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真面目は損?

憎まれっ子世に憚るとはよく言ったもの。
真面目は損だともよく聞く。

本当にそうだろうか。
そんな単純だろうか。

真面目が損ならとっくに日本はマッドマックスになっている。

真面目じゃない人間は損しているということ。どこかで代償を払っているのだ。

パッと思いつくのは、炎上系のインフルエンサー。
彼らは他のインフルエンサーと比べて倫理に縛られていないので、楽そうに見える。
しかしオファーされることが少なくなるデメリットがあると思う。仕事の幅が少なくなるということ。


最近だと____

また暴言を吐いてスポンサー契約を解除された。
「アウシュビッツ発言が良くなかったらしく」

こう…表面には現れなくとも、目には見えないガスみたいなものが蓄積されている可能性がある。それがいつか爆発して取り返しのつかないことに…。
少なくともまともな企業はスポンサードしないだろう。任天堂とか。

株式会社AEトランスポートの代表取締役・野田慎太郎氏が「たぬかな」(登録者数1万人)を会社の“マイナスイメージキャラクター”に起用するとX(旧ツイッター)で発表しました。

なんだよマイナスイメージキャラクターって。
もうこの時点で「この会社はマトモじゃないですよ」と宣言しているようなものだ。
AEトランスポートは運送会社らしいが、絶対自分の荷物を運んでほしくない。
ビッグモーター並みにヤバそう。

パチンコホールのイメージキャラクターに「意外な人物」が就任し話題となっている。プロゲーマーで動画配信者の「たぬかな」氏だ。同氏を起用したのは鳥取・島根県を中心にパチンコホールを展開するマンモスグループ。現在、同グループを運営する”株式会社 丸信商事”のHPには「たぬかな」氏の姿がデカデカと掲載されている。


こんな人間を支援する企業は、たぬかな同様、倫理観が欠如していると思う。
類は友を呼ぶと言いますし。
実際、たぬかなの元には胡散臭い依頼が来ることがあるという。
《ウクライナの未亡人を日本人男性と結婚させるマッチングアプリ企業》とか。
学歴不問の求人に、ブラック企業率が高いように、倫理観の低い配信者には、法的に危ない企業が近付いてくる。

場合によっては破天荒になる必要もあるのだろうが、令和の日本においては真面目の方が安全だとは思う。

トレードオフ。
自由を手に入れれば安全を手放さねばならず、安全を手に入れれば自由がなくなる。

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