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asahisakuto 朝日焼作陶館スタッフつれづれ日記

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京都・宇治にある、朝日焼。 登り窯の横にかまえた陶芸教室、朝日焼作陶館  「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる 窯元ならではの陶芸教室の、のんびりつれづれ日記です。
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2022年1月の記事一覧

野焼き・焼き上がり再び

野焼き・焼き上がり再び

野焼き、焼き上がり作品自慢の時間~(笑)
冒頭の写真は、イイ感じに灰が掛かって
緑色と黒っぽいのと、赤っぽいのが
1つの器になってるぜ。
いえ~い!というお話です。

ワザと口元をガタガタしたまま作った
何に使ったらいいん?と言う器。
しかし、色の出方がとってもいい!
イイ場所に入れてくださったんだろうなー
と、にやけております。

他に、香炉やリース的な物も作りました。
それぞれがいい色なんです

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雪景色

雪景色

宇治川の上流に雪雲があり、
太陽がさすので、なんだか桃源郷のよう。
この写真ではわかり辛いですね。
ということでこちら。

あれ?肉眼で見たら
もっと桃源郷だったんだけれも(笑)

この雪は、夕方になるとほとんど解けて
寒さだけが残ったという・・

宇治上神社の鳥居。
もっと宇治の美しさを撮っておけばよかった。
もうしばらく雪は降らないと思います。
ただただ寒いだけ。
ブログには雪の宇治の写真を

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雪

雪国の方々に言わせれば、
これぐらいの雪でハシャグんじゃねー!と
叱られそうですが、関西では日本海側を除いて
雪と言うと、『大人も子供も庭駆け回り、
その後、寒すぎておこたで丸くなる』
歌、そのままになります(笑)

そう、私がソレ(笑)
雪の中、写真を撮らずにはいられません。
冒頭の写真は、手すりにコンモリ積もった雪。

出勤途中も、世界遺産・宇治上神社や、
宇治神社、朝霧橋、宇治川、源治ミュー

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野焼き・焼き上がり編

野焼き・焼き上がり編

野焼きを無事終え、本来ならばゆっくり冷まして、
次の日に掘り起こすところを、
当日、完全鎮火してから掘り出してきてもらいました。
宇治駅に着いたらとっぷり日が暮れていたという・・
ありがとう~!

という事で、焼き上がった作品が手元にあります。
冒頭の写真は、新人ちゃんの埴輪寄せ作品。
クマと犬。
手前の黒々しているのが犬。
クマは、「土器・埴輪」の本から抜粋。
コウモリちっくに見えるでしょ?

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野焼き・壺編

野焼き・壺編

野焼きの話、まだまだ続きます。
今日は、小さな作品ではなく大物の話。
大物は、薪を灰にして壁の中に入れても
口元まで炎が当たらない、、かもしれない。

という事で、写真のようにトタンで
壁を足してやり、その中にオキを入れて
窯の中の窯にしてあげることで解消~!
何度か、野焼きのワークショップ(?)
研究(?)をされているので、
こういう時は、これで解決!という
経験からくるベストな答えを導き出され

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野焼き・本番編

野焼き・本番編

さて、昨日素焼きしていた野焼です。
昼前から火を入れてじっくり乾かした作品を
灰を壁側によけてから、中に並べ入れ、
壁の上に薪を組んで点火し、
イイ感じの炭になったら中に入れていく。
と言う、独特の野焼き方法で進んでおります。

話を聞いた時、ビックリ。
なぜなら、野焼き=わらで包んで焼く。
と思い込んでいたから。
もしくは、少しくぼませた地面に
藁を引き・作品・ワラ。
何なら、何かで覆い点火。

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野焼き(素焼き編)

野焼き(素焼き編)

おまたせいたしました。
野焼きの素焼きのお話です。
素焼きとは、800度で焼き固める作業です。

作って乾かしたては、もろくて危ないですが、
素焼きされたものは、粘土の中に含まれる
なんやかんやが焼かれて無くなり、
無数の小さな穴が開いていて
スッカスカなので、さらにもろいという
危ない代物。
軽くなるというメリットはありますが。

そして、話を戻して。
野焼きの素焼き。
以前も少し書きましたが、

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立て込んで・・

立て込んで・・

こんにちは。
今日は、用事が積み重なってアップアップ。
今の心境を表したのが冒頭の写真。
雨ざぁざぁ!

