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「ひといちばい敏感な子」の翻訳をされている明橋大二先生にお会いしました


おはようございます。メンタルコーチをしておりますしんかいさんこと新海智子です。

朝晩が涼しくなってきて、だいぶ秋らしくなってきました。モーニングコーヒーはアイスコーヒーからホットに切り替え、夜風が気持ちがよい1番好きな時期です。

9月も今日で最後です。

明橋大ニ先生にお会いしました

今月頭に、かねてからお会いしたかった尊敬する明橋大ニ先生にお会いすることが叶いました。

嬉しい!感激中!

HSPは、いまや有名な言葉となっていますが、これはHighly Sensitive Personの略で、「生まれつき繊細な人」について研究をされたアメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士が提唱した概念になります。

明橋先生はエレイン・N・アーロン著『ひといちばい敏感な子』『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき HSP気質と恋愛』を翻訳されています。


明橋先生は、精神病理学、児童思春期精神医療を専門とする心療内科の医師です。心療内科医の他、NPO法人 子どもの権利支援センターぱれっとの理事長としても、約20年にわたり不登校の子どもたちをサポートするための居場所を運営されてきました。

そして、累計500万部を超える『ハッピーアドバイス』のシリーズの著者でもあります。子育てについて悩んだ方々は一度は目にしたり、読んだりしたことのある本ではないでしょうか。

実際に私の周りの友人に、子育てハッピーアドバイスって知ってる?と聞くと、ほとんどの方が「持ってる!」と言いいます。そして、ご丁寧な方は、「これでしょ!」と写メを送ってくれますね(笑)

「持ってるよ」と写メを。
よく見たら綺麗にカバーまでしてる!

年間に200冊以上は読んでいる本好きな私ですが、「子育てに関する本でオススメは?」と聞かれたら、明橋大二先生の『子育てハッピーアドバイスシリーズ』、佐々木正美先生の『子どもへのまなざし』、ドロシー・ロー・ノルト博士の『子どもが育つ魔法のことば』の3冊をオススメしてきました。

明橋先生は、医師として沢山の方々のお話を聴く中で、「同じ出来事でも、その人自身の感受性によってダメージを受ける人とそうでない人がいる」ことを感じていらっしゃったとおっしゃっています。

患者さんからHSP(Highly Sensitive Person)の話を聞いて、日本ではひとつしか翻訳されていなかったHSPに関する本を読まれ、その後も臨床などの経験で、感受性の強い子どもたちがいるということを感じている中、HSC(Highly Sensitive Child)についての本を知られ、日本では翻訳されているものがなかったので、HSCについて多くの人に知ってもらいたいと思いで出版社に駆け寄って翻訳されてご出版されたということです。

そして、この本についてほとんど宣伝していないのに、どんどん口コミで広がっていったそうです。出版社もびっくりしたとか。

私も、その頃、本屋さんで見かけて購入し読んだ一人であります。

そして明橋先生は、翻訳されたこの本が文字ばかりで読むのも大変な方もいらっしゃるだろうという思いから、ご自身がシリーズで出されている累計500万部を超える『ハッピーアドバイス』のシリーズの1つとして皆さんに読みやすいものをということで出されたそうです。



HSPとADHD

私は今までに自分のホームページやこのnote で、繊細さんとかHSPという言葉は、一度も使ったことがありません。その理由は、明橋先生のお言葉やお考えに共感しているからなんです。

「HSPの専門家を名乗るのであれば、せめてHighly Sensitive Person「生まれつき繊細な人」について研究をされたアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン著の本をを読んでほしい。」ということを何らかの記事で拝見いたしました。
そして、HSPやADHDの両方をよく知らなければ診断できないとおっしゃっていました。

私はエレイン・N・アーロン著『ひといちばい敏感な子』をもちろん読ませていただいていますが、それを理解できているかと言えば、理解できていない部分も沢山あります。

そして、医師ではないので診断はすることはもちろん絶対にないのですが、ADHDについては図書館で借りた本をパラっと読む程度しか学んできていません。理解していない部分も多くあります。

そのため、昨今HSPカウンセラーなどと名乗れば目や気を引くのはわかるのですが、うかつにこれらの言葉を「使いたくない」と考えています。

いろいろな考えがありますので、使っている人を否定しているわけではありません。私の個人指針としてそれらの言葉を使わないようにしているんですね。

個人理念として、「クライエントとコミュニケーションをとっていく中で、なるべく自分の偏見(色眼鏡、解釈、先入観、固定観念など)をなくして、みていくこと」を気をつけています。

そういったことに役立っているのが、大学で学んだ仏教の学びなんですよね。

表面的な言葉でなく、その奥にある本音や本質に寄り添っていくことに注力しています。


発達障害やその他の障害についても相談されることがあります。しかし、これについては私は無知なので、「専門家に聞いてほしい」とお願いしています。

私が適当なことを言っても、その方やそのご家族の幸せにつながると思えないからです。なので、それについては聞かれても私はお答えできないんです。

私自身の役目は、診断をすることではなく、その方との双方向の対話やコミュニケーションをとっていく中で、信頼関係を築きながら、その方が本心、本音を語れる安心安全な場所を提供する中で、本当に望んでいることを、言語化していただき、それを叶えていく行動変容とその後「おけらの水渡り」とならぬよう習慣化するまでの伴走ををしているためです。

