Hao(金山葉織)

16歳からのアフリカ放浪。19歳アフリカ縦断。20歳ウガンダ移住。🐓 不条理で不都合な…

Hao(金山葉織)

16歳からのアフリカ放浪。19歳アフリカ縦断。20歳ウガンダ移住。🐓 不条理で不都合な世界だけれど、その先にある希望を求めて歩き続ける、アフリカの人々の暮らしを私の目線から伝え続けたい。 気の向くままに行きたい方角に向かい、好きな人を愛して、よく笑って美しいものを見て感動して。

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なぜ私は今、アフリカの大地に立っているのか

一年半前、アフリカを旅しながら書き始めたこのnoteに、移住先のウガンダで少しずつ言葉を付け足そうと思う。 大学進学をやめるまで 15歳のとき、はじめてカンボジアでバックパッカーを経験した。 旅を始めて私は、世界を疑うことをはじめた。世界がシンプルでないことを知ったからだ。 高校生の頃、ここまで経済が成長し、物足りている世の中でなぜ脱開発が進まないのか。なぜSDGsのDはさらなる”Development”を目指すのか。なぜ人間は半永久的に他者の欲望を模倣するのか。どこ

    • 排水溝に埋まった彼

      親友と夕日を見に行こうと6時ごろ近所を歩き始めた。私の住む近所は外国人が多く住むお金持ちエリアと、路上生活者も多い、いわばスラムの狭間にある。 最近は開発が急速に進み、お金持ちエリアはさらに道路が舗装され、貧しい者は追い出されるようにスラムに居場所を求め、格差とカオスが入り混じっている。 まだ手付かずの泥だらけの道を私はいつものようにひょいひょいと避けながら、新しく舗装されたばかりのコンクリートの道を選んで歩き続ける。 歩き始めて10分ほど経っただろうか。 路上に、ぽ

      • 私の移住先

        私が暮らしているのは努力して報われるなんて言葉が存在しない地域だからね。 どんなに勉強しても努力しても自分より偉い人に良い顔して、 どんな仕事でも日給数百円でもお金になるなら端からトライしないといけない人で溢れている。 お金のために30歳離れた人と結婚する中学生とか、夜になると売春のために街に現れるミニドレスを着た女の子たちとか、ドラッグを売る人とか この国に住みはじめて、やっと本当の意味でなぜ彼らがここまでするのか、これをつくりあげる社会を最近になって理解した。 優

        • #HAOHAOMELTDOWN

          絶対になりえない私が鬱病と適応障害と診断された。 大袈裟でもなんでもなく。等身大の自分。 自分の恐い・寂しい・崩壊しそうな部分なんて誰にも見せたくないに決まっているけど、今でも公開して良いのか分からないけれど、この記事を読んで下さった方が少しでも自分ごとにして自分を大切にしてくれたら… だからこそ誰にでもある人生のメルトダウン期間が今来たんだと言い換えよう。 日記 1/7 ワクチン接種日。接種を避けて来たけれどついにアフリカ渡航を親が承諾してくれる方向に向かい接種会場へ

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        • 16歳からのアフリカ放浪
          10本
        • 脳みそ解体文書🧠
          3本
        • メディアに取り上げられない世界の日常🪵
          2本
        • 政治大好きマン🌾
          3本

        記事

          2021は心に脂肪がついた年だった。

          自由に解き放たれた私は何かを失ってしまったのか。 春 「JKバックパッカー」から「社会人」「ノマドワーカー」「大学に行かないアフリカ少女」そんなふうに皆の私をディスクライブする肩書きは変わっていった。 学校の単位を心配することはもうないし、学生割引は使えないし、課題や授業の時間に焦ることはないし、学生団体の定例ミーティングはもうないし、そんな変化が私に「もう前の私なんていない」ということを呼び覚ます。 卒業式を終え、4月から南アフリカのコンサル会社のメンバーとしてパソ

          2021は心に脂肪がついた年だった。

          メディアに取り上げられない世界の日常 v.2

          目まぐるしい毎日に癒しと落ち着きを取り戻すため第2弾やります。海外って全てがキラキラしているわけじゃないし、単なる国際交流じゃなくてしがらみがあるからこそ感じることもある、カオスや汚さもある、そしてその中で生きる人々がいる魅力が伝われば嬉しいです。 🍄🪵🍄🪵🍄🪵🍄🪵🍄🪵🍄🪵🍄🪵 絡まった電線は狂ったように愛おしい/北京,中国 私が旅している時に見たい風景はもちろん美しい自然、でもそれと同じくらいカオスやアンダーグラウンドの世界を覗けることを求めている。自分にとっては綺麗

          メディアに取り上げられない世界の日常 v.2

          頭は動いているか?

          「クソ」でおさまる政治「政治ほど世界一つまらんニュースはない」と思い切っていた私が、「クソ政治」であるはずの政治のために全国を駆け巡って声をあげ続けた数日間。 2年前、正直、信頼する友達の紹介してくれた素敵な政治家たちですら最初は疑惑の念を抱き、「真の言葉か?」と疑うほど政治には興味がなかったし政治は「クソ」でまとめられるくらいのイメージしかなかった。 その頃、自分はパックパッカーとして世界を旅し、世界の不条理、世の中の生きづらさを本気で感じていた。 しかし、それと同時

          頭は動いているか?

          私は、政治で涙したいんだ!

