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profile かのん

はじめまして。


バリを愛する薬学博士かのんです。


人生1度きり


限られた時間の中で、世界中を回ろうと、お堅い仕事を卒業したのが2年前。


それから予期せぬ展開とご縁で、昨年の5月からバリ島にてプライベートリトリートを開催する事業をはじめました。

*リトリート(Retreat)とは
日本語にすると転地療法と呼ばれるものです。普段いる場所から物理的に距離をとることで、仕事や家庭・人間関係などの日々の忙しい生活から離れ、リラックスした環境下で自分を見つめなおす時間を過ごしていく中で、ココロとカラダを整える合宿のようなものです。


ここに至るまでの私の長い歴史を綴って行きたいと思います。

①薬ってどんな働きをしているのだろう?

幼少期は、大きな病気はしないものの、扁桃腺を腫らしたり、インフルエンザにかかったり、お腹が弱かったり・・・
とにかく、よく体調を崩し、薬のお世話になりました。


そんなこともあり、高校生になって進学を考え始めた時に、
「薬は体内でどんな風に働いているんだろう?」
と、身体を治すことに興味を持ち始め、薬学部へ進学。


研究室に所属して「もっと研究をしたい」という思いが湧き、そのまま大学院に進学。修士課程2年の間に学術論文欧文2報出してめでたく卒業。卒業後は、地元の大学病院にて薬剤師として就職しました。


薬剤師として働く中で、職場の上司の勧めもあり、働きながら学位を取得するために<社会人博士課程>に進学。平日は薬剤師、土日に研究・実験という多忙な日々を過ごしつつ、無事、薬学博士号を取得しました。


その後、父にすい臓ガンが見つかり、私自身は、薬剤師として父の闘病を支えることとなりました。


父は、手術でガン細胞を取り除くことはできましたが、術後の補助化学療法の副作用に悩まされ、どんどんやせ細り、他界してしまいます。


その経験もあり、当時「すい臓に薬を効果的に届ける方法」などの研究を始めたりもしました。


一方で、私自身、大人になっても身体が弱く、毎年インフルエンザワクチンを接種しても度々罹患したり、不明熱、原因不明の腹痛、なども続いていたので、免疫力を上げたいけど、免疫力を上げる薬ってないなぁと・・・研究とは別の意味で、西洋医学の限界も感じ始めていました・・・。


②自分の将来はここにあるのか?

その後、薬学部学生の教育に興味を持ち、アカデミックの世界へ。
国立大学の助教になり、その後、准教授になりました。


当時の専門は薬物動態学、薬物間相互作用、臨床で起こった問題のデータ解析、他職種協働の実際などについて研究や指導、発表などを行っていました。


そんな中、助教→准教授と進んでいく中で、人間関係の板挟みにあったり、大学という狭い人間関係の中で、苦しい出来事が続きました。心が不安定だったので、体調も良くない事が続き、いつも風邪をひいていたり、めまいで起き上がれなくなったり・・・


点滴を打ちながら我武者羅に働いていました。
そんなことをしている間に、心が限界を迎え、休職する事に。


その時にヨガを始めたのがキッカケで、<東洋医学>(伝承医学)の世界に触れていくことになります。


ヨガでは、身体だけではなく、心の在り方についても学んだりするのですが、自分の中にエネルギーが溜まる感じが全然しなくて・・・


「はぁ・・・」
「なにも楽しくないし」
と思っている自分に気づきました。


学内のカウンセリング等も受けたり、親しい方たちに相談もしましたが、
「自分が教授になる為には、今はなんとか乗り切るしかない」や、
「せっかく准教授にまでなったのに、その地位を手放すのか?」
などと言われるばかりで・・・


そこで、じゃあ私は果たして教授になりたいのか?
教授になる為に、自分の人生を費やしたいか?
と自分に問うようなり、「なんか違うな~」と感じていました。


それで、自分って本当は何が好きで、楽しいって感じて、何がしたいんだろうって考えるようになったのですが、その時答えは瞬時に出てきませんでした。そこから、自分が本来持っている性質やこの人生で何をやりたいと思っているのか知りたいと思うようになりました。


ある日、そのヒントが数秘術や占星術から導き出せるらしいと聞き、私というキャラクターや私の人生について数秘術や占星術に詳しい人に読み解いてもらいました。


その後研究マインドの強いリケジョの私は、その時に言われた内容の根拠を知りたくて、確かめたくて、数秘術や占星術の本を読みあさり、知識を蓄えていく中で、数秘術へ興味を持ち始め、理解を深めていきました。それから実際に自分の人生で起こること、自分が感じていることが数秘で読み解いた内容と重なるか検証しているのですが、腑に落ちることが色々あリます。


そうやって数秘で読み解きながら、内観していくうちに、これはもう続けてはいけない、辞め時だな・・・と決意を固め始めていた頃、ヨガの先生がきっかけで、アーユルヴェーダの先生に出会いました。その先生に「今後、インドに行くんだけど一緒に行かない?」と誘われます。

とっても魅力的な先生だったので、一緒にインドに渡りたい!と思ったのと、数秘的にもちょうど一つのサイクルが終わる節目の時でもあったので、数秘を活用した先にどんな未来があるのだろうという好奇心も沸き、正式に大学を辞める決意をし、インドに渡りました。

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インドでの生活は、夜明け前から瞑想して、ヨガして、スワミの診察を受けて、アーユルヴェーダのマッサージなどをしてもらい、スワミの講話を聞くというような生活でした。当初は、肩も首も凝っていたので、脈診をしても脈がとれない等、身体も心もガチガチの状態でした。


