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私は、政治で涙したいんだ!

政治で涙を流す人は何人いるのだろうか。

高校生の時、新宿区議会でインターンをして自分が疑問に思ったことだ。🧠

政治活動や講演会、政治家の方のおうちに遊びに行くなどいろんな形で政治に関わり、政治に希望を見出していた中、実際に区議会議員の元でお仕事に密着したことは、現実を知る上でも本当に学びになった。


言いたいことは山ほどあるが、実際に議員のお仕事である委員会を傍聴させていただいたり、政党制度の存在によって一人一人の政治家の発言の自由が抑圧される現状を見たりする中で、「政治が形骸化」している印象を受けた。

「そもそも、政治という世界で矛盾やエラーが発生しているのにも関わらず、アップデートされていない状況」とでも言えるだろうか。。。


そんな中で、私が政治で涙を流した出来事がある。

それは、新宿区議会での、戸籍上同性(など)であるカップルにとってメリットの多いファミリーシップ・パートナーシップ制度の導入に関する委員会での一場面だ。

現状としては、これらの制度がないが故に、「人生の最期を見届けられない家族」がいたり、「同性カップルに割増するホテル」もあったりするらしく、委員会で傍聴していた私自身も心を痛めた。

しかし、委員会は「同性婚を認めない民法や戸籍法がある」という何十年も前に制定された「お決まりごと」によって進まない状況。


そこで、よだかれん議員が口にしたのが、「社会には二つの車輪がある。一つは思いやり、もう一つは条例や法律。この制度ができれば、会ったこともない人を幸せにできる。」という言葉だった。

この言葉を聞いた時、私は政治とは本来、ペーパー上のものなんて本質的には無意味であること、市民のための政治は党派を超えて、自由vs自由であることを実感した。


以前は無関心、そして今は知れば知るほど問題の見えてくる政治、でも、元を辿れば、他人事でなく、自分のため、相手のため、一人一人のためにある政治。

この委員会の最後、私はボロボロと涙が止まらなくなっていたが、人のために政治があるのであれば、本来あるべき姿は「思いやりで溢れ、人が涙する政治」ではないだろうか。



私たちはたった一票の重みに、自由を奪われないと気づけないのか?

第49回衆議院議員選挙、任期満了は今年の10月21日。
まもなく18歳の私のはじめての選挙権が行使されることが予想される。

小学生の頃習った、「戦前は満一年以上直接国税十五円以上を納める者しか選挙権がなくて〜」なんて言うフレーズ。

きっと、それを聞けば誰もが今は随分良い世の中になったと感じるだろう。それなのに、人はなぜこの一票の重みを忘れてしまうのだろう。

令和元年の国政選挙の投票率は半分を下回った。

私たちは当たり前から自由を奪われなければ気づけないのだろうか?

18歳の私の一票。

このたった一票は人口126,000,000人の国のたった一票であり、一党優位体制化する国に生きるたった一人の一票だ。

でも、そのたった一票が集まり、それだけで成り立つ平等選挙。言い換えれば、そのたった一票がなければ成り立たない選挙。

私たちは、希望そのものだ。

私はこのたった一票に「自分はどう生きたいのか」そのものをたくしたい。



(P.S.)
①ヘッダー写真はインスタライブなどでもコラボさせていただいたり、若者の意見も尊重してくださりと私の尊敬する衆議院議員の堀越啓仁さんと国会前で撮った写真。🌞

②写真2枚目は新宿区議会インターンでお世話になった伊藤陽平さんと新宿区議会にて。🍀

③最後の写真は私の愉快な仲間たちと快く国会ツアーに連れて行ってくださった滋賀県選挙区からの参議院議員の嘉田由紀子さんと。🌸

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