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来年の文フリ大阪に参加するために

 「一緒に文学フリマ大阪に参加しませんか?」
 今年の1月から参加させてもらっているnoterさん同氏のグループ通話のチャットで、そのような書き込みを読んだ時、思わず心が躍った。
 私もいつか文フリに参加してみたいと思っている。文フリで過去の詩や、大阪に出てくる前までにここnoteで投稿してきたエッセイをまとめた本を作って販売してみたいのだ。
 しかし文フリに参加するに当たり、本を作ることはもちろん、出店の準備や、会場内の移動など、全盲の自分一人では難しいことがたくさんある。でも誰かと一緒なら何とかなることもあるかもしれないと思った。

 文フリ大阪について早速少し調べてみると、今年の開催は9月とのこと。
 このまま施設訓練生としての生活が順調に進んだ場合、9月は施設退所の時期と丁度重なってしまう。
 今年の文フリ大阪への参加は現実的にちょっと難しいかもしれない。

その翌日、「文学フリマ、まだまだ未熟者なので、もう少し勉強してから出品しようと気持ちが変わりました」というようなチャットが入った。私も今年の参加は難しそうかもと思っていたところだったので丁度良かった。
 でも来年の文フリ大阪にはぜひ参加してみたい。来年の文フリ大阪までに、詩集かエッセイ集を作って販売できたらなあ。

 しかし来年の文フリ大阪に参加するためには、本を作るよりも前にできるようになっておかなければならないことがある。それは単独での電車移動だ。
 去年の3月に大阪に出てきてから、毎日の銭湯や買い物など、施設から最寄り駅付近の徒歩での移動なら一人でもできるようになった。しかし適応障害や過敏性腸症候群の影響から、電車やバスなどの公共交通機関に一人で乗ることに対して、まだ精神的な不安が強く、今だにできずにいる(施設仲間やガイドボランティアさんなど、誰かと一緒なら問題ないのだが)。
 施設仲間には私が執筆活動をしていることをあまり話していないので、ついてきてもらうのはちょっと気がひける。かといって自分の活動にガイドボランティアさんを伴わせるのもかなり気を遣う。
 だからせめて文フリ会場の最寄り駅までは一人でいけるようにしたいのだ。
 そのためにも、これから少しずつ一人で電車に乗ることに慣れていかなければと思っている。とりあえず最初の目標は、一人で京橋の京阪モールに買い物に行けるようになるところからかな。
 来年の文フリ大阪に向けて、一つ大きな目標ができた。

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