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最近思ったこと、考えたこと

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ブログサイトで書いてきたジャーナルを、2020年6月からnoteで発表することにしました。テーマはその時々関心をもったこと、もう何年も続けています。葉っぱの坑夫の出版活動と直接的… もっと読む
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2020年7月の記事一覧

自分の五感をうたがってみる

自分の五感をうたがってみる

人は何かを判断するとき、聴覚や視覚を通して得た外界の情報と、理性(自分の内にある論理)の両方をふつう使っていると思う。その二つを無意識のうちに作動させ、ある結論を出す。いま聞こえた音は、外でバイクか自転車が何かに衝突した音ではないか。あの鳥の声はヒヨドリではないようだ。トンカツは色よく揚がったように見えるけど中は半生かもしれない。などなど。

人によって、論理を重視するタイプ、感覚を第一に置くタイ

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優劣をつけるのは差別のはじまり?

優劣をつけるのは差別のはじまり?

優劣をつけるものは世の中にたくさんある。たとえばスポーツもそうだし、音楽コンクールもそう、芥川賞やノーベル賞、学校の成績や入学試験、就職試験も人と人を比べて、誰が優れているかを決める。

前回の投稿『差別の自覚とBlack Lives Matter』の最後に、「差別を考えるとき、事実関係を知ること以外に、(ものごとや人に対して)優劣をつけることの是非という問題もあるかもしれない。」と書いた。そのこ

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差別の自覚とBlack Lives Matter

差別の自覚とBlack Lives Matter

あなたは差別主義者か、と聞かれたら、そうではないと答える人が多いと思う。実際、「日本に差別はない」と考える人は結構多いらしい。差別そのものがあまり存在しない(特に人種差別)、という認識だ。

しかし思うに、差別というのはどこにでもあるし、いつでもあるし、もっと言えば、世の中差別だらけ、差別のない社会など存在しないとも。

差別とは何かといえば、ものごとを、あるいは人を、公平な目で見ないということだ

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