ワンス・アポン・ア・タイムinダイアリー 5
5、日記の中
小学校を卒業し中学生になった僕たちでしたが、直樹や由紀ちゃんとの距離は縮まることなくむしろどんどん開いていき、やがて学校ですれ違ってもお互いに目もあわせないようになってしまっていました。
僕はそんなことを頭から振り払うように部活のバスケに熱中していましたが、直樹や由紀ちゃんは学校の不良達の仲間に入って校舎裏でタバコを吸っていたり、夜な夜なバイクを乗り回したりしていました。
直樹の家は、父親が警察を辞職してからといあものお酒に溺れるようになり、深酒して暴れ