見出し画像

『シンプルだから、贅沢』の感想

読み始めてからしばらくは、参考に出来るかな?と考えながら読んでいました。

お金がかかることはちょっと難しいので、洋服で言うとブラウスを高い物にするみたいなのや職人の方が作ったものを使うという項目は、軽く読んでいずれやってみようと思っていました。

後半に行くにつれて、贅沢とは何だろうと考えながら読むようになりました。

本書では、日常的なルーティーンやお金の使う所を変えてみることが提案されていました。

私にとっての贅沢は私にしかわかりません。

繊細さん寄りの性質をしているので、疲れやすく、疲れているときにちゃんと休める時間や環境が不可欠なのです。

これが一般的な働き方ができない原因の一つなので、めっちゃ困っています。頑張って適応してみたら鬱状態になってしまい、断念しました。

要は好きなタイミングで昼寝できる時間と環境が必要なので、これが確保できる働き方が私にとっては贅沢?

私にとって贅沢の定義が不可欠なものではなくて「なくても良いけどあったら心が豊かになるもの」ですから、本書と少しズレています。

なくても良いけどあった方が良いもの、私にとって何だろうと思ったときに浮かんできたのが、刺繍でした。

年に1、2回刺繍や編み物に目覚めるタイミングがあり、いつの間にかやらなくなるという習性を持っているのです。

別に日常的に手芸をしなくてもまったく影響はないし、やりたいタイミングで手芸をするとすごく集中できます。

私にとっては手芸が贅沢?確かに様々な色の糸を使う刺繍は、視覚的にもとても楽しいですし、美しい色は心が豊かになります。

ただ、長時間細かい作業をしていると目が疲れてきますので、なかなかずっとし続けることが難しいのです(´・ω・`)。

インターネット老人会検定では90点でしたし、無理がきかないからだになってきました。

やっぱり何もしないことが贅沢なのかもしれません。

本書でも、「幸福を呼ぶ時間の使い方」の章に「中国の賢人の怠け方リスト」がありました。

「何もしないことの真の味わい」は魂に秘められた「豊かさ」から来るのです。

182ページ7行目から8行目

呼んでるだけで、なんとなく整うような気になれる本でした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?