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約束の時間の、1時間半くらい前にスタバに着いて 今日分のnoteを書いてしまおうと思ったのだけれど、撃沈してしまった。 「言いたい」と「伝えたい」は全く異なる作業で 伝えるために、どれだけ「言いたい」を削れるか。 今日は、書いた半分を消した。 伝えたいときには、それなりの準備が必要だということを学んだけれど、準備しようと思うと面倒で後手になるのはわかっているので、また勢いで書き始めるのだと思う。 むかしは、「準備のできないわたしはダメなヤツだ…」と思い、いちいちきちんと落
今日は、ドトールでコーヒーを飲んだ。 「コーヒー飲もうかな」って思って、 「やっぱりやめよう」とハッキリしっかり決められずに、 「どうしよっかなァ」というときには、飲むようにしている。 コーヒー屋でしか生まれないものはたくさんある。 それは、この部屋で生まれるもの以上に 余所にいたほうが自由な気分だなんて、なんだか不思議だ。 月に何回くらいコーヒーを飲むだろうか。 多いときは週に1回以上だし、少ないときには月に2回くらいというこの回数が 多いのか少ないのかわからないし、
朝、ハーブティーを飲む。 昨日は、水を飲んでいたと思う。 その前は、コーヒーだった気がする。 冷蔵庫を満たして、 この部屋をドリンクバーにすることを愛している。 いつからか、気づいたらそうだった。 コーヒーは家族も飲むので、切らさないようにしていた。 「そんなに気を遣わなくていいよ。コーヒーなくても平気だよ」と言われて、いつもなぜだかイラッとしてしまう。 確かに、あなたが飲むことも想定しているけれど、決してあなたのためではない。 「コーヒーを切らさないわたし」でいたいだけ
急にむせ返って驚く。 言葉通り、急に、げほげほと慌てて息を吐く。 煙草のせいかなと思ったけれど、火の点いた煙草はキッチンの灰皿の上。 わたしは自室に置いてあったスマートフォンを取りに来たところだった。 しばらく立ち止まって、キッチンに戻る。そしてまた、息が詰まる。 褒められたものでないことは重々承知しているけれど、「煙草を吸う」ということは「息を吸う」ということだと思っている。 いまわたしは何よりも確実に、呼吸をしている。 自分の体にイレギュラーが生じたとき、「煙草のせい
好きって、 まじめに ずっと ひとより いつも 好きじゃなきゃいけないって、思ってた。 ねえ、ほんとうはさ ぜんぜん、そんなことないよ。 コーヒーを淹れるのが好きなくせに、サボってインスタントコーヒーも飲んじゃう。 毎日練習しないけど、ピアノと遊ぶのは好き。 へたくそだけど、うたっているときはいちばんたのしい。 アクセサリーは好きなのに、つけるのがへたくそ。 浮かれて買った本も、ぜんぶ読めてないよ。 うまくいかないね。 理想通りじゃないかもしれないね。 そんなふまじめ
そろそろ、いいかもしれない。 充分、満足した。 そんな気持ちで、ふとんを蹴り上げた。 * 眠ってしまおう、と思う。 ときどき、そう思う。 「少し休もう」ではなく 「もういいよ」と思って、眠りにつく。 「あれもこれもやらなくちゃ」とか、 「今日の日課も終わってない」とか、 「掃除もしてない」とか いろいろ思うけれど、まあまあ、落ち着きたまえ。 眠ってしまおう。 今日のところは、それでだいじょうぶ。 * そんなふうに眠ると、朝が来る。 “相当”寝すぎない限り、最終
