?

最後はお米本体からは離れましたが、こういった話を追っていくと、お米には

「再利用」

という言葉がぴったりな食糧だと改めて感じ入ります。

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そして…その事実こそ、「日本人のお米との付き合いの長さ」を如実に物語っている…と思うのです。

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「楽しくなければお米ではない!」
有限会社 小池精米店
三代目 小池理雄(ただお)

五ツ星お米マイスター
東京米スター
6次産業化プランナー(中央サポートセンター登録)
社会保険労務士

東京都米穀小売商業組合所属
東京都ごはん区メンバー

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ありがとうございます!お米を楽しみましょう!
1971年、原宿生まれ。明治大学卒業後、出版社入社。社会保険労務士の資格取得後、コンサルタントとして活動。2006年小池精米店を継ぐ。イベントや講演会、テレビやラジオ、新聞等のメディアに多数出演。 https://www.facebook.com/tadao.koike