活動を充実させるこつは、意欲を途切れさせないことから。
今週も一週間が始まりましたね! 通常であれば月曜日がめちゃくちゃ苦手な僕ですが、授業が始まってからというもの、月曜日の恐怖を感じることなくスタートを切ることができています。これは、僕の人生にとっても最大の絶好調期間が訪れていると言わぜるを得ません!
長かった休校期間。ずっとイメトレだけで先延ばししていたことも少しずつ実現しています。
まずは、「総合」です。休校期間中の教科学習の補填という、やるべきこととの兼ね合いを検討した結果、総合を国語と合体させる「国総」というスタイルを生み出し、スタートさせました! やはり、子どもたちの中に昨年度の総合が楽しかったという経験があると強いですね! あまり人気があるとは言えない国語も総合とコラボすると、
「もっと続けたい!!」
という声が聞かれるくらいの大人気教科へ早変わりです!
そして、今週から当番活動がスタートしました! 当番活動として動き出すのを心待ちにしていたようで、さっさと打ち合わせを終わらせて早速活動へ移っていく姿が見られました。
僕が提示した仕事内容に、子どもたち発信の仕事が付け足され、当番活動がさらに充実してきました! さすが、子どもたちの発想の柔軟さにはいつも驚かされます!
ここまできたら、次の課題となるのは、「意欲の継続」です! そのために教師ができることは、
「活動を滞らせないこと。」
この一点でしょう。
みなさんにも経験があると思いますが、思い立ったときが一番の行動チャンスです! そこで、
「カクニンシテミルカラチョットマッテテネ。」
とか、
「イッタンミンナダハナシアオウカ。」
という対応をした瞬間から活動は終息に向かいます。
「意欲は宵を越せない。」と思っていた方が良いでしょう。しかし、諸々の事情があって動きがとれない場合もあるでしょう。
例えば、
「先方の許可がとれない。」
「材料がなくてつくらない。」
といった場合は、活動を細分化して今できることに取り組ませましょう。
「電話でどのように交渉するか原稿をつくる。」
「何がどれだけの量必要で、どうやってつくるのか計画する。」
といったように「今」できることに取り組ませ、決して活動を切らしてはいけないのです。
そして、
「終了~~!」
と、子どもたちの活動が志半ば終わるよう声をかけましょう。
これが、俗にいう「ツァイガルニク効果」です。
活動が軌道にのって「これから!」というときに、「はい、続きは次回!」と言われると、とってもやりたくなってしまうという効果ですね!
きっと子どもたちは、明日からの総合学習に思いを馳せ、やりたいことが実行されるのを心待ちにすることでしょう。
▶まとめ。
本記事では、「子どもの意欲を途切らせてはならない。」という内容をまとめました。もちろん、活動によっては
「敢えて立ち止まり、じっくりと自分の立ち位置を見つめ直す時間。」
も必要です。しかし、活動の序盤には向きませんよね。これから何が起きるかも分からないのにいちいち立ち止まらせてはいけないのです。いくら「対話的な話合い」が大事だと言えども、子どもたちの中に話合う必然性とか、根拠となる体験がないのに、「話合いなさい!」という展開は、子どもたちを「話合い嫌い」に育て上げます。
まずは、とことん活動が「楽しい!」と思ってもらうことが大切です。「楽しいからこそ、どうしても何とかしたいと思える問題が出てくる」のです。そして、一人で解決できないから、「みんなで相談する話合い」が必要になってきます。
休校が明け、本格的な学校生活が始まる今だからこそ、「学校ってやっぱり楽しかったんだ!」と気付かせてあげようではありませんか!!
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