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H a p p a n o U p d a t e s - No.248

3月の葉っぱの坑夫の更新情報です。エストニアの作家の短編連作・第5話「テリゲステの1日」の連載がスタートしました。また、昨年10月の『フラミンゴのあしはなぜ赤い以来の新刊、『小さなラヴェルの小さな物語』が発売になりました。
・テリゲステの1日 #1 〜#5
『小さなラヴェルの小さな物語』発売のお知らせ
・最近思ったこと、考えたこと

タイトル画像:たにこのみ(『小さなラヴェルの小さな物語』より)

テリゲステの1日(全15回)
アウグス・ガイリ著 だいこくかずえ訳

アウグス・ガイリ(1891 - 1960)
エストニアを代表する後期ロマン主義の作家。美しさと醜さという相反する存在に焦点を置いて作品を書いた。19歳で作家デビュー。
Title painting by Estonian artist, Konrad Mägi(1878-1925)

日本でほとんど翻訳されることないエストニアの小説を連載しています。
『トーマス・ニペルナーティ』と主人公の名前を冠した短編連作小説の第5話「テリゲステの1日」。この話の第1の主人公はタフな身体に、神をも恐れぬ図太い精神をもつ女性、カトリ・パルビ。14人の子を生み、同数の元夫たちに気前よく領地を分け与える豪傑。20世紀初頭の女性モデルとして、いまどきのフェミも腰が引けそうなたいしたアッパレぶり。第2の主人公? それは言わずと知れたトーマス・ニペルナーティです。
#1 女主人 #2 14人目の私生児 #3  元夫たち #4 村の巡回 #5 祭りの準備

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  新刊『小さなラヴェルの小さな物語』発売開始!
 
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表紙

テキスト:コンガー・ビーズリー Jr. 絵:たにこのみ
訳:だいこくかずえ デザイン:⻆谷 慶
156 × 234mm、144頁
ペーパーバックkindle版 ¥500もあります)
税込価格:¥1,320 2023年3月、葉っぱの坑夫より発売

フランスの偉大な作曲家モーリス・ラヴェルを題材にした、楽しくて心温まるファンタジー小説です。
ウェブサイトでの連載を終えてからちょうど1年。ペーパーバックとKindleになって新たな旅立ちのときを迎えました。多くの人に手にしていただきたい本です。本の詳細
現在、アマゾンの他、神戸の書店「1003」さん、京都の書店「ホホホ座浄土寺店」さんでも販売しています。お近くの方、覗いてみてください!

noteの記事:モーリス・ラヴェルを題材にした新刊です
本の中から、著者のまえがき、訳者あとがきを転載しています。

□ 最近思ったこと、考えたこと(happano journal)
03.09/23 美術評論... 椹木さんとか布施さんとか
03.23/23 KDPで本をつくってみた。グーテンベルク以来の出版革命かも?

本を作りたい、出版してみたい、という人はたくさんいると思います。小説を書いていたり、ブログを長く続けていたり…… KDPというアマゾンのセルフ出版サービスは、そんな願いを叶えてくれる優れた仕組みです。葉っぱの坑夫はこれまで、アマゾン関係の代理店によって本を出版してきましたが、今回初めて、KDPのシステムを通して本を出してみました。感想は、なかなか良い、です。個人やインディー出版、小さな集団に利益が大きい仕組みだと思います。

*『モーリス・ラヴェルの生涯』は今回お休みです。

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

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