「クリエイティブ」のじゃまをする「学校」の余計なお世話とは。
ひそかに「芸術家」にあこがれるJUNです。
狂気じみた振る舞いや、人間関係の危うさ。そして、人生をかけて表現する命のはかなさ。
なんとも興味深いものです。
#芸術家に対する見方のかたより
僕たちの人生において「芸術分野」はなくてはならないもの。
もちろん、なくても生きていけるのですが、「あったほうが充実する」のは間違いありません。
そして、現代では、誰もが「芸術家」になれる時代。
むしろ、「芸術分野」は、これからますます発展していくのでしょう。
本日は、そんな話題。
沈みゆく日本を再び元気にするために、「芸術分野」には期待が寄せられているものの、「学校」という組織になると、その「分野」にはめっぽう弱い。
「弱い」というか、「学校教育」で何かしらの貢献をするのは、無理だといっても過言ではないでしょう。
その理由と、「どうにかご家庭で才能を伸ばしてあげてください!!」という切実なお願いでございます。
#本当にお願い
その道のセンスをおもちのお子様を育てていらっしゃる方は、「学校がとやかくいってきたとしても、お子様の才能を伸ばす!」という強い意志を貫いてくださいね。
▼なぜ、「学校」は「芸術分野」に弱いのか。
最初にお断り。
僕が知っているのは、公立の小学校であり、特別なカリキュラムを実施されている素晴らしい学校や、部活動等のある中学校以降は、あまり詳しくないのであしからず。
さて、自分を守ったところで本題へ。
なぜ、「学校」は「芸術分野」を伸ばすことはできないのかというと、ずばり、
といった辛い現状があります。
この中でも特に子どもたちにとってマイナスなのは、「教師の評価」です。
みなさんもご存じの通り、「芸術分野」に特化されている方は、「自分の内側から湧き上がってくるイメージを作品にしている」でしょう。
これは、いわゆる、
「内発的動機づけ」
と、言われています。
この「内発的動機づけ」は、「芸術分野」にかかわらず、どんなことにとっても超絶大切なのですが、非常に繊細なのです。
例えば、図工の時間に製作した作品に対して、
「A評価がほしいな。」
と、思った時点で、これは「内発的動機づけ」を失ってしまっているということに他なりません。
なぜかというと、
なのです。
もちろん、「よい評価がほしい!」と願うのは子どものせいではありません。全てシステムのせいでございます。
当然、「評価されるならAの方がいい。」と思うのは当然でしょう。
だからこそ、特に「芸術分野」では、「小学校教育のたまもの」として、偉大な芸術家は出てくる可能性が低くなるのです。
というのも、1960年代初め、シカゴ美術館附属美術大学によって調査された結果がおもしろい。
その調査では、学生に対して「動機が内発的か外発的か」について調べた後、1980年初頭に追加調査を行い、「学生がどのようなキャリア
を歩んだのか」を調べました。
その結果、
という衝撃的な結果となったのです。
ただ、衝撃を受けつつも、「たしかに!」と納得している自分もいる。
芸術レベル底辺の僕が言うにはおこがましいですが、察するに、
ような気がしますよね。
#底辺芸術家論
ということはですよ。
今の「学校」は何てことしているんですか。
「評価を与える」=「製作を楽しめない」という構図。
もしかしたら、僕たちは子どもにとって大変失礼なことをしてしまっているのかもしれません。
▼まとめ。
本記事では、「芸術分野の評価。本当に先生でいいの?」という内容をまとめました。
もっと言うのであれば、全ての教科において「評価」というのは、「純粋な勉強の楽しみ」というのを奪うものかもしれません。
一底辺教師では、「答え」を出すことはできませんが、「評価する」ということは、「何かを失うこと」という視点は、もっておいても損はないかもしれません。
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