夜のコーヒーが、好きだと思う。 大前提として、コーヒーはいつも美しい。 と、わたしは思っている。 淹れたてのコーヒーも、 冷蔵庫で冷めたやつも 朝、目覚めのコーヒーも 川辺でひとり飲む缶コーヒーも 気だるげにお湯をそそぐインスタントコーヒーも ご褒美のスターバックスも あなたと飲むなら、コンビニのアイスコーヒーだって良い。 あなたが淹れてくれた、あたたかいコーヒーだけが、もしかしたら特別かもしれない。 コーヒーは買うものか、自分で淹れるものだから。 * 夜に飲むコー
起きてすぐ、洗濯機をまわしてバスルームに飛び込む。 そうしないとわたしは、もう一度眠ってしまう。 髪を乾かして、洗濯物を干して、掃除をする。 妙にテンションが上がって、「このあとはどうしよう」と意気込む。 そうね、コーヒーでも飲みましょう。 冷蔵庫には、ドリップしたコーヒーが眠っている。 家で飲むコーヒーは、牛乳と半分。 冷たい牛乳に、コーヒーを落とす。 このまま飲んじゃおうかなあ、と勇むような気持ちのわたしに、 もうひとりのわたしが「待てよ」と肩を叩く。 冬だもの
コーヒーをペーパードリップするようになって、もう何年経つだろうか。 ガラスのサーバーは、定期的に割ってしまっているので、もう3代目とか4代目だと思う。 まったく同じものを買うこともあるけど、 近所に売ってない、とか せっかくだから違うのを使ってみよう、とか 別のものを買うこともある。 わたしはいつも、サーバーの限界までコーヒーを落としたい。 だから、サーバーの大きさに合わせて、豆の量を調整する。 今のサーバーでは、豆は「6杯分」だった。 なんでそうしたか覚えてないけど、
インスタントコーヒーの瓶を開けると、 十代の頃のわたしが、現れる。 インスタントコーヒーを日常的に飲んでいたのは、17,8歳から、20歳くらいまでのあいだだと思う。 コーヒーを飲めるようになったのがその年齢で、 20歳を越えたら、ペーパードリップに切り替えていた。 ゴールドブレンドの瓶を、わたしは何度も開けた。 高校生の時に友だちにもらった、ピンクのスヌーピーのマグカップは、他のものより少しだけ大きくて、よく使っていた。 台所が1階にある、実家の記憶が、ぶわりと込み上
ときどき、夜にコーヒーを飲む。 ときどき、「眠れなくなるよ」と同居人に言われるけれど、関係ない。 わたしは、眠りたくないときにエスカップを飲むだけで、 だいたい、いつでも眠れる。 “松永爆睡”というのは、大学時代につけられた二つ名だ。 コーヒーは、いつもサーバーにたっぷりと落とされている。 カラになったら、また落とすので、いつでも冷蔵庫にコーヒーが入っている。 家で飲むコーヒーは”たっぷり”がいいので、たくさん牛乳を入れる。 夜にも、コーヒーを飲む。 だいたい、「もう
今朝も、コーヒーを淹れる。 * コーヒーは良い。 そして、ペーパードリップは良い。 お湯を沸かしているあいだに、顔を洗う。 そして、お湯が湧いたら煙草に火をつけて、ゆっくりとドリップする。 わたしの、大切な時間。 * 何百回、 きっと何千回も、わたしはペーパードリップしている。 サーバーは定期的に割ってしまっているので、もう3代目か4代目になるけれど いつも同じくらいの大きさのサーバーを買って、たっぷりと落とす。 やかんはもう、10年以上同居をしている。 あ
「あ、コーヒーがある」 寝ぼけまなこで、君が言うのが好きだった。 コーヒーをペーパードリップするのは、わたしの役目だ。 5〜6杯用のサーバーに、たっぷり落とす。 サーバーがからになると、またコーヒーを淹れる。 使い終わったドリッパーが洗ってあるし、 さっきお湯を沸かしていたから(大きな音の鳴る、笛吹ケトルを使っている) コーヒーを淹れたことには、気づいているかもしれない。 そんな、「やはりあるな」という声のときもあるし、 冷蔵庫にコーヒーがあることに、ほんとうに驚いて