心の声はこれぐらい溢れそう。
ギャーーって叫んじゃいそう。

暇・暇~とぼやくよりイイですが、
効率よく方つけないと、何一つ終わらずに
今日と言う日が終わりそうです・・(笑)

明日は野焼きの話、マジ書くし!
という事でまた明日。
Please stay healthy and stay sa

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カマキリ

カマキリ

太陽の力で作品をもうひと乾かしさせていた
とある昼さがり、何やら緑色のものが・・

カマー!!(威嚇)

そうです、カマキリがお散歩なのか、
捕食のための遠出?なのかで、
通りかかっておりました。
そして、奴らは目が合うと威嚇してくる。

大きなカマをもたげて、ギロリとにらむ。
あの複眼の眼でロックオンされている・・
そう想像すると、捕食される虫は
それはそれは恐怖が湧きあがるだろう・・
と、毎回

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野焼き

野焼き

今日は、野焼きについて書きます。
冒頭の写真は、春の芽吹きの為に
枯れた植物をやき、それを栄養分とする焼き方。

関西だと奈良の若草山の野焼きが有名です。
調べてみました。
その昔、山のてっぺんの古墳から出る幽霊が、
山を焼くと出なくなるという迷信があり、
勝手に燃やされ、近隣のお寺などが
火事に見舞われることが再三起こった為、
奈良奉行所が立ち会って、
野焼きをするようになった。
そういう行事が

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棚・2

棚・2

棚つくり、2話目です。
安心してください。
今日で終わります(笑)

さて、親子で参加した工作教室、
電のこ、電ヤスリ、ドリル、のこぎり、
くぎ打ち(とんかち)等々、
工作には付き物のワクワク道具たちを
駆使し、できた棚はコレ。

普通に立派―。
台所などの調味料入れとして使ってね。
と、指導員さん達が仰っていました。

学校に提出してうちに帰ってきた後、
顔みたいだと言って端切れで作っていた

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工作の時間

工作の時間

昨日、お伝えしていたように
息子の夏休みの宿題のお話です(笑)

宇治市が募集をしていた親子体験です。
去年は「棚」。なかなかハード。

電動糸鋸を使い、ドリル、電動やすり等、
油断したら指が無くなる系の道具を使う。
しかも、カーブを切り取ったりします。
「安全に作業するには」を考えて
子供も真剣に取り組むのですごく素敵。

「これは子供の宿題。
これは子供の宿題。私は保護者・・」
念仏を唱えるか

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初詣

初詣

三が日のうちに、家がお世話になっている
宇治上神社へとお参りは済んでいるのですが
宇治神社へは新年の御挨拶がまだでしたので
夕暮れの誰もいない境内、
仕事帰りにお参りしてきました。

写真を撮ったら、何か写っちゃうんじゃない?
と言うぐらい、静まり返った境内。
拝殿前の小さな鳥居をくぐり、
チャリーンと音を立てて神様の注意をひき、
住所・氏名を伝える。
(神様はありとあらゆる人々の
願う声を聞くの

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花びら餅

花びら餅

初釜(はつがま)

初釜とは・・
年が明けて最初に行われる茶会のことです。
茶道における茶会は略式の気軽な会を意味しますが、
茶道を学ぶ人にとっては、
1年の稽古初めとなる大切な会でもあります。
初釜は「年が明けて初めて釜に火を入れる」
ことを意味し、元旦の早朝に汲まれた水
(若水・わかみず)を用いたお茶が振る舞われます。
(若返りそうで、ありがたそうですものね)

その初釜で振舞われることが

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