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新卒で無期雇用派遣、SESを回避する方法

こんにちは。
ITの自社開発企業に勤める予定の者です。
今回は私が新卒時にどのように無期雇用派遣、SES、アウトソーシングを回避したのかを記していきたいと思います。


・3年 6月

私は学歴もあまりよくなく、面接も苦手意識があったのでなるべく早くから行動を開始しようと考えました。業界研究をしていく内になんとなくIT業界が良いと感じました。なぜ私がIT業界に絞ったのかというと、父が「これからは(働くようになってからは)毎日、スーツを着て、満員電車に乗って頑張るんだぞ」という発言をしたからです。コロナ禍によって多様な働き方を知ったいわゆる“コロナ世代”の私は今までと同じ働き方をする必要はないと考えていました。

私はフレックスやリモートなどが比較的しやすい業界が良いという安易な考え方でIT業界に舵を切りました。

・3年 7月

さて、IT企業を目指すとなったらやはりプログラミングの適性がなければ仕事がつらいと思います。そこで私は夏休みに無料でプログラミングができるインターンシップに参加をしました。結論から言うとこのインターンシップは無期雇用派遣やSESに入社させるためのものでした。当時の私は無料でできるからラッキー!程度にしか思いませんでした。無知ですね。

・3年 8月

インターンの内容は「現在はIT人材が不足している。」「君たちはエンジニアになろう」などといった派遣会社が言いそうな歌い文句でした。簡単な成果物を作った後、実際に企業の人とマッチング(説明会や面談)をしてみると言った内容となっていました。この企業とのマッチングですが、今振り返ると”ゴミ企業”とのマッチングでした。ワールドインテックやアウトソーシングテクノロジー、その他SES企業がここぞとばかりに無知な新卒学生を勧誘する地獄絵図でした。当時は私含め、その他の学生達は何の疑問も持たずメモを取り、うなずいたりしていました。

結局、プログラミングの体験ができると期待し参加したインターンシップでしたが、無期雇用派遣・SESの企業の人事が学生を釣るための場でしかありませんでした。

・3年 9月

9月はマイナビで検索した企業やインターンシップで紹介された企業を中心に選考に進もうと考えていました。ちなみにこれらの企業は全て無期雇用派遣、SES企業です(笑)。マイナビで自分で検索した企業はせめて自社開発や元請けSIerなどが良かったのですが、当時はそのような知識はなく「IT 未経験」と検索で出た企業に片っ端からエントリーをしていました。

・3年 10月

早期選考の波に乗るため、この月は説明会やインターンシップに参加をしていました。
また、学校以外の情報を得たいと思い、Twitterを開設しました。
ここで#IT企業や#SESなどと検索しているうちに”脱アウトソーシング”さん(@sagi0haken)と出会います。


脱アウトソーシング(@sagi0haken)

この方は無期雇用派遣、SES、客先常駐に警鐘を鳴らしている方で実際にそのような企業への入社も経験しています。
ツイートを見ていく内に自分が受けている企業すべてに当てはまっており、危機感を覚えたと同時にこの5か月間何をやっていたんだと自分を恨みました。

しかし、何をして良いのか分からず11月の早期面接に突入します。

・3年 11月

私はこのままではいけないと考え、思い切って脱アウトソーシングさんに質問をしました。

質問 11月20日

すると、しっかりと返信をしてくださいました。

加えて、SES企業なら「面接を踏み台にして他の企業の選考に活かせ」と助言していただきました。

私はこの時点でSES企業に5社程度早期選考に参加をしていました。
文字通り「踏み台にしてやろう」という心構えで選考を受け、結果的に4社落選、1社内定(1月)という形になりました。

後々内定の出るSES企業ですが、この企業は驚くほどに選考がスムーズに進みました。誰でも良いという考えが透けて見えました。11月に1次面接、12月に2次面接、1月に最終面接といった形で選考を終えました。

なぜ無期雇用派遣やSES企業に危機感を覚えながらも、選考に進んでいるのかと問われるかもしれませんが、とりあえず内定を取ってから(精神を安定させてから)本選考に臨みたいと考えていたからです。
就職活動をした方なら理解できると思いますが、就活はメンタルとの戦いです。例えSES企業でも内定があるのとないとでは面接での精神安定に違いが出るのです。

そうして私は1次面接に臨みながら、他の企業(無期雇用派遣やSES以外の企業)を探し始めました。この時、医療業界も視野に入れ始めました。

・3年 12月

後々内定の出るSES企業の2次面接を受けながら、医療業界の説明会や面接にも参加し始めました。この時点でなんとなく、SES企業には内定が貰えると感じていました。

・3年 1月

上旬、とりあえずSES企業の内定が出たので、他のIT企業・医療企業の面接を受けまくりました。

無期雇用派遣やSES企業以外のIT企業の見分け方は以下の通りです。

①自社開発企業

②ユーザ系SIer

③メーカーのSE職

上記3つの職であれば、SES企業に当たることはほぼないでしょう。
どの企業も技術派遣などは行っておらず、自身の会社で業務が可能です。

・3年 2月

この月にようやく、内定先の自社開発企業の説明会を受けました。やはり自社開発企業となるとプログラミング経験やITの知識などが必要とされましたが幸い私はプログラミング経験などがあったので、企業とうまくマッチングし通過することができました。

・3年 3月

この時期には内定企業の2次面接を受けながら、他の企業でも2次面接、最終面接と進めるようになって来ました。自分自身でも面接が慣れて来て4月頃には就活は終わっているだろうと自信がありました。

・4年 4月

希望するITの自社開発企業に内定を頂きました。

・4年 5月以降〜

5月以降も就活会議などで就活生の生の声などを確認していたが、4・5月になってもアウトソーシングテクノロジーなどの無期雇用派遣の面接を受けている就活生がちらほらいました。正直この時期にこのような企業を受けても何もプラスにはならず、時間の無駄であるので受けないほうが良いと感じました。

・まとめ

①無期雇用派遣、SES企業は面接の練習には良いが入社しない方が良い

②SES企業の内定が出た場合はすぐに切り替えて他の企業の面接に全てを賭ける(メンタルの余裕があればSES企業などは受けなくてよい)


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