その後も3度インドにも渡り、アーユルヴェーダのマッサージ技術を習得したりしました。

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③自分の生き方を模索


大学を退職してからは、薬剤師として働きながらも、東洋医学(伝承医学)についての知見を深めていきました。


そんなある時、よしもとばななさん著の『サーカスナイト』という本を読んで、その中の登場人物である、バリ島の僧侶でありヒーラーでもある、イダ・バグースさんに会いたいな~と思い、実際に会いに行くことにしました!
その時は、ツアーだったのですが、なんと集合場所に着いたら参加者が私1人。

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思いがけず、初対面にして、イダさんを独り占めできる事になったのです!
イダさんは、ヒーラーやサイキック等と呼ばれますが、もっとシンプルに表現すると、「心と身体をケアしてくれる人」です。
そして、お人柄はすごく話しやすくておちゃめなおじさんです!笑


最初にイダさんにお会いした時に、
「そんなに心配ばかりしていたら、大腸系の病気になっちゃうよ~」
と言われました。

実際、准教授になってから、白い便が出たりしていて、潰瘍性大腸炎疑いと言われ、このままいくとステロイドを飲まないといけない、という所まで悪化していたので、「わぁ、あたってるびっくり」と驚いた事を今でも覚えています。


そして、精神的なことについては、
「色々なものをブロックして、全然自分と繋がっていない」
と言われてしまいました。


イダさんはそんな状態だった私をみて、心に灯をともす寺院と言われている<ランプヤン寺院>に連れて行ってくれました。


ツアー中は、自然の恵みがぎゅっと詰まった食事とイダさんのマッサージに癒され、笑いが絶えない毎日でした。

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最終日、再度イダさんに「またゆっくり浄化しに来なよ~」と言って頂き、涙のお別れののち、帰国。


その後、明らかに眠りの質が変わり、不思議と少しずつ元気になっているのが実感でき、徐々に本来の自分を取り戻していきました。

そして、本来の自分は、<自由である>という事がとても大切な人間であるということに気づいたのです。

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今までの人生は、薬学博士号、薬剤師、准教授など、社会的な地位のあるものにずっと携わってきました。


でも、私自身はどんなに社会的地位がある場所に居ても、心が満たされることは無かったのです・・・


その背景には、父親が厳しく全く褒めてくれない人だったというのがあります。よって、自分の本当の望みではなく「父親に認めて欲しい」という気持ちで、自分でも気づかないうちに自分の将来を決めていたから、いつまでたっても心が満たされなかったのだと、今では理解しています。


そうやって少しずつ自分と向き合っていく中で、「このまま地元に居てはダメだ!!」いう思いが募り、数秘的にも私は一つの所にとどまるタイプではないということも後押しし、上京を決意。
ひとまず生活の事もあるので、東京では薬に関わるとある行政機関へと就職しました。


しかし、しばらくして、東洋医学(伝承医学)についての学びを深めていた私にとって、やはり西洋医学の薬に関わる仕事をする事が辛くなっていきました。

そして、<自由>である事が自分にとって大切だと自覚していた事もあり、組織の中で働く事への限界も感じ始め、1年半で退職を決意しました。


行政機関に転職してみて・・・やはり、キャリアや安定のある生活=自分の幸せでは無かったんだ!と改めて深く気づきました。


そこからは、夢だった、自由に海外を旅しながら、自分がやりたい事をやる人生を生きる!と決意し、動き始めました。


そんなこんなで、日本での生活もどんどん変化している間にも、バリのイダさんのところへ何度も訪れました。

東洋医学や伝承医学、イダさんにマッサージやコンサルテーション、お話や、浄化、寺院に連れて行って頂くようになり、
私自身、免疫力が上がり、身体が強く軽くなって薬を必要としなくなりました。
精神面では、今は自分に起こる出来事や自分自身について、とても信頼し流れに身をまかせているという感覚、があります。


この体験から、昔の自分のように、自分を見失い、どこへ向かって行けばいいのか?日頃の不調がどうやったら改善されるのか、道に迷ってしまっている方々のチカラになりたい!!と思うようになりました。


そして、バリ訪問何度目かの時に、イダさんに協力を要請しようと決意しました!すると、私が話を切り出す前に、なんとイダさんの方から、「日本から人を連れてきたらいいよ~」とご提案をうけました。


そうして、正式にイダさんの承諾を得て、日本とバリ、現代医学と伝承医学を繋ぐ活動をする事になりました。具体的には、イダさんと一緒にバリ島でプライベートリトリートを開催したり、完全無農薬のカラダに優しく代謝を高めるスパイス調味料を販売したりしています。

リトリートは一般的には、数十名くらいの多数の参加者とともに実施していることが多いのですが、私たちが開催しているリトリートは、本来のあなたを取り戻し、あなたがあなたらしく生きていくためのお手伝いができるように、参加人数は1名様から最大3名様までと完全プライベートにしています。また、事前に国内でかのんによるカウンセリング実施した後、イダさんにあなたの情報(お写真と生年月日)とお悩みを事前にお伝えして、リトリートの内容を決めるので、あなたのためだけにアレンジされた特別なリトリートとなっています。

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私は、過去の自分のように

・自分の生き方に悩んでいる人

・他人の評価や意見に同調しすぎたあまり、自分が本当にやりたいことや好きなことが分からなくなってしまった人

・いつも「〜なければならない」という思考に囚われて、楽しむことが分からなくなっている人

・不安、心配、悲しみ、怒り等、特定の感情に支配され、頭痛や肩こり、生理痛など慢性的な悩みを抱えている人

・伝承医学、自然療法に興味がある人

に向けて、

本当の自分は、何が好きで、何が得意で、この人生で何がやりたいのか見つかるよう、薬学博士・薬剤師として西洋医学を学んだからこそ辿り着いた私の考えをこれからお伝えしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします!


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