          政治で涙を流す人は何人いるのだろうか。 高校生の時、新宿区議会でインターンをして自分が疑問に思ったことだ。🧠  政治活動や講演会、政治家の方のおうちに遊びに行くなどいろんな形で政治に関わり、政治に希望を見出していた中、実際に区議会議員の元でお仕事に密着したことは、現実を知る上でも本当に学びになった。  言いたいことは山ほどあるが、実際に議員のお仕事である委員会を傍聴させていただいたり、政党制度の存在によって一人一人の政治家の発言の自由が抑圧される現状を見たりする

          私は、政治で涙したいんだ!

          マサイ族にガチで惚れそうになった私の女子高生時代😭❣️

          さらば、青春。こんにちは、ハイエナ。 こんにちは。葉織(ハオ)です。 私は16歳の夏という青春真っ只中のはずのひと夏をマサイ族に捧げ、ハイエナなんかを目の前にして過ごした。 そしてマサイ族に16歳の日本から来た女子高生は恋に落ちかけた。 そんなひと夏の恋の青春物語を今日はお話することにする。 出会っちゃった日。。思い返すこと2年前、高校2年生だった私はタンザニアの現地NPOでのインターンのため渡航した。 もともと、かなりの少数民族オタクでその中でもマサイ族はかなりの

          マサイ族にガチで惚れそうになった私の女子高生時代😭❣️

          MAKERS_u18:私ってすごいの?

          「このままじゃ仲良しごっこで終わるよ」「話聞いてるとイライラするんだよ」なんて言葉がストレートに飛んできて精神を尖らした6日間。 MAKERS_u18 THINK BIG CAMPでググったら 「自分を超えろ」「しんどすぎて吐くよ」「4徹」「人生変わる」「倍率11倍」という言葉が目に入ってきて迷いもなく応募した。 (知らない方のために説明すると、THINK BIG CAMPは全国から集結した28人のいわゆる、”やばい、はみだし高校生”と、世界を変えている一流の”やばい”起

          MAKERS_u18:私ってすごいの?

          メディアに取り上げられない世界の日常

          5年前、13歳の誕生日にもらった一眼レフ。 カメラは私にとって、「肌身離さず持ち歩く物」でなければ「タンスの奥深くにしまってあってカビが生えてた物」でもない。 なんとなく、気が向いた時に取り出してなんとなく気が向いた時にフォルダを見返す。そんな自由気ままに持ち出されるカメラに収めた世界の日常を少しシェアしたい。 iPadを除くおばあちゃん/桂林、中国 私にとって第二の故郷で幼い頃から何度も訪れている中国。今回こそは新しい土地を開拓しようとベトナムと国境を接する中国の南、

          メディアに取り上げられない世界の日常

          いらない情報9割の世界一詳しい自己紹介

          カナヤマハオ(金山葉織)の世界一詳しい自己紹介です。 ザクッとインフォ。・高校三年生(国際的で自由な校風で制服を使用したのは数回😬) ・中学生の時からバックパッカーで年がら年中、国内外を旅している ・中国とのハーフ🇨🇳 ・アラビア語を3年間高校で学んでいる ・食生活はヴィーガンで外食の時はペスカタリアン🌽 ・身長はふじりんご約18個分🍎 ・お母さん👩🏻‍お兄ちゃん(23サイ)👦🏻おばあちゃん👵🏼おじいちゃん👴🏻と暮らしている(お父さんは単身赴任で地球のどこかしらで暮らしてい

          いらない情報9割の世界一詳しい自己紹介

          JKバックパッカーが日本と政治にハマったワケ

          【差別するわけない私は差別をしていた】 私は海外に興味を持った時期が早かったこと、バックパッカーとして世界を旅したことから、頭は旅のことでいっぱい、国内に目を向けない人間でした。 そんな時、母親に言われたことがあります。                「葉織って世界が広そうに見えて、実は狭いのかもよ。」 国際科の学校といえ、普段の活動といえ、国際結婚した両親といえ、「国境も宗教も年齢も肌の色もジェンダーも関係ない。一人一人違って良いのだ。」 それから、日常生活の中でマサイ

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          #BlackLivesMatter 今世界で何が起きているかをJKバックパッカーが解釈してみた

          こんにちは。 神奈川県在住の高校三年生で、別の肩書きとしてJKバックパッカーとして世界を旅しながら、不条理な社会をなくすために活動をしているHaoと申します。 今回は最近SNSでもよく目にする #BlackLivesMatter (黒人の命も大切)に関して、自分が知りたかった情報が全て記載されているニュース等が見当たらなかった、また「今何が起きているのか」は人種や国に関係なく一人でも多くの人に知ってもらう必要があると思い、この記事を綴っています。 【何が起きたのか】202

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          【オンラインイベント】原貫太と考える!レールに乗らない進路の決め方は?

          イベントへのご応募はこちらから👇 https://haohao.peatix.com/ コロナで一ヶ月間もお休みだった学校。 クラス替えでようやく訪れた学校では「コロナの影響でこのままじゃ受験が危ない」「塾にだって通えないよ〜」と進路を心配する友達の声が聞こえました。 しかし、実は進路に関する悩みを抱えているのは彼らだけでない。本イベント企画者のカナヤマハオも「大学って本当に必要なの?」と悩み中の高校生の一人です。 私は日本での活動や、16歳の時に現地NPOのインタ

          【オンラインイベント】原貫太と考える!レールに乗らない進路の決め方は?