佐野なずな(仮)

大学院で公共政策を学びたいけど、色々難しいので独学で勉強中。勉強したことなどを投稿する…

佐野なずな(仮)

大学院で公共政策を学びたいけど、色々難しいので独学で勉強中。勉強したことなどを投稿する予定です。現職行政書士ときどきライター、pixivに小説を投稿しています。

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    読んだ本の感想を書いています。記録とかメモです。

  • 行政書士のお仕事とか

    行政書士のお仕事に必要な制度などをまとめています。

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自己紹介

はじめまして、ご覧いただいた方ありがとうございます。 現在、売れない行政書士をしながら、たまにライター業をしています。 専門は、相続手続きや遺言書の作成サポートです。 売れませんから、実家で開業させていただいております。 事務所の家賃ゼロはとても助かっています。 気ままに同じ行政書士の先生のお手伝いをしたり、専門書を読んで勉強を続けています。 また、趣味で小説を読んだり書いたり、公共政策の勉強をしながら毎日を過ごしています。 経歴 大学卒業後、在学中に取得した図書館司

    • 『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』の感想

      カフカの作品で、私が読んだことがあるのは『変身』だけでした。 作品はおろか、カフカ自身についても何も知りませんでした。 カフカはとても神経質で繊細。ものすごく共感できるところがありました。 例えば、親友のブロートと会うことはとても大好きなくせに、いざその日がやってくると思うと憂鬱になるし、なんならドタキャンもします。 ドタキャンまではいかないものの、私も遊びに行く予定にもかかわらずその予定の日が近づいてくると、出かけてしまうときまで本当に行きたくないという思いでいっぱ

      • 『女と仕事』の感想

        女性が一人で生きていくには、いつの時代も厳しいものです。 そこで参考になればと思い、本書を読んでみました。 結果的には、あまり参考にはなりませんでした。しかし、あらゆる立場の女性の気持ちは伝わってきました。 『仕事文脈』という雑誌に掲載されていたもののようです。 20名ほどの女性の文章が載っていますが、そのほとんどがアグレッシブな女性なのです。 外国を飛び回っていた方がいれば、国内を転々とされていた方もいらして、うらやましいと思う反面、引きこもりの私には、到底まねで

        • 『満月珈琲店の星詠み』の感想

          はじめは、まるで関係のない登場人物が抱える悩みを満月珈琲店で飲食し、星読みの知識を得ることにより、人生を良い方向に向かわせるようなお話かと思っていました。 登場人物すべてが、人生のどこかで会っていて、お互いに影響しあっていたのです。 最後のエピローグでは、今まで地球と月と火星とかの関係性を見ていたけれど、最後に包み込むような太陽がパッと出てくるような感覚がありました。 占星術は、YouTubeで見てみるくらいでほとんど知識はありませんが、出生図というのを検索してみました

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          『シンプルだから、贅沢』の感想

          読み始めてからしばらくは、参考に出来るかな?と考えながら読んでいました。 お金がかかることはちょっと難しいので、洋服で言うとブラウスを高い物にするみたいなのや職人の方が作ったものを使うという項目は、軽く読んでいずれやってみようと思っていました。 後半に行くにつれて、贅沢とは何だろうと考えながら読むようになりました。 本書では、日常的なルーティーンやお金の使う所を変えてみることが提案されていました。 私にとっての贅沢は私にしかわかりません。 繊細さん寄りの性質をしてい

          『シンプルだから、贅沢』の感想

          『階層樹海』の感想

          椎名誠さん著作の『階層樹海』は、完全にファンタジーの世界かと思きや、SFで、昨今の災害に対する危機感も高まるタイミングで読むことができたのは、何かあるんでしょうか。 樹木だらけの世界にすむ主人公スオウは、自分ひとりだけでいろんなところに行ってみたいと思っていました。 うっかりぽんと虫?に襲われ、気が付くとコウクウキに載るアインシュタインと会います。 アインシュタインですよ、ここ地球なんだと驚きました。 正直、昆虫系は苦手な方なので、虫?の描写や補色方法などしっかり書か

          『階層樹海』の感想

          『孤独な夜のココア』の感想

          『孤独な夜のココア』は田辺聖子さんの著作です。 12話の短編は、どれもすぐに読めるのに何か心に引っかかるようなお話が多かったです。 1話目の『春つげ鳥』では、既婚者の男性と付き合う女性が主人公です。 なんでも買ってもらって、家まで買ってもらって、家具も全部好きなものを選ばせてもらえて、時代の違いにカルチャーショックを受けてしまいました。 お付き合いしてる内にこんなにいろんなもの買ってもらえるとか。 しかも既婚者の男性っていう説明がさらっと出てきて、「えっ」って言っち

          『孤独な夜のココア』の感想

          『民法4債権総論』の感想文

          先日読みました『民法Ⅳ 債権各論』の総論バージョンです。 各論は、売買とはこういう定義でこういうときはこのようにしますという大変分かりやすい部分です。 出てくる事例は非常に分かりにくいこともありますが、総論はそれを踏まえた大まかなルールを論じている部分になりますので、私は総論の方が苦手です。 しかし、各論を理解するには大まかなルールを分かっておかないと、理解がしにくくなります。 各論と総論は、総論→各論→総論の順番にやっていくと、理解がしやすい気がします。 とくに債