HSCのお子さんで困っている方は

明橋先生の著書 『HSCの子育てハッピーアドバイス』には、敏感な子の対応が書いてあり、そのままコピーをして学校の先生に渡せるようになっています。

先生の著書によると、HSCの子は、その子のペースや感性を大切にしてもらうことで、「これでいいんだ」「ありのままでいいんだ」って思えるようになります。

その個性をありのまま、親御さんや先生が受け入れてあげると、自分自身もそのままの自分を受け入れられ、その個性を発揮できるのではないかと思います。

私自身、自分が感受性が強く辛いな、変えたいなと思った時がありました。それを夫に言った時に言われたことがあります。

「変えなくていい、むしろ変えちゃダメ。それが個性なんだから。そのまま突っ走れ!」って言ってくれたんですよね。今の私はそれを真に受けて、突っ走っています。

人は、たった一人でも、自分自身をありのまま認めてくれて、味方になってくれる人ががいることで、こんなにも強くなることが出来るんですよね。

ありがたい限りです。感謝します。

明橋先生にお会いして感じたこと

私にとって明橋先生は、尊敬する先生の一人であります。初めてお会いしてお話させていただいて、本でも感じていたその「あたたかさ」がよく伝わってきました。

具体的には、その時も、その後先生のご用事があったにもかかわらず、意識を私にしっかりと向けてくださったことがとても嬉しかったです。

人は、次に迫っている用事があれば、意識がそちらにいき、そわそわしたり上の空になるということは、よくあることかなって思います。私自身もそんな感じは良くあります。

しかし、その時明橋先生は、「今、ここ」にいてくださいました。
しっかりと、私の話を「聴くよ!」という姿勢で聞いてくださいました。ほんのわずかな時間でしたが、私は本当にそれがとても嬉しかった。

子育てをして働いているお母さんは毎日が忙しく、「子どもと過ごす時間が少ない」と罪悪感を心に感じているママさんもいると思います。

しかし、何時間も一緒にいても、意識がどっかにいっていしまって上の空でいるよりも、短時間でもしっかりと「今、ここ、自分、子ども」を意識し、大切にしたならば、それは子どもにしっかりと伝わるんだと思う出来事を私はこの日、明橋先生から直接体感した出来事でした。



事実は一つでも解釈は自由

サインをお願いしたら、快諾してくださり、
一瞬、メッセージをお考えになって、このようなメッセージをいただきました。
なんて素敵なんでしょう!

私は子どもの頃、「給食を食べる前に瓶の牛乳を飲まないといけない」という謎のルールのもと、牛乳の匂いやぬるさ、瓶の飲み口の厚みの気持ち悪さで鼻をつまんでも飲めず、昼休みもその後の掃除の時、皆が椅子と机を下げた中、ひとりポツンといつまでも給食を食べていました。

また、クラスのみんなにいじめらたお友達を助けたら、その後自分がいじめにあってしまうという悲惨な私など、様々な悲しみを感じながらも、長いことその感情を封印して頑張っていた自分。

そんな子ども時代の自分にこのメッセージを贈りました。

きっと長年の経験からのお察しの上でのメッセージであるのかも知れませんね。ありがとうございます。感謝します。

幸せな気持ちになるのならば、自分の都合のよいように解釈し、感謝の心に変えてしまうのが、私流。

どのみち、私は見たいものだけみて、見なくないものをみず、全て自分の都合のよいように解釈して生きているのだから。

最後に



最後に、ご存知ない方も多いと思いますのでここで紹介しちゃいます。

明橋先生は実は「D・A・T」というバンドも組んでいらっしゃいます。時々、病院でも患者さんなどに向けて、ミニコンサートをして喜んでいただいているようです。

『Peaceful』というCDも出されていらっしゃるんですよ!
売り上げの一部は日本赤十字寄付金に寄金されているようです。

ご購入されたい方はこちらから

明橋先生のピアノの音色、そしてボーカルの歌声も、優しさと夢とワクワク、和やかな雰囲気がたくさん詰まっていますので、是非聞いてみてくださいね♪


いくつになっても、好きなことをして自分を満たし、そして満たされて溢れた気持ちで人に貢献して生きていくお姿には、愛と勇気をいただけますね。私もそのような生き方ができるように精進を重ねていきたいです。

あれっ、愛と勇気といえばアンパンマンだよねぇ‥‥。

最後に一言。
明橋先生に会いたい、写真を一緒にとりたい!という夢を叶えてくださったNさん、本当にありがとうございます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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自己実現メンタルコーチ
しんかいさんこと新海智子

※明橋先生のご了承をいただいて写真掲載しております。

【参考文献】
http://npo-palette.org/about/  非営利特定法人 子どもの権利支援センター ぱれっと HP

子育てハッピーアドバイス 著者 明橋大二先生に聞くHSPとHSC (youtube.com)


明橋大二『HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子』1万年堂出版 


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