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エッセイ

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#眉村ちあき

一生ついていこうと改めて思った日

ちゃんと自らの判断に責任を持ち、理由を説明すること。その理由にも模索の跡と愛を感じられる。何かを決定する立場にある人は皆こうあってほしい。素晴らしい。「ごめんなさい」なんて言わなくていい。と思わせる言葉の力。「山に篭って集合してきます」と少し軽いユーモアで終わらせることで、ただ重いお知らせとしてではなく、業務連絡ではない自らの言葉として語ることに成功しているし、その心地いい軽さによって人に届く言葉

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肯定と否定と

ぼくはnoteに今まで三回、否定と肯定について考えたことを投稿している。ずっと葛藤している。今日眉村ちあきのワンマンが渋谷WWWであって、そこで披露された曲に触発されてまた考えが沸いてきたから、書き留めておく。多分ずっと答えは出ない。

三つの記事  「誰かを否定したり自分を卑下したりしないお笑い」
       「鉄腕アトム。」
       「肯定はカウンターカルチャーだ!」       

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楽曲の振り幅はナイル川(眉村ちあきプレイリスト)

台風の日、ライブ後に帰れなくなってしまう人の為にレンタルスペースを借りて用意してくれる人を俺は聞いたことがない。それを自然に当たり前に発想して実行してしまう、そういうところにまた大きな魅力を感じる。

エッセイを書こうとするとすぐ眉村さんの話をしたくなってしまう。

「ちちゃんの楽曲の振り幅はナイル川」って歌詞が宇宙に行った副作用って曲の中にあって、そういうプレイリストです。ちちゃんってのは眉村ち

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カラオケに行った(2)

エレカシと言えば奴隷天国をよく歌う。室外で騒いでるマナーの悪いグループがいた時、奴隷天国を歌ったら、一気に静かになった。面白かった。

カラオケにはいつも救われている。

高校生の頃、最初の一年間俺は誰とも言葉を交わさなかった。声を出していなかった。急に授業中さされると、声の出し方がわからなくて焦ったりした。そんな俺にカラオケの誘いがあった。今思うとなんで誘われたのか、よくわからないけどついてった

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カラオケに行った(1)

今日私は節操のない格好をしている。

下は眉村ちあきのステテコ、シャツはスーパーオーガニズム、バッグはaiko。

全部好きなんだから仕様がない。

仕事終わりにカラオケに行った。久しぶりのひとりカラオケ。眉村ちあきの曲を歌いまくる。
外に出てみると、空が広い。狭い空間から出た後だから、心もカラオケ前より明るくなったから、月が小さかったから、雲が見当たらなかったから。考えれば理由を並べられるけど、

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生きているだけで優勝(眉村ちあき@新木場STUDIO COAST)

ちゃんと内側に暗さがある。暗さがあるからこそ明るさに説得力がある。ただ明るいだけのものなんてきっとなくて、明るさにはその陰がきっとあるだろう。それがなければ、近づくことなんてできない。自分の中にある暗さやドロドロとしたものを、知っているからこそ、明るさに感動する。暗さを知っているからこそ、明るさが目にしみる。涙が出る。

太陽の黒点をふと浮かべる。あれは明るいまわりの火よりも更に熱く燃えた火だ。光

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ほめられてる!(眉村ちあき最高って話とか)

 最近自分のことをホメるようにしている。
 たとえば爪切りをなくした時、どこを探しても見つからなくて、自分が悪いのにめちゃくちゃイライラして、それでやっと見つけた時に

「よく見つけたねえ、えらいねえ。」

と頭をなでてホメてあげるのだ。これがとてもいい。ホメられたい欲求を満たしてくれるだけじゃない。何かを可愛がりたい欲求までも満たしてくれるのだ。とても人には見せられないけれど。

 話は変わるが

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