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HSP気質のわたしが適応障害と診断された病院でのつらい体験談。

”適応障害”と聞いて、どんなことを想像されますか?
最近では有名人の方も公で経験を語っていたり、休養のため公表したりして
少し聞き覚えのある言葉になりつつありますよね。

適応障害は下記のような状態を指すようです。

ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係など)が、その人にとっての主観的な苦悩(とてもつらく耐えがたく感じ)を生み、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。 たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。

専門家の人からすると、”適応障害”、”うつ病”などの病気の違いは
すぐにわかりますよね。
素人が超~かんたんに分けると、
『特定の状況や出来事が原因となって起こるうつ状態が”適応障害”』
『特定の状況や出来事がなく自発的なうつ状態が”うつ病”』
と言われています。(誤っていたらご指摘ください…!)

過去にnoteでも書きましたが、
わたしは22歳のころはじめて就職した職場で適応障害の症状を
経験しました。

いわゆる『特定の出来事』というのは仕事でした。経緯などが詳しく書いてあります。
今回はそのときの病院での出来事を思い出して書いてみようと思います。

病院選びは重要&何度でも変えていい。

ここで伝えたいことを先に言ってしまいます。

病院(医師)選びは重要です。
だからこそ、病院は何度でも変えていいのです。

なぜわたしがそう思ったのか
体験談ベースで書いてみました。


※今回も、ストレートに当時のことを書くため、いま現在、適応障害や抑うつ状態、うつ病の症状がある方にとっては、もしかするとつらい内容になってしまう可能性もあります。
しんどいと感じたら読むのをお休みされることをおすすめします。


自分で異変に気付いたが、受診するまでに時間がかかった。

そうなんです。
わたしはもともと病院嫌いでして、
それもこの時期、美容室勤めだったわたしは
手荒れの症状がひどく皮膚科にも通院していて、
そこで医師に強めの個人的な意見を言われたり、思うように治療が進まなかったので、
病院なんか行ってもいいことない…」という気持ちが
足を重たくさせました(こどもか。)

さらに毎日鬱々とした状態でなにもする気になれず、
仕事を休んで通院する、という選択がなく、
休日は疲れ果てて家に引きこもる日が少し続いていました。

「会社を辞めるために診断書をもらうといい」というのを
なにかで知って、安易ですがそれがきっかけで行こうと思えました。

結局知り合いが以前診断書をもらったことがあると教えてもらった
近所のメンタルクリニックで受診しました。


※病院でのつらかった体験談のため、わたし主観の文章がつづきます。

目も合わせてもらえない医師へ現状を説明するつらさ

クリニックは小綺麗でそんなに大きくない、かといって狭くもない
普通のクリニックでした。

診察室へ入ると、女性の医師が座っていました。
デスクに向かい、PCか書類に目を通しながら
「今日はどうされましたか~?」
と聞かれました。
いま思い返しても、こっちを向いて話しかけてくれている印象はなかったです。

その瞬間、「あ、この人、わたしのこの気持ちをわかってくれる人じゃない」
と嫌な予感がしました。
完全に心を閉ざした状態でした。

どんなことを喋ったのか、頭がぼうっとしていて、覚えていません。
お仕事のことを思い出さなきゃいけないのがつらかったです。
話しながら涙がこぼれそうになりました。
特に声掛けはなく、「それで~?」と続きを話すように促されました。

夜は眠れるか、と聞かれ、あまり眠れない、と答えると、
睡眠薬のようなお薬を2種類処方されました。
”メイラックス”と”リフレックス”というお薬でした。
抗うつ成分も入っていると言われました。
飲んだらめまいがひどく、服用を続けることはできませんでした。

なぜか診断書をすぐに書いてもらえなかった

診断書をもらって、会社に出したかったので、
「診断書もいただけますか」と言うと、なにに使うのか聞かれました。
会社に提出すると答えると「休むために提出するなら書く」というニュアンスのことを言われました。

医療業界のことや診断書の効力、責任制とか?わたしにはわかりませんが
書きたくないのかなと感じました。

もう辞めることは決めていたので「もう辞めるんですが…」と言うと
書いてもあまり意味がない、休暇をもらって休んでから仕事を続けるか考えればいいじゃないか、
のようなことを言われました。

あなたはうつ病ではない、と言われました。
”うつ病”でなかったらあとは診断書も治療もいらない健康状態なのでしょうか?それはちがいます。

言われている意味がわからなくなり、
また頭がぼうっとしたのを覚えています。

うつ状態に加えて、元からの気質で、
人の怪訝そうな表情や、強い口調をされたことが
居ても立っても居られない気持ちになりました。
悲しくて、今すぐに診察室を立ち去りたい気持ちでした。

どうやって会話を終えたのか覚えていませんが、
診断書を握り、泣きながら会計をしたのを覚えています。

病院に行ったことで、他人に圧を受けて、
さらに疲弊した状態でした。
薬ももういらない、とさえ思いましたが、
同じビル内の薬局だったのでついでに寄ってもらって帰りました。

治療目的の場合は、セカンドオピニオンを。

わたしの場合は、診断書をもらうことを目的として受診し、
そこでなにか回復につながる相談ができれば…と思っていましたが、
残念ながらそうはならず。

その受診後すぐに症状が悪化して会社から離れたので、
別の病院へ治療へは行かず、自宅で休養を取り、
3か月ほどで転職活動をはじめられるくらいには回復しました。

しかし自宅での休養でも心が休まらない場合や、
ストレスから離れても別のストレスを感じてしまう場合など
自分が不安に思うなら、別の病院で受診することをおすすめします。

また、自宅休養中も不眠だったり、不安に襲われて苦しんだので、
専門機関の力はできれば使ったほうがいいと思います。
(病院以外にも、カウンセリングなどでもいいですね。)

病院選びは重要です。医師との相性もあります。
いま読んでくださっているあなたがHSPだったら特に。

わたしが当たった医師の方も、普通にお仕事をされていただけかもしれません。
衰弱しているわたしの主観だからこそ、今回書いたように感じただけかもしれません。
ただそれも相性もある話なので…。

いまは病院もGoogleマップや病院ナビのようなサービスで
口コミが読めますし、ホームページも充実しているところが多いので、
そのあたりで見極めをしてみるといいかと思います。

病院の前まで行って、雰囲気が違ったら引き返しても
キャンセルしてもOKなんです。

とにかくもう傷ついている状態なのに、
病院でさらに傷ついたり、疲れる必要なんて全くありません。

じつはわたしはこの時以外にも、メンタルクリニックへ何度か通っていて、
いい先生に当たったこともあったので、
マイナスなイメージで決めつけることも
のちになくなりました。

ですが今回書いた当時はとても弱ってしまったので、
病院選びは重要ということと、
選ぶには口コミやホームページを見てみること、
もし嫌な思いをしてしまったら別の病院へ足を運ぶことを
おすすめします、ということを伝えたかったです。

わたしのお話が参考になるのかわかりませんが、
興味を持って読んでいただきありがとうございました。

すこしでもあなたが生きやすい世界になりますように。

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