          『民法4債権総論』の感想文

          『言語と行為』の感想

          『言語と行為』は、イギリスの哲学者であり言語行為論を作ったJ・L・オースティンです。 以前読みました『オックスフォード哲学者奇行』にも登場した偉大な哲学者です。 すごく難しかったです。 半分も理解できなかった気がします。めっちゃ悔しい。 その中でまだ理解できたかもという部分が次のような内容でした。 「結婚する」という文章で書いたとして、 実結婚届を役所に提出することなのか、そもそもちゃんと結婚する意志を持っているのかなど「結婚する」という動詞の中には、さまざまな行

          『言語と行為』の感想

          『民法Ⅳ 債権各論』の感想文

          行政書士試験でたくさん勉強しました債権各論。 平成29年に大改正が行われ、当時勉強したときとは、かなり内容に変化がありました。 実際、契約書などのお仕事が来た際に、根本的な勘違いから大変なことにあるのではないかとの危機感から、勉強し直すことにしました。 お仕事が来なくても、司法書士試験の勉強を始めたので、丁度よいかと思い読みました。 懐かしいですが、変更したところを覚えながら読むので、時間がかかりました。 さらに5週くらい読まないと、試験には耐得るほどの知識にはなら

          『民法Ⅳ 債権各論』の感想文

          『愛についてのデッサン』の感想

          古本屋さんのイラストが素敵な装丁に惹かれて、図書館でお借りしました。 『愛についてのデッサン』を読み始めてから、なんとなく昔っぽい価値観があるなと思って、著者の方を確認してみたら、野呂邦暢さんという1937年生まれの方でした。 めっちゃ納得しました。 特に古本屋の佐古啓介さんが主人公の物語に出てくる女性がほとんど同じようなしゃべり方で、しかもちょっと時代がかったようなセリフばかりだったので、気が付きました。 古本屋さんの話は、本にまつわる人間関係やちょっとした事件のお

          『愛についてのデッサン』の感想

          風邪のひき始めの様な倦怠感があります。夏バテ?風邪?いっぱいやりたい事あるのになんもやる気おきひん(´・ω・`)

          風邪のひき始めの様な倦怠感があります。夏バテ?風邪?いっぱいやりたい事あるのになんもやる気おきひん(´・ω・`)

          『予防・解決 職場のパワハラ セクハラ メンタルヘルス』の感想

          一応、個人事業主のため、いずれは従業員の方の力をお借りすることがあるかもしれないので、そのとき自分がハラスメントをしないように読んでみました。 ハラスメントに関しては、 労働施策総合推進法(パワハラ防止法) 育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(育介法) 男女雇用機会均等法 などの法律が定められています。 本書で、大変興味深いと思ったのが、パワハラ上司になりがちな方の特徴を挙げられているところです。 ①征服者タイプ ②完璧者タイプ

          『予防・解決 職場のパワハラ セクハラ メンタルヘルス』の感想

          『民事訴訟法』の感想

          大学で民事訴訟法のゼミを取らせていただいたので、復習がてら懐かしの有斐閣『民事訴訟法』を読んでみました。 訴訟物とか当事者適格とか基本的なところは覚えていましたが、細かいところは覚えていませんでしたね。 あんなに勉強したのに。 『民事訴訟法』の面白いところは、裁判官からの視点と弁護士の視点、原告と被告の視点から手続きを見ることができるところです。 自分が裁判官ならどうするべきかとか、それぞれの立場を想像することで、より理解が深まるように思います。 刑事訴訟法と対をな

          『民事訴訟法』の感想

          『つねならぬ話』の感想

          星新一さんの『つねならぬ話』は、以前も読んだことのある本ですが、まったく覚えてなかったので、また読んでみました。 どのお話も不思議であり得ないことが起こるのですが、何か本当にあったんじゃないかというような気持ちになるから、面白いです。 いろいろなお話の中でも、ささやかれた物語の『竹』が印象に残りました。 『竹』では、新しく領主になった男が前の領主の息子を見張りやすく、逃げにくい場所に監禁するよう命じますが、その場所の周りに竹が生え始めます。 竹はどんどん増えていき、竹

          『つねならぬ話』の感想

          『BASIC公共政策学6 政策実施』の感想

          『BASIC公共政策学』シリーズは全15巻ありますが、残念ながら3、4、12巻が図書館にない状態です。 このような専門書は高いので、図書館の力を借りなければ、とうてい読むことができません。お金が欲しいものです。 今回読みました『BASIC公共政策学6 政策実施』は、行政法がメインの内容でした。 政策を実施するためには、法律などルールに基づいて行わなければなりません。 そのため、行政手続法のことや行政代執行などの行政法に関する知識が必要です。 行政書士試験では行政手続

          『BASIC公共政策学6 政策実